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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

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音楽【Dial M - Modern Day Love】

   ↑  2013/11/02 (土)  カテゴリー: 音楽
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初めて買ったレコードやCDは、まるで初体験の相手のような一生の思い出となるものだ。
オレが最初にレコードを買った場所は、今ではほぼ絶滅してしまった、町の小さなレコード屋さん。5坪程度のささやかなささやかなお店だった。
購入したのは7インチのドーナッツシングル盤。1枚700円程度とはいえ、常にカネがなくてうまい棒1 本買うにも往生していたガキの頃のオレにとっては、清水の舞台からダイナマイト抱えて飛び降りるような買い物である。
その時はまずレコードをとにかく買うという前提が先にあって、具体的に何を買うのかはまったく決めていなかったので、狭いレコード店のささやかなシングル盤コーナーの前で、オレはどれを手にするか長いこと悩むはめになったのだった。

そして迷いに迷った末に、ついにレジに持っていった一枚が、このダイヤルMのモダンデイラブ。
LA 出身のデュオで、このデビュー曲がそこそこブレイクしたものの、結局は鳴かず飛ばずに終わってしまった、USニューウェーブの仇花みたいな連中である。
なんでそんな海のものとも山のものともつかない奴らのレコードを選んでしまったのかというと、この曲、当時のラジオCMなどで、かなりのヘビーローテーションでプロモがかけられていたのだ。
今では考えられないことだが、あの頃はそんな得体のしれない海外バンドを、手間とカネをかけて売り込んだり、それで失敗したりしても音楽ビジネスがそれなりに成り立っちゃうよき時代だったのだ。



オレは当時、このビデオクリップに出てくるキーボード肩掛けスタイルを、何故か「斬新でカッコイイ!」と思い込んでしまい(一種の中二病だろう)、血迷ってコルグやカシオのカタログを取り寄せて、華麗なる肩掛けキーボード奏者の道に踏み込みかけてしまったのだが、寸前で「こんなもんぶら下げてても、女の子には絶対モテんわあ!」と我に返って、なんとか危ういところで思いとどまれた。
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このダイヤルM。シングル曲を含んだアルバム1枚の他に、確かもう1つミニアルバムも日本盤が出ていたような記憶があるが、こういうハンパにメジャーだったグループは、かえってデータが残っておらず、今ではそのバイオグラフィすら把握するのが困難だ。
こんな正体がよく分からないようなグループに、大切なレコード童貞を捧げてしまったのも、なんだかなあというような気分だが、しかし後に手に入れたアルバムも含めて、結構愛聴していたかもしれない。
シングル曲を筆頭に案外とキャッチーなナンバーが並び、なかなか佳曲揃いのグループだったと思うけど、いまいちブレイクしきれなかったのは、リーダーであるマイク・カピタンの、ニューウェーブの時代性を考慮してもあんまりといえばあんまりな、奇抜な鬼太郎ヘアにみんながドン引いてしまったからではないだろうか。



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2013/11/02 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【ダイヤルQをまわせ!】メガドラアンオフィシャル脱衣麻雀

   ↑  2013/11/03 (日)  カテゴリー: メガドライブ&メガCD
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人々の暮らしに密接に関わるガジェットの中でも、電話ほど長きに渡って、その様相や環境をドラスティックに変化させていったものは、他にないだろう。
呼び出し電話の風習をアナクロだと笑っていた世代が、やがて慣れ親しんだ公衆電話ボックスの絶滅に直面し、スマートフォンは日本で根付くかどうかなんて論争も懐かしのものになり、今じゃガラケーの方がレッドデータ入り。
電話番号のやり取りすらも、今と昔ではその趣がだいぶちがう。番号の書かれたマッチや名刺を頼りにするなんてことも滅多になくなった。
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雀荘のメンバーカードに記された電話番号を、プッシュダイヤルでやみくもにあたる、このゲームの探偵の捜査スタイルも、ある種の時代を感じさせるが、なにせタイトルからして『ダイヤルQをまわせ!』なんて、時代的説明を必要とさせるものだからしょうがない。
90年代の初期はスーファミやPCエンジン界隈の非公認ソフトが花盛りだったが、これもその一つ。セガはまったく預かり知らない非公式のメガドライブソフトだ。
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この手のエロ系非公認ゲームというのは、ゲームとしてはおよそアバウトでしょっぱいシロモノと相場が決まっているものだが、この『ダイヤルQをまわせ!』は、親父系アーケード脱衣麻雀としては水準平均の内容。
電話番号を頼りに芋づる式に現れる情報保持者たちを相手に、「だったら麻雀で勝負よ」というお約束の下に対戦し、勝利のご褒美として脱衣を拝んで、ついでに形ばかりの情報を貰って、ちんけな浮気調査の意外な真相に迫っていくのだ。
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時は3DOやセガサターンのアダルト指定が制定される前夜。ビーチクパイ見せのビジュアルは、エロ系非公認ゲームの唯一といってもいいアドバンテージであったが、『スーパーリアル麻雀』級ならいざ知らず、いにしえのニチブツやダイナックスレベルのそれは、あんまりありがたみもなく、このゲームも案の定、他の非公認ゲームと同じく、コアなメガドライバーや物好きなコレクターに対してしか訴求しなかったのだった。



この記事に含まれるtag : 麻雀 おとなの時間 

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2013/11/03 | Comment (3) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Grand Theft Auto Ⅴ】トレバーとアメーバ

   ↑  2013/11/04 (月)  カテゴリー: XBOX 360
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ニューウェーブにカントリー、ヘヴィメタルにヒップホップと、各ジャンル満遍なく取り揃えられたラジオ局は『GTA』シリーズの伝統だ。
クルマをパクったときに車内で鳴っているラジオ局は、車種と併せて持ち主の人と態を表していて何かと興味深いが(タクシーを拝借すると99%の確率でヒスパニック系局が鳴っている)、『GTA Ⅴ』の3人の主人公にも、やはりご贔屓ラジオ局が設定されていたりする。
フランクリンはヒップホップ系のRadio Los Santos、マイケルはエレポップ系のRadio Mirror Park、そしてトレバーはLAパンクのChannel X。それぞれのキャラにスイッチしたときに背後で鳴り響いているのは、十中八九これらの局の放送だ。
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プレイヤーごとにも好みの局があるだろうが、オレの場合はトレバーと同じくChannel X(気の利いたニューウェーブ局がないのが、『GTA Ⅴ』の密かな弱点だ)。
Agent Orange、Weirdos、Youth Brigadeなど、個人的に大ファンなバンドがヘビーローテーションされるこの局は、NYハードコア主体だった前作『GTA Ⅳ』のLiberty City Hardcore以上に、お気に入りのラジオ局となっている。
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トレバー絡みのイベントは、どれもこれも名場面の連続だけど、中でも彼がチャイニーズマフィアの通訳にトニー・モンタナ・イズム溢れる安っぽい夢を率直にぶちまけた後、ブチ切れてオニール兄弟の農場を襲撃するシーンは、このロス・サントスきってのノンイデオロギーなアナーキストが、そのピュアな心の内を思わず吐露してしまう極めて印象深い一幕だ。
オニール兄弟のもとにカチコミを決意するトレバーが、それまでかかっていたラジオ局から「こんな曲、気分じゃねえ!」とChannel Xに周波数を切り替え、鳴り響き出すLAパンクサウンドに、「これだよ、これ!」と破れかぶれな気持ちを一層高める瞬間は、これまた目に眩しい素敵なシーンだが、この時にタイミングよく流れた曲がAdolescentsの"Amoeba"。
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AdolescentsはLAパンクのレジェンド的存在で、他のパンクバンドの例に漏れず打ち上げ花火のように輝きあっという間に解散した後、よしゃあいいのに十年以上の時を経て再結成するというパターンを踏んでいるのだけど、その打ち上げ花火時に生み出したアルバムやシングルは、どれも掛け値なしの名盤である。
マジョリティやイケてる連中、リア充たちから疎外されてパンクという表現に行き着いたのは、これまたお決まりのパターンだが、Adolescentsの場合は、そのギーク的な資質が災いして、マチョイズムと表裏一体だったLAパンクシーンからもハブられてしまった、実に八方塞がりな連中だ。
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『GTA Ⅴ』に収録されている"Amoeba"は、そのAdolescentsの代表曲。あらゆるクラスタから疎外され鬱屈した激情を、トニー・カデナは"ナードの小爆発"みたいなやけっぱちのボーカルで、決して反抗してこない顕微鏡の中の単細胞生物に叩き付ける。
パンクの本質が鬱屈の果ての八つ当たりだとしたら、"Amoeba"はまさにパンクロックの鑑みたいな名曲だ。
そしてトレバーの八方破れな人格が形成されていった生い立ちや過程を顧みると、Channel Xの数ある曲の中でも、この"Amoeba"こそがもっともトレバーの人と態を端的に言い表した曲だと言えるかもしれない。
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"パンクの中でもさらにイケてない"Adolescentsリスナーの多くは、鬱屈とコンプレックスを抱え込みながら、抑圧されたまま成長していってしまう。しかし中にはトレバーのように、しっかりと弾けてしまうような奴だっているのだ。
Channel Xでオンエアされる十数曲の中から、"Amoeba"がそのタイミングで流れたのは、恐らくたまたまだったのだろうが、でもオレはその単なる偶然からも、このゲームが生み出すまばゆいばかりのマジックを感じる。

この記事に含まれるtag : GTA 

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2013/11/04 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【憎しみのRosette】闇のBL仕置人

   ↑  2013/11/06 (水)  カテゴリー: PCゲーム
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不夜の街、新宿の片隅にある一軒のバー。なんの変哲もない店に見えるが、カウンターに腰を下ろして、よくよく観察してみれば、ここがありきたりのバーとはちょっと違うことに気がつくだろう。
さりげなく耳に入ってくるのは、適当な参考資料からアバウトにつまんできたような、板につかないカクテルのうんちく。
いや、参考資料なんてのも、こちらの買い被りかもしれない。古谷三敏の「レモンハート」からいい加減に拾ってきたようなカクテルネタと言うべきだろうか。
そんな読む側を居たたまれない気分にさせてくれるスリリングなテキストも、このバーがボーイズラブゲーム界のトロマと恐れられた、あのマリンハートが直営している店だと知れば、少なくともその筋の人たちだけは、なんとなく納得するだろう。
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そしてこの店にもうちょっと腰を落ち着けていれば、やがてティアー・オブ・ハートという聞き慣れないカクテルの名を耳にするかもしれない。
それはこの店の裏メニュー。誰かに激しい憎しみや恨みを抱いたとき、ここに来てそのカクテルの名を口にすれば、美形の従業員たちは、恐ろしき復讐代行者としての裏の顔を垣間見せるのだ。
深い恨み辛みを抱えて、ここを訪れる人のその理由は様々だ。
紅白戦でライバルに卑劣なラフプレーを仕掛けられて、選手生命を失ったサッカー選手。悪辣なホストに店の従業員をなぶりものにされたクラブ経営者。労苦の結晶である研究成果を盗まれた医師。
彼らの思いに報いるために、この狭い店には不必要なくらいな3人のボーイが待機している。依頼が受理されれば、美形のボーイたちは相手先に潜入し、その復讐が正当なものであるかをまず確かめ、そして彼らなりのやり方で復讐を遂行するのである。
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しかしこのゲームは、あのマリンハート産。復讐実行に至るまでの道のりは、いい加減な聞き込み→ついでにお仕置きに使える道具がないかチェック→お楽しみタイムと、実にざっくりとアバウトだが、その過程は別の意味でスリリングだ。
サッカー界、ホスト業界、医療業界。自分の知らない分野のことは、なるべく参考文献などをあたって外堀を埋めてゆくのが創作の常道だと思うが、マリンハートは、そんなうじうじした正論など頑として顧みない豪儀なメーカーだ。
当然の如くサッカー場やホストクラブや病院を舞台にしたやり取りは、読んでるこちらの方がはらはらしてくるほど、珍妙極まりないモノとなる。
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そんなフラストレーションをかっ飛ばすかのように、いよいよやって来たエロお仕置きシーンはアクセル全開。
なにせ今回のテーマは社会的に許されない連中への懲罰なので、エロ行為を執行する側だって容赦がない。
ローター、クスコ、バラ鞭、手錠、試験管、数珠、和蝋燭、便所のすっぽん、アルコール直腸注入。持参の物から現地調達した物まで、マリンハートにしては多彩な責め道具を駆使して陵辱の限りを尽くしてやろう。
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その無邪気な便所の落書きみたいなエロテイストは、こっちの方が気恥ずかしくなるくらい上滑りする地の文章と並ぶ、マリンハートならではの味わい。
その両者がバランスよく同居した『憎しみのRosette』は、マリンハートというメーカーのあまりにも危うい魅力を知る上では、もっとも適した作品であるかもしれない。もっともそんな危うい魅力、知らないにこしたことはないのだけれど。

<18禁BLゲーム>

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2013/11/06 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【パワードリフト】三半規管シェイカー

   ↑  2013/11/07 (木)  カテゴリー: セガサターン
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高田馬場のゲームセンター、ミカドに、セガの体感アーケードゲーム『パワードリフト』のムービング筐体が入荷したとかいう噂が風の便りで聞こえてきたが、この遊ぶ者にかかる負荷のことなんかちっとも鑑みない、まるでトンデモ兵器のようなコンセプトのゲームには、私もその昔に大変な目に遭ったことがある。
ほどよく酔っ払った状態で、セガの体感ゲームを遊ぼうとしたのが、そもそもの間違いだったのだが、とにかく酩酊した私が連れと一緒にふらりと入った三鷹のゲーセンで、その無理矢理の力業だけで構成されたようなゲームは、こちらを待ち構えていたのだった。
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「おー、『アウトラン』っぽいレースゲームだあ」と、酔っ払った勢いで筐体コクピットに座った私を襲ったのは、過剰なんてレベルを通り越した尋常じゃないスプライト攻勢で、ぎゅるぎゅると迫っては過ぎ去るジェットコースターみたいなコースと、それに合わせてギシギシと軋む音をたてながら、前後左右斜めにぐいんぐいんと揺れまくるムービング筐体。
ゲロ製造器と恐れられたR360筐体ほどではないにしても、酔っぱらいを人事不省に陥らせるには、充分すぎるくらいの暴れ馬っぷりである。
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『パワードリフト』にまんべんなくシェイクされて、まるでぐるぐるバットの後にスイカ割りに挑むお笑い芸人みたいになった私は、ふらふらと危ない足取りで自動ドアから外に出た後、通りでクルマに轢かれそうになりながら、ゲーセンからほど近くにあった老夫婦が営む小さいエロ本屋に雪崩れ込み、店のおばあちゃんに菊池エリの乳がいかに素晴らしいかをとうとうと言い聞かせた末に、何故か志方いつみのビデオを一本だけ買って帰ったそうである。
本人は『パワードリフト』のハンドルを握ったとこまでしか記憶にない。気づいたらエロビデオ(まだセルビデオという概念が確立する前だったから、一本あたりの単価がべらぼうに高かった)を抱えてスーツ姿のまま床に転がっていたのだが、そんな恐ろしいトリップメーカーな筐体が、未だに現存していたとは驚きだ。
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元々がアーケードゲームよりも、むしろ遊園地のアトラクションに近いような属性のゲームなだけに、このセガサターン版は頑張っている移植とはいえ、やはりアーケード版の魅力を再現しているとは言いがたいのだが、それでもあの無茶の塊みたいなゲームの片鱗を、DMMでストリーミングできる志方いつみのクラシックAVと並んで、手軽に思い出させてくれる貴重な存在である。



この記事に含まれるtag : レーシング 

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2013/11/07 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |