ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

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【Deadlight】不景気とゾンビと終末の80年代

   ↑  2012/12/30 (日)  カテゴリー: XBOX 360
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その軽佻浮薄なカルチャーから、80年代は浮かれて華やかな幸福の時代と思われがちだが、その陰でアメリカは、右肩上がりの失業率と、歯止めのきかないインフレに苦しめられ、未来の見えない不景気の真っ只中にあった。
そして、これも今ではちょっと想像がつかないことかもしれないが、80年代の半ばは、核兵器下の冷戦が飽和状態に達して、全面核戦争の恐怖が、もっとも身近に感じられた時代でもある。
核戦争の脅威を描いたテレビ映画「ザ・デイ・アフター」が放映されたのは、1983年のこと。この作品は、アメリカに於いてスーパーボウル並みの視聴率を記録するなど、大きな注目を集めた。
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そして、かつては時代を映す鏡だったゾンビ映画は、80年代に入って大きな変貌を遂げていた。
中心人物であったジョージ・A・ロメロは、ゾンビ三部作の最後を飾る「死霊のえじき」で、おのれの作り出した世界の中に閉じこもり、その一方で「バタリアン」や「死霊のはらわた」といった、ジャンルパロディ的な構造を持つ作品が、ゾンビ映画の主流となっていった。ゾンビは、もはや消費される時代に入ったのである。
以降のゾンビの映画やサブカルチャー界隈での扱われっぷりは、もう皆さんご周知のことだと思う。
特にゲームは、お得意様と呼んでもいいくらい、ゾンビの恰好の消費先となり、おおっぴらに射殺やら撲殺やら、やりたい放題の便利な対象として、おおいに重宝されている。しかしそこには、ロメロの「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」や「ゾンビ」にあった、ゾンビ本来の姿は微塵もない。
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止めどない不景気と、すぐそこにある核戦争の恐怖で、どんよりと曇りきった、80年代前半のアメリカ・シアトル。
主人公ランダル・ウェインは、かつてはのんびりとして平和だったカナダの田舎町から、ここにやってきた。
すぐそこにあった終末は確かにやって来た。しかしそれは全面核戦争とは違う形に姿を変えて。
その終末は、未来の見えないアメリカにも、浮かれたカルチャーやバブルの前兆に沸き立つ国々にも、ウェインの住む平和なカナダにも平等に降り注いだ。
有史以来、初めて世界が均等に成らされた中で、ウェインは国境を越えてシアトルにやってきた。離ればなれになったはずの家族を捜すために。
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XBOX LIVEアーケードで、サマー・オブ・アーケードの一環として発売された『Deadlight』は、当時の映画やカルチャーの多くがスルーした、80年代の真の姿を映し出す鏡としての、そして消費される対象ではないゾンビの姿を描くことにチャレンジした野心作。
そしてその序盤は、とてつもなく魅惑的でエキサイティングなものだった。
ここに出てくるゾンビは、無限に湧く気の利いた標的でも、嬉々としてヘッドショットを決める対象でもない。この世界が生み出した、あまり正視できない事象の一つだ。
恐怖も、絶望も、憎悪も、不条理も、すべてはゾンビではなく、それを生み出した世界にある。
『Deadlight』で緻密に描かれる、その終末感なんて言葉が生やさしく思えてくるような世界の様子は、そこに身を置くことがやるせなくなってしまうくらい圧倒的だ。
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しかし、その世界をゲームという枠に落とし込むために、便宜的に取り入れた横スクロールアクションという作法が、それをすべてスポイルしてしまった。
生々しい世界描写やストーリーと、ゲームとしての体裁と、そのぎこちない継ぎ合わせの矛盾が最大に現れてしまったのが、ラットマンという世捨て人の地下世界で、初見殺しの一発死トラップに右往左往させられる、退屈極まりないチャプター2だ。
全3章構成の中で、もっともボリュームのある、そのくせ話の本筋や外界からは隔絶されたこのパートは、チャプター1の、緩やかなで静かな盛り上がりを、あっという間にクールダウンさせ、ウェインと終末世界との関わりや、その記憶を追い求める旅路も、すべてリセットしてしまう。
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『Deadlight』はゾンビものの正統派というせっかくの素材に、ゲームとしてのボリュームを水増ししようとして、調理者が余計な手を加えてしまったような、実にもどかしいゲーム。
あの溜息が出るかのような序盤は、こちらのハートをぎゅっと鷲掴みにしていただけに、中盤の失速は心底もったいなく感じる。
廃墟と化したホッケー場や、荒んだ軍基地など、これまた魅力的なロケーションをバックに展開する、政府不信や軍不信といった、これまた80年代的な要素を絡めながら、エンディングに向かって怒濤のように進行する終盤も、あのチャプター2のおかげでちょっぴり水を差されてしまったかな。

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2012/12/30 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【ミスティックアーク】孤独の世界

   ↑  2012/12/29 (土)  カテゴリー: SFC&N64
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「キャプテン・スカーレットと海賊の秘宝」の、干上がった海に残る海賊船と、そこに巣くう海賊たちという設定に、どこか既視感を覚えたんですが、それがスーパーファミコンで出たエニックスのRPG、『ミスティックアーク』の中の、"砂の世界"であることに気づきました。
"砂の世界"は、砂漠の海にポツンと残る二艘の海賊船を巡って、猫海賊たちが争う世界。
『ミスティックアーク』は、元々和製RPGとはあんまり相性のよろしくない私が、珍しく気に入って最後まで遊んだ、数少ない作品の一つ。
始まりの舞台となる、風と打ち付ける孤島に、ひとりぼっちで佇む主人公が、最初に触れる外界が、この"砂の世界"です。
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"砂の世界"に限らず、このゲームで巡ることになる様々な異世界は、どれもおとぎ話じみた奇矯なものばかり。
人々が巨大な果物の中に住む"果物の世界"、大人の居ない街で子供たちが好き勝手に暮らす"子供の世界"、色や音が失われた"緑の世界"など、そのどれもが、まるで夢の中を彷徨っているかのような、現実感がかけらもない世界。
それぞれの世界での主人公の立場は、まったくの異邦人。住人たちの悩みを聞いたり時には助けたりして、彼らの信頼を得て行く主人公ですが、いくら住人から慕われ親密になろうと、その世界に主人公の居場所はないという感覚は、最後まで拭えません。
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その中で唯一現実感があるのが、始まりの舞台となり、主人公が各世界を巡る起点となる孤島。
しかし、ここは無人の神殿があるばかりで、他には人っ子一人居ない、あまりにも孤独な世界。
この神殿で手に入れたフィギュアに魂を宿すことで、二人までの同伴者を得ることができますが、彼らは基本的に人格をまったく持たない立場。単調なコマンド式戦闘にアクセントを付けるだけの存在でしかありません。
ストレンジャーである主人公の道程は、孤独さを強烈に感じさせるものとなるのです。
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RPGとしての単調さも、適度に挟み込まれるパズルやアドベンチャーパートといった変化球により、さほど気になるものではなりません。
オムニバス風に織り込まれた異世界たちは、例えどんなコミカルな世界であっても、得も言われぬ物寂しさが同居しており、淡い色調のビジュアルや音楽が、その空気を後押しします。
そんな一種独特の雰囲気が深いインパクトを残す、和製RPGにとって、もっとも幸福なプラットフォームであったスーパファミコンが、その末期に放った、とても印象深いRPGです。



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2012/12/29 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【NOeL 3】背徳のクリスマスイブ

   ↑  2012/12/24 (月)  カテゴリー: セガサターン
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イブの夜を寂しく一人で過ごす非リアの皆さん、ご機嫌いかがですか?
オレはこれから、知り合いの子たちに誘われて、女子高で開催されるクリスマスイブパーティーで、青いフェロモンに囲まれてウハウハの予定です!
そう浮かれるオレの元にかかってきたのは、当のお誘いガールズの一人、ナード娘の岡野由香からのビデオチャット。あー、うん、交換用のプレゼントとか、ちゃんと買ってあるから、わざわざ心配しなくていいよー。
「あのね、みんながパーティーの準備をしていたらね、武装した怪しい男たちが突然入ってきて、みんな捕まっちゃってるみたいなの。お願い、助けてくれない?」
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あー……、うん、……イブはどんな斜め上の事態が起こっても、おかしくないからねー。でもそういうのは、ぶっちゃけオレじゃなくて、警察に相談してくんない!?
「それでね、君には学校のネットワークをハッキングして、みんなの安否と、どこに捕まっているのかを調べて欲しいんだ。君のパソコン、ハッキング用にOS勝手に書き換えておいたから。じゃあ、よしなに!」
人の話を聞けよ! オレのパソコンに勝手なことしてんじゃねえよ! だから警察に頼めって……、おい、お前じゃラチがあかないから、代歩呼んでこい、 代歩を!
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今どきの娘に、おしとやかな体育会系、そしてネジの外れたナード娘。三人の女の子と、ビジュアルフォン越しに会話のやり取りを楽しむ。
プレイステーションで登場した『NOeL NOT DiGITAL』は、未完成ながらも革新的なコンセプトにチャレンジした野心溢れる作品でした。
女の子との取り留めのない、電話でのながら会話を再現しようとしたために、ドラマチックな盛り上がりにはおよそ欠けた呑気なゲームだった『NOeL NOT DiGITAL』。
そのメンバーが再登場する実質的な続編『NOeL 3』は、何故かプラットフォームをPSから落ち目のサターンに鞍替え。そしてその中身も、平穏極まりなかった一作目とはうって変わって、いきなり緊迫の大事態だ! だからオレじゃなく警察になんとかしてもらえ!
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しかし一作目で、日常性の高い他愛もない会話を、あれだけ交わして親しくなった女の子たちの危機です。ここで一肌脱がないわけにはいきません。
一作目は、ゲーム画面は、すべてビジュアルフォンのスクリーンという設定でしたが、この『NOeL 3』は、それがパソコンのモニタースクリーンに。
ゲームは一部ムービーを除いて、この画面から逸脱することはありませんし、ゲーム内の様々なコマンドや、セーブなどのオプションメニューへのアクセスも、すべて主人公が操作する疑似PCのOSを通して行われます。
さあ、勝手に変なもんインストールされちゃったマイPCで、私立江珂高校のネットワークに潜入だ!
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クラブ、図書館、特別教室、管理棟、各サーバごとに細かく存在する端末をたどって情報収集。
すると様々な興味深い情報が出てくるわ、出てくるわ。クラス名簿、出席簿、さらには生徒たちのメールやチャットといった通信データまで。
何せ年頃の女の子たちの、門外不出な個人情報です。そこから読み取れるのは、女子高生たちの赤裸々な人間関係。
もう目を凝らして、それらを手に入れるなり片っ端から読み倒していると、一作目のメインヒロインである今どきっ子、清水代歩のメールチャット文書を入手。あわててそれに目を通してみると……、おーい、 岡野! 岡野居るか!?
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「どうしたの!? 何かみんなの手がかり見つかった!?」
おおい! 代歩がオレの知らない男と、何か親しげにチャットしてやがるぞ! この亀井って男、一体誰だ!? こいつ、代歩の何なんだ!?
「……今、起こってる事態と、まったく関係ないじゃん、その情報!」
そっちに関係なくても、オレには大いに関係あるんだよ!
「その代歩も危ない目に遭ってるかもしれないんだよ。もっと真面目にやってくれない!?」
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そ、そうだった。今のオレには囚われの身になってる3-B生徒たちを助けるという、大事な使命があるんだった。
何とかして情報を収集し、彼女たちの監禁場所を特定しなければ。例えば保健室のデータを調べて入室記録をチェックしてみるってのも、いいかもしれないな。
すると出てくるわ、出てくるわ、彼女たちの健康診断や身体測定の結果が。そして、……こ、これは! おーい、 岡野! 岡野居るか!?
「どうしたの!? 何かみんなの手がかり見つかった!?」
この身体測定のデータによると、代歩のバストは82ってことになってるけど、もっとあるように見えないか? それと、このバスト92ある遠見って子、今度紹介してくんない?
「……全然関係ないよね! あのね、時間がないんだよ!?」
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あ、ご、ごめん。真面目にやるからさ。そうだ、今日たまたま用事があって、学校に来ていなかった生徒が居るかもしれない。彼女たちの日常行動の記録を漁れば、本日不在な生徒を探索対象から外すことができるだろう。
すると出てくるわ、出てくるわ、夜遊びの写真に始まって、今どきの女子高生たちの乱れた生活の実態が! 異性交遊から、 風俗関係に出入りしてる子、さらには密かにエロ小説を書いてプロ作家デビューしてる子から(出版社からの印税振り込み通知で判明しました)、妊娠してる子まで! そして、……こ、これは! おーい、 岡野! 岡野居るか!?
「どうしたの!? 何かみんなの手がかり見つかった!?」
こっ、こっ、こっ、この写真、何なんだ!? ベッドの上で、代歩と必要以上に親密そうな雰囲気を漂わせてる、この男は一体誰だ!? 代歩の何なんだ!?
「……こうしてる間にも、クラスのみんなはね、命が危険に晒されてるんだよ」
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いや、悪かった。今はそれを追求している場合じゃなかったな。そうだ、そもそも武装したテロリストが、何故女子高なんかを占拠したのか。それがこの事件一番の謎だよな。ハッキングレベルも上がったことだし、学校の管理サーバーに侵入すれば、何かその理由が分かるかもしれない。
すると出てくるわ、出てくるわ、学校関係の様々な裏資料が。そして、……こ、これは! おーい、 岡野! 岡野居るか!?
「どうしたの!? 何かみんなの手がかり見つかった!?」
しゃ、写真部の画像フォルダから、代歩の手ブラ着エロ写真が見つかったんだけど、これと似たような画像がある場所、お前、他に知らないか!?
「……君に助けを求めたのが、そもそもの間違いみたいな気がしてきたよ」
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緊迫のサスペンススリラーの名を借りた、背徳の女子高生クラス全36人分個人情報収集三昧。
下手なエロゲーなんかよりも、本質的な部分で遥かにエロいこの『NOeL 3』は、テレクラゲームと呼ばれた『NOeL NOT DiGITAL』の遺伝子を確かに受け継ぐ、まさに正統な続編です。
イブに声優さんたちの発信情報を逐一調べて、その行動をチェックしている人たちの気分がよく理解できてくる。そんな『NOeL 3』と過ごす、世界一救いのないクリスマスイブでした。



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2012/12/24 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【NRA Gun Club】正しい銃愛好家のための正しい銃ゲーム

   ↑  2012/12/22 (土)  カテゴリー: PS2
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コネチカット州で起こった痛ましい銃乱射事件を受けて、アメリカで再び吹き上がった銃規制論議。
これに対して、アメリカ最大の銃所持者ロビイスト団体NRA(全米ライフル協会)が会見を開くことを予告。さしもNRAも今度ばかりは主張の後退を余儀なくされるのでは、との予測もありましたが、いざ蓋を開けてみればこの会見は、「銃を持った悪人を阻止できるのは、銃を持った善人だけだよ」、「すべての学校に武装した警官を常駐させればいいんじゃね?」と、常日頃の主張からまったくブレてない内容に終始しました。
さらには銃乱射事件を起こすような人間を育てる土壌は、暴力的なゲームや映画、ミュージックビデオによって培養されていると、こちらもまた予想された方向へボールをパス。
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またもやスケープゴートに挙げられたビデオゲームですが、じゃあこれに対して「ゲームは青少年の健全な育成には悪影響を与えない」と、断固として言い返そうにも、対戦ゲームの晒しスレなんかで沸き上がってる人たちや、FPSの成績が自我を発露できる唯一の場所と化してる人なんかを見ちゃうと、反論のために振り上げた拳を、つい弱々しく降ろしそうになっちゃいます。
今回の会見で、一気に"ゲームの敵"のポジションに降臨したかに思えるNRAですが、しかしここは"ゲーム脳の人々"のような、純粋反ゲーム論者ではありません。
何せNRA自らが監修の下に、PCやコンソールに向けて数本のゲームをリリースしているくらいですから。
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NRAが提唱する"若者に暴力的な衝動を植え付けない正しいビデオゲーム"。その代表的な作品が、PS2でリリースされた、この『NRA Gun Club』です。
しかし、いくら反暴力的なゲームと一口に言っても、例えば動物たちが棲む森で、のんびりとスローライフを送るゲームみたいなものを、さすがにNRAが監修できるわけがありません(NRA会員の多くは、むしろ森に棲む動物たちを撃ち殺す立場の人たちです)。
餅は餅屋、NRAは銃。だけど人を撃ち殺せる暴力的なゲームなんてとんでもない。撃っていいのは、シューティングレンジの標的だけ。
さあ、正しい銃愛好家として、射撃場やカーニバルで行われる、様々な射撃競技に挑んで回るのです。
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この『NRA Gun Club』は、早い話がガンシューティングゲームの練習用ステージが、最初から最後まで続いているようなもの。
作った側も、さすがにその単調さを承知しているのか、ボーリング風にアレンジしたターゲットや、カーニバルの射的風など、出来る限りの変化球を用意していますが、しかしやってることは結局みんな同じ。
2ステージもプレイすれば、当然の如く飽きてきて、「こんなチュートリアルもどきの繰り返しばかりじゃなくて、人とか撃ってみたいんすけど!」などと、つい言ってはならない一言が出てきてしまいます。
そうなるとNRAサイドも慌てて、「しーっ! そういうのは実銃使って実際にやってくれ。ただし不審人物限定!」と、こちらの暴力的衝動に釘を刺してくることでしょう。
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監修しているところがところですから、一見物凄く特異な印象を受ける『NRA Gun Club』ですが、この手の銃愛好家に向けたゲームは、『Cabela's』シリーズを筆頭に、狩猟ゲームとして一大勢力を築いているジャンル。
あの手の狩猟ものやアウトドアものには、たいてい猟銃を自由に試し撃ちできるシューティングレンジが用意されていますが、『NRA Gun Club』は、そのシューティングレンジパートだけを抽出したようなゲーム。
狩猟ゲームでは、試し撃ちのときに生じる「あー、これで動くもの撃ってみてー」という衝動を、ゲームの中で即座に鹿やウサギやリス相手に発散できますが、このゲームの場合は、それのぶつけどころがまったく無いのが、何とも困ったところですね。

<北米版 / 日本のPS2本体では動作しません>



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2012/12/22 | Comment (1) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【紙ふぶき & ピロピロ笛】舐めてんのか!

   ↑  2012/12/21 (金)  カテゴリー: XBOX 360
「他機種で完全版」や「本体週間実売数」なんて言葉にビクともしない、よく訓練されたタフなXBOX 360ユーザーを、心底うちひしぐ魔法の言葉。それはジンジャーマンクッキーだ。
いったいどういうことなのか、XBOX 360ユーザーでない方たちに説明すると、XBOX LIVEでは、この時期に二週間に渡って、恒例のカウントダウンセールが行われる。
これは毎日日替わりで、LIVEアーケードのゲームや、パッケージゲームの各種アドオンなどが、プライスダウンされるスペシャルセール。
どんなコンテンツが値下げになるのかは、その日になって蓋を開けてみないと分からないので(まあ事前に情報が漏れちゃってたりもするけど)、開催中はマーケットプレースを開くたびに、ドキドキさせられるという趣向である。
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しかし、LIVEアーケードやアドオンには、様々な事情から日本では配信されていないコンテンツも多数ある。
カウントダウンセールはグローバルな企画だから、セール対象となるゲームが日本国内のマーケットプレースでは扱っていないという事態が、たびたび起きてしまうのだ。
本来のセール対象商品が日本未配信。きっと日本で配信されている他のゲームが、代替としてセール販売されるのだろう。我々はそう信じ、慌てず落ち着いてそれを待った。
だが日本マイクロソフトの、その場凌ぎの対応は、そんなこちらの期待の遥か斜め上を行くものであったのだ。
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代替のセール商品は、なんとアバターアイテムのジンジャーマンクッキー。
スペシャルセールのページで、人を舐めきった笑みを浮かべるジンジャーマンクッキーを前に、我々は「もしかして、本気でこんなもんでお茶を濁せると思ってるのか?」と凍りついたのであった。
これがXBOX 360ユーザーの間で、忌々しい記憶として語り継がれる「2011年末ジンジャーマンクッキーの悪夢」である。
そして、その悪夢も未だ醒めやらない2012年末。我々はジンジャーマンクッキーを遥かに凌ぐインパクトを持った代替セール品、アバターアイテムのピロピロ笛を前に、声がまったく出ないまま、ただ立ち尽くしているばかりだ。
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何が恐ろしいって、カウントダウンが始まってから、まだ4日しか経っていないのに、ピロピロ笛でお茶を濁されるのが、早くも二度目であることだ。
14日に及ぶセール期間中、その半分をピロピロ笛の日になってしまうのも、日本マイクロソフトの日頃の行状から観れば、まったくあり得ない話ではない。
「ハーイ、今日のスペシャルセールはLEGOシリーズのダウンロード版全7作品だぜ。どれか買ったかい?」
「あいにくと日本じゃLEGOシリーズは、ほとんど発売されてねえんだよ!」
「オー、じゃあ代わりに何か安くなってるの?」
「ピロピロ笛」
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「……ホワッツ!?」
「ピロピロ笛! 何度も言わせるんじゃねえよ!」
「オー、それは……、えーと、……日本じゃピロピロ笛が流行ってたりしてるのかな?」
「流行ってるわけねえだろ!(ぴー、ひゅるひゅるひゅる) こんなろくでもないもんが!(ぴー、ひゅるひゅるひゅる)」
「お、おい、落ち着けよ……」
「これが落ち着いていられるか!(ぴー、ひゅるひゅるひゅる)」
2013年の終わりには、今度は果たしてどんなビーンボールを投げてくるのか。こうなったら逆に期待して待ってやろうじゃねえか!



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2012/12/21 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |