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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

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【めぞん一刻】想い出のフォトグラフ

   ↑  2013/09/03 (火)  カテゴリー: PCエンジン
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映画の「未亡人下宿」シリーズとコミックの「めぞん一刻」。同じアパートの未亡人という設定を舞台にしながら、それぞれの作品から受けるイメージは大きく異なります。
橘雪子や深美ジュン、愛染恭子ら、色気と母性を過剰に振りまく未亡人が営むアパートに、性欲を持て余した学生や浪人生が転がり込んできて一悶着おこる。
「未亡人下宿」シリーズが確立した、そんなアパート未亡人像を、「めぞん一刻」の音無響子さんは大きく変えてしまいました。
それは70年代と80年代という時代性の違いのみならず、方や大家さん、方や管理人さんという立場の違いもあるかもしれませんが、とにかく響子さんは、"みんなに性を分かち与えてくれるありがたい人"というアパート未亡人のパブリックイメージをリセットしてしまった、功罪相半ばする人なのです。
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大の男がアパート未亡人の部屋を訪れる。70年代の因習からすれば、目的はアレしかないはずですが、何せこれは「めぞん一刻」。
響子さんはアパート未亡人の自覚が完全に欠損しているくらい身持ちが堅い人ですし、一方の五代くんはと言えば、そのうじうじした煮え切らなさには定評がある男。
響子さんの部屋を訪れる理由も、"響子さんの想い出の写真を盗み見る"という、実に腑抜けた目的だったりします。貴様、ちんちん付いてんのか!
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もっともそんな軟弱な目的とは言え、一刻館のヌシである他の住人たちが、そうそう簡単にコトを成就させてくれるワケがありません。
部屋の前や進路にどかっと立ち塞がる四谷さんや一ノ瀬のおばさん。連中を何とか画面からどかして先に進むために、数少ない行き場所やチェックポイントをやり繰りして、アイテム入手やフラグ立てに奔走する。
物事がじりじりと牛歩で進行する、いにしえのアドベンチャーゲームの古典的作法が、これまた強烈に80年代を感じさせますね。
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同じ場所を何度も行ったり来たりする悠長な展開や、他の住人たちの障害物としての役割が、「めぞん一刻」のキャラクターや舞台設定にすんなりと溶け込んでいる、当時としては希有な原作ものADVの佳作。
オリジナルはPCゲームで、HuカードでリリースされたこのPCエンジン版はその移植です。
艱難辛苦の果てに、最後にやっと拝めることになる例の写真ですが、今だとこれ、もしかしたら改正児ポ法に引っかかっちゃうんじゃないでしょうか。



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2013/09/03 | Comment (3) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

映画【めぞん一刻】

   ↑  2013/09/04 (水)  カテゴリー: 映画・DVD
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音無響子役に石原真理子(現・石原真理)。最近では剛力某のキャスティングが何かと物議を醸していますが、これに比べたらおよそ可愛いものでしょう。
コミック原作の映画は、あちこちに不幸をもたらすパターンが多いですけれど、そもそもコミックの映画化が始動するのは、企画を通しやすいとか、スポンサーが付きやすいとか、タイアップし易いとか、そんな理由がまず最初にあり、映画屋にとっては原作はあくまでも、どこかから持ち込まれた単なる叩き台でしかないわけで、その彼らにしてみれば原作のファンなんかは、およそ七面倒くさい対象でしかないでしょう。
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ファンにしたって、原作のイメージとまったく違わない映画になるなどとは、間違っても期待していないクセに、それでも性懲りもなく劇場に足を運んじゃうもんですから、そりゃあそこには当然の如く不幸が生じてしまいますとも。
ましてや80年代あたりになると、コミック映画化が持ち込まれる先は、撮影所叩き上げの職人監督や脚本家たちになるわけで、その彼らと若者の間で人気のコミックとは、およそ水と油の関係です。
この実写版「めぞん一刻」の脚本を手がけたのは、「花と蛇」(74年版)や肉体の門(77年版)、「ツィゴイネルワイゼン」などで知られる田中陽造。
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しかしいくら一流の脚本家とは言えど、彼にラブコメマンガのやたらとうじうじした機微を理解させようというのは、端から無理のある話でしょう。
田中先生も、「なんかワケの分からない原作よこされちゃったけど、まあ勝手にやるわ」なんてワケじゃないんでしょうけど、原作のキャラたちを一応登場させながらも、原作とはまったく関係ない田中邦衛と萬田久子の絡みをメインに据えて、いつも通りにぎとぎとと脂ぎった男と女の機微を描く始末。
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出来上がった映画は、まるでダウナーなエロ抜きロマンポルノみたいな作品に仕上がり、それをよしゃあいいのに観に来た原作ファンが目の当たりにして、「こんなのめぞん一刻じゃない!」などとブチ切れる流れは、傍から無責任に見たら大変愉快な光景です。
そんな中にあって、原作ファンの僅かながらの救いとなったのは、四谷さん役の伊武雅刀のはまりっぷりですが、私がそれ以上に原作と瓜二つと感じたのは、響子さんの義父を演じた有島一郎でした(これが遺作となりました)。

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2013/09/04 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【みんなのコンビニ】時給よこせ

   ↑  2013/09/06 (金)  カテゴリー: ニンテンドーDS
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アイスクリームケースの中にごろ寝を皮切りに、冷蔵庫に入る、食材の上に寝転ぶ、ソーセージをくわえると、次々と自発的に明るみに出るアルバイト店員の乱行。
当該の店の客でもない奴がぎゃあぎゃあ騒ぐなとか、たかだか800円程度の時給でコンプライアンスまで得ようというのが、そもそも虫がいい話なんだとも思いますが、しかしこれらの話題が暇人どもの手によって瞬く間に拡散され、その行為による実害以上の被害をもたらす窮屈なご時世となっては、そうも言ってられません。
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ニンテンドーDSや3DS、モバイルゲームなどには、キッズ向けの職業体験ゲームが氾濫していますが、そんな乱造気味の作品群も、まだ幼いうちから職業倫理をしっかりと植え付け、そのような事態を引き起こさないための歯止めになっていると思うと、なかなか見捨てたもんではありません。
このニンテンドーDSソフト『みんなのコンビニ』も、そんなキッズ向けお仕事ゲームの一つ。
ゲーム開始時はがらんとして商品すらもろくに揃わず、いかにも田舎にあるワケの分からないフランチャイズのやる気ないコンビニ臭がぷんぷん漂うおじいちゃんのコンビニ。
目的はここを繁盛させるだけではありません。最近の騒ぎにより地に堕ちた「コンビニ経営者の血縁アルバイト」の名誉を回復させるのも、プレイヤーに課せられた大切な使命の一つなのです。
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弁当売り場では弁当をきれいに並べ、パン売り場では期限切れの商品を新しいものに入れ替える。
冷凍食品はきちんと霜を取り、新聞はきれいに折りたたむ。店の前はきちんとお掃除し、レジ横の電子レンジも常に清潔に保つ。
各売り場ごとに設定された様々なミニゲームを、タッチペン操作でクリアしてコンビニ業務を要領よくこなしましょう。
しかしコンビニの仕事と言えど馬鹿にできません。私などは早くも、一番最初に選択したジュース類を冷蔵庫に補充するミニゲームに頓挫して、「オレはコンビニのバイトすら勤まらないような男なのか………」と、ガチで落ち込んでいる有様なのですから。
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レジにつけばついたで、会計する商品の7割しかバーコードを通せない始末。先輩の女性バイトは、「まあまあできたね」などとフォローしてくれましたが、実際だったら大問題になってるはずです。
先輩がこうやって気を遣ってくれるのは、やはり経営者血縁のご威光なのでしょうか。そうだとしたら、そりゃこんなことが積もり積もれば、そのうち調子に乗ってアイスケースの中に入りたくもなるでしょうね。
各ミニゲームは難度が極端にばらつきがあるのですが、キャンディーを商品棚の穴に挿すというミニゲームも、個人的にはなかなかの難関でした。
もっともこれは、「いれるあなをまちがえないようにね」などと、思わずこちらが動揺してしまうような紛らわしいアドバイスをする先輩にも、責任の一端があると思います。
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バラエティ豊かなミニゲームをクリアしてゆけば、最初は閑古鳥が啼いていたコンビニも次第にお客さんが集まり、それに伴って新しい商品(と、それに付随したミニゲーム)がどんどん加わります。
プレイヤーの役職も、新人から店員、リーダーと徐々にランクアップ。この上に正社員という役職があれば、私の勤労意欲も、もうちょっとは上がるんですけど。
例え非正規雇用のままとしても、来客数を当社比500%くらいアップさせた私は、すでに時給5000円くらいの働きはしているはずです。
なのに経営者の祖父が私に施すのは、時給アップではなく、エプロンや時計と言ったワケの分からないアイテムばっかり。
これはひょっとして身内だからと舐められてるのでしょうか? それならこっちはこっちで考えがあります。誰かそこのアイスケースの蓋を開けろ! 人の奉職精神を買えるのは、それに見合ったカネだけなんだよ!



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【ザ・コンビニ 200X】ハイデフ退化の改新

   ↑  2013/09/07 (土)  カテゴリー: XBOX 360
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長いことゲームをやっていると、軽く驚かされるようなオープニングムービーにたまに出会したりするが、できることなら負の意味でのそのパターンは、ちょとご遠慮願いたいところである。
XBOX 360のごく初期にリリースされた『ザ・コンビニ 200X』のオープニングに流れるムービーを目の当たりにしたときの衝撃は、軽い驚き程度で納まるようなものではなかった。
「これって……、いったい何!?」と、しばし呆けた後、「今って昭和何年だったっけ?」と慌ててカレンダーを確認し、「この中には、ひょっとして富士通のFM-7が入ってるんじゃないか?」と、思わずXBOX 360の本体をこじ開けたい衝動に駆られたくらいだ。
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『ザ・コンビニ 200X』の、質素とか素朴なんて言葉では到底おさまりがつかないムービーは、それくらいの破壊力を持っていた。
「ゲームを新時代に導く」、「時代はハイデフへ」。360立ち上げ時にマイクロソフトが掲げていたキャッチフレーズに、上からクソをぶっかけているような所業である。
「これもハイデフとやらなんですか?」
『ザ・コンビニ 200X』のパッケージを手に、マイクロソフトの関係者にそう問い詰めたくもなるが、MS側にしたって、この新装開店の花輪の中に葬儀用の花環が混じってるような事態にには、ほとほと困り果てていただろう。
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私はもともと、このようなタイクーン系のちまちまとした箱庭経営シムが大好物で、『ザ・コンビニ』シリーズも、その初代からの付き合いになる。
このシリーズも劇的というほどではないにしても、一応その初代からビジュアルは多少なりともの進化があった。
唯一のイレギュラーはPC版の『ザ・コンビニⅣ~市場制覇~』で、これは前作からできることが大きく縮小し、店内のグラフィックも3Dから、初代と同じのっぺりとした平面に先祖返りしてしまった、その意図したことがまったく掴めない鬼っ子的作品なのだが、マイクロソフトが満を持して放った新時代ゲーム機に、ハムスターがはなむけとして送ったのは、それの安易なコンバート版であった。
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テレビモニターでのプレイ、パッドでの操作に配慮した画面レイアウトやユーザーインタフェースの調整は一切なし。
それなのにオープニングムービーは、相当アレだったPC版『ザ・コンビニⅣ』から、さらに時代にして10年分ほど退化。
いざゲームをスタートさせて、サターンで出た初代『ザ・コンビニ ~あの町を独占せよ~』と、寸分違わないようなゲーム画面に、再び硬直した私だが、しかしハムスターにだって多少の良心はある。
XBOX 360のハイパワーを、すべてゲームの演算処理にぶち込みました。その甲斐あって怒濤のハイスピードで進行するゲーム画面。通常モードが、一般のこの手のゲームの10倍速モードくらいになってしまっているので、私のコンビニで果たして何が起こっているのかが、まったく把握できません。
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普通、このような箱庭経営シムは、客や従業員の動きをのんびり眺めて愛でたり、店の問題点やお客さんの欲求などを掴んだりするもんだが、DVDの36倍速みたいなスピードで行き交う客や従業員の前には、そんなこと到底無理難題だ。
『ザ・コンビニ 200X』と、『A列車で行こうHX』、『アクアゾーン』の三つ(完全版を出して曲がりなりにも落とし前をつけた『A列車で行こうHX』の代わりに、『スーパーロボット大戦XO』を加えるべきかもしれない)は、360初期を代表する、国内メーカーによる三大既存作やっつけコンバート仕事として悪名高いが、その中でも暗黒度がもっとも際立っているのは、やはりこの『ザ・コンビニ 200X』。
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大人の態度に終始するマイクロソフトに代わって、「二度と360の敷居を跨ぐんじゃねえ!」とユーザーから三行半をつきつけられたハムスターであったが、ほとぼりを醒めた頃を見計らって「おたくらの好きそうな洋物のお土産です」とばかりに、今度はよりによって『ヘビーファイア シャッタードスピア』なんて爆弾を手にふらっと舞い戻ってきたりするのだから、ここまで来るとマイクロソフトと我々に恨みがあってわざとやってるんじゃないかとも思いたくなってくる。



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2013/09/07 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【World Series of Poker: Full House Pro】

   ↑  2013/09/08 (日)  カテゴリー: XBOX 360
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手の内は10のスリーカード。もしこれが『Full House Poker』であったら、強気で押しまくっているところだ。
しかし顔色一つ変えずに目の前のチップを淡々とつり上げてくる他のプレイヤーたちを前に、オレは完全に気後れ気味だ。
何故ならオレの手元にあるチップはタダじゃない。定期的に割り当てられる無料のボーナスチップは、とうの昔に底をついた。
今ここにあるチップの山は、アカウントにチャージしてあったお金で買ったモノ。そんな現金に等しいチップで、どうして根拠のない無謀な勝負に走れるだろうか。
目を伏せて手札を投げ出し勝負に背を向けるオレ。それからしばらくして、向かい側のプレイヤーが得意げに開いた8のワンペアを前に、オレは本日七回目の、喉の奥でくぐもるようなうめき声を上げるのであった。
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日本でも配信が始まったXBLAソフト『World House of Poker: Full House Pro』(以下『WSOP』)は、アバターを使ったポーカーゲームとして根強い人気がある『Full House Poker』の発展的作品。
ビジュアルから操作に至るまで『Full House Poker』のそれを、ほぼくまなく継承しているが、その中で大きな違いはと言えば、この『WSOP』はゲーム本体は無料でアイテムが有料販売されている、インゲームストアのビジネスモデルを採用していることだろう。
プレイヤーには定期的にチップがプレゼントされるが、このチップは勝負に使う他に、テーブルやカードのバリエーション、アバターアイテムの衣装、経験値のブーストアイテムや各種モーション(チップトリックやチップの積み方など)を購入する際にも必要となる。
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雀の涙ほどの無料ボーナスチップが消えるのは、それこそあっという間だ。
そのたびにこっちはマーケットプレースに駆け込んで、震える声で「おい、兄ちゃん、チップもう一本放ってくれや!」と、チャージしたカネを切り崩すハメになるのだ。
パチンコ屋やゲーム喫茶ならいざ知らず、まさかXBOX LIVEで1000円札がこんなペースで溶けるハメになるとは思いもしなかったぞ!
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そんな事実上の鉄火場と化している『WSOP』。しかしそれが『Full House Poker』にあった欠点を、ほぼ克服する結果にもなっている。
『Full House Poker』はトーナメントマッチのみ。チップは一つのテーブルで使い切りのスコア代わりアイテムに留まっていて、その価値の重みがまったくなくなっていることから、「最初にいきなり全額ベット」を始めとした野放図な賭け方が横行し、ポーカーのゲームバランスが時として崩壊していたのだ。
だがチップ一枚にそれなりの重みがある『WSOP』では、さすがにそんなバランスブレイカーは影を潜めている(決して皆無ってわけじゃないが)。
『Full House Poker』ではなかなか実現しなかった現実のポーカーに近い駆け引きが、『WSOP』ならばほどほどに味わえるだろう。
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『WSOP』はただのポーカービデオゲームじゃない。早々とドロップして見守る他人の勝負にも息を呑む。
他のプレイヤーにチップを巻きあげられたときの悔しさだってハンパじゃない。
何故からあいつの手元に移ったチップは、命の次に大事な現金をはたいて手に入れた大切なチップ。
このまま終わらすわけにはいかない。絶対に取り返す! 震える手でマケプレから購入した、勝負を続けるのに必要な新しいチップも、やがてあっという間に溶ける。そのひりひりとした感覚に、負けていながら思わず陶酔する。
XBOX LIVEの堂々と開催中の疑似ギャンブル場。捕まる心配は恐らくありません。このゲームは実際にカネをぶっこんでなんぼだぜ!

この記事に含まれるtag : テーブルゲーム XBLA 

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2013/09/08 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |