ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

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【ときめきメモリアルONLINE】5年目の廃校記念日

   ↑  2012/07/31 (火)  カテゴリー: PCゲーム
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今、私の手元にある卒業証書には、7月31日という、卒業式とはおよそ季節外れな日付が記されています。
5年前の今日は、私の母校、ひだまり高校が、姉妹校であるはるかぜ高校と共に、閉校の憂き目を迎えた日。閉校の理由は、学費の減収による経営破綻という、なんともやりきれないものでした。
それに至った原因をあげつらうのは、死んだ馬に鞭打つような話で何とも気が進まないのですが、まぁ集約すると、深い考えもなしにアバウトなコンセプトを見切り発車でスタートさせ、にっちもさっちも行かず結局は放り出したコナミが全部悪いってことになるんですけどね。
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閉校から1年半ほど遡った2月。オープンβテストの開始と共に華々しく開校した旧さくらの高校は、校舎中のあらゆるところに人が溢れかえっていました。
まだ勢いがあった頃のミクシィで、大々的に生徒を募集した効果もあったんでしょうか。開校間のない頃の、生徒たちの顔ぶれは、かなり雑多なものでした。
「他のゲームは、何かと戦ったり、技量を必要とするようなイメージがあるけど、ここは学校だから、そういったものは関係無さそうなんで、気軽に参加した」
そんな参加の理由を語る、普段はゲームをまったくやらないという人の多さに、「オンラインで楽しむ仮想学園生活」というコンセプトの意外な訴求力の高さを驚いたものです。

だが、この学校に潜む本性を早々と感じ取ったのでしょうか、そんな"普通の人たち"は、数日のうちにたちまち姿を消し、そして無料のβテスト期間が終わると、冷やかし半分で体験入学した大半の生徒たちは揃って学園を後にしてしまい、月額制の正規サービスがスタートする頃には、学内の生徒たちは、かなり偏ったクラスタが選別されて残された形になってしまいました。
そのコミュニティは、今で言うとニコニコ動画のそれなんかと非常に親和性が高かったのでしょうか。もし『ときめきメモリアルOnline(以下TMO)』と、ニコ動の発展時期が上手くシンクロしていれば、この『TMO』のコミュニティも、もうちょっと活発な発展をしていたかもしれません。

しかし当のコナミの施策は、このコミュニティの活性化を後押しするどころか、それにクソをぶっかけるような真似ばかりでした。
ゲーム内スクリーンショットの使用を大幅に制限した"ファンサイト著作物利用規定"なんてのは、その最たるものだったでしょう。
ゲームのスクショを自サイトなどで使用するためには、コナミに申請して承認を受けなければならない。ここまでならば、ある程度は理解できる話ですが、その承認基準のヒステリックなまでの厳格さは、明らかに常軌を逸していたのです。

肝心のゲームに関しては、MMOとはなんぞやの理解もできていない、行き当たりばったりなものだったのに、おのれのライセンシーに関することだけは、必要以上に用意周到。
『ときめきメモリアル』というブランドを守りたいコナミの気持ちも多少は理解できますが、、このゲームに参加したほとんどの人たちは、『ときメモ』というブランドそのものを、ぶっちゃけあまり必要としていませんでした。
そのような運営方針の下に、コミュニティがゲームに活性化をもたらすほどの広がりをみせるわけもなし。
それなのにゲーム自体を面白くさせることに、コナミはまったく無策でしたから、そちらに関してはコミュニティにまったく丸投げ状態。
結局はログインしても駄弁るしかやることがない、ちょっと大がかりなチャットソフトに落ち着いてしまったのです。

そしてそのチャットにも、コナミのヒステリックな検閲が待っていました。
ハンバーガー、フェラーリ、レオナルド・ディカプリオ。何気ない普通の会話に混じったこれらの単語に、唐突に課せられる伏せ字処分。
今の言葉の何が悪かったのか、さっぱり理解できず、会話を中断してただ困惑する生徒たち。
肝心の気を遣うべきところには、まったく気を遣わず、自分たちの保身に絡むことだけには異様なまでに気遣いをみせる。コナミの本性に、生徒たちはこれまたどっちらけであったことは言うまでもないでしょう。

もはやジョージ・オーウェルあたりの小説より、遥かに面白いディストピア社会と化した『TMO』の世界でしたが、そんな超管理体制下であっても、やはり学園生活の中で出会った同級生との絆は捨てがたいものがありました。
だが友情を重んじ、高い月額にも負けず学園生活をまっとうしようとする、学生の鏡のような生徒に対して、コナミはさらに試練を課しました。
生徒の大幅な減少を理由に、それまでにあった7つの系列高校を、ひだまりとはるかぜの2校に統合。
過疎化した学校を併せて、校内の人口密度を増やそうという目論見でしたが、はっきり言って、惰性で続けていた人に、やめるきっかけを与えてしまったようなもの。
そして各校のクラスを合併した新クラスでは、それぞれの学校派閥のクラス内に於ける主導権争いが顕在化したり、あるいは地下でくすぶったり。それがまた、これ幸いと学校から退く理由になったことは、これまた言うまでもありません。

そんなこんなでジリ貧状態を挽回できぬまま終焉を迎えてしまった『TMO』。
ただし、出だしとなった旧さくらの高校入学式の日のことだけは、今でも鮮烈な印象に残っています。
早々とクラスの中心になって仕切っている奴、知り合い同士でこそこそつるんでいる奴、隅で静かにしている奴、そして最初からマイペースな奴など、色んな連中同士が初めて顔を合わせて様子を窺っているその風景は、まるで現実の入学式の日と見紛うかのように生々しい景色だったのです。
それはコナミの、無計画で、行き当たりばったりで、アバウトで、ひとまかせなコンセプトが、ほんの僅かな間だけ実を結んだ瞬間でした。
出会ったばかりのクラスメイトたちと、折しもちょうど開幕したばかりのトリノ五輪などをネタに、教室の隅で深夜から朝方近くまでだらだらと駄弁りあいながら、私はこのいつまで続くか分からない奇妙なコミュニティに、最後まで付きあおうと心に決めたのでした。



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2012/07/31 | Comment (9) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【I Miss My Girlfriend】ゲームの名を借りた公開カンパ

   ↑  2012/07/30 (月)  カテゴリー: XBOX 360
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♪ 俺が目覚めるとしたら お前の隣で目覚めるべきなんだ 俺が外に出るとしたら お前と手を取り合って一緒に出かけるべきなんだ だから俺は500マイルの道のり そしてさらに500マイルを歩くだろう 1000マイル歩いて お前んちの玄関で崩れ落ちる たった一人の男になるために <The Proclaimers - I'm Gonna Be (500 miles)>
人の真心というのは、側に無ければなかなか分かりづらいもの。ましてや男女間の機微ともなればなおさらです。
離れていれば、ただでさえ移ろいやすい異性の心は、タンポポの種みたいにふわふわと飛んでいってしまいがち。遠距離恋愛という言葉が、まるで絵に描いた餅であることも、私だって百も承知しています。
だから、恋人と離ればなれになった若者が、その距離をなんとか埋めようともがく様を見れば、それにそっと手を差し伸べようという優しい心ぐらいは持ち合わせておりますとも。
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「彼女がやむにやまれぬ事情から、遥か遠くに引っ越してしまいました。寂しくて溜まりません。どうしても彼女に会いたいので、ゲームを作って飛行機の運賃をカンパしてもらうことにしました。彼女をこの腕で抱き締める手助けと思って、どうかこのゲームを買って下さい」
このXBOXインディーズゲーム『I Miss My Girlfriend』は、早い話がゲームの名を借りた公開カンパ受けつけ。
どこまでその意図を額面通りに受け取ってよいのか、こちらとしてもちょっぴり判断しかねるところですが、まぁ恥も外聞もなく「困ってるよ」と表明している人に対して、百数十円ほどの金を惜しむほど、私もしみったれじゃありません。
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お試し版の段階では、とってつけたようにおざなりな横スクロールSTGが遊べるのみですが、それについてどうこうケチをつけるのは、社会鍋募金を募っている救世軍の楽器演奏に、「アメリカンアイドル」審査員ばりの辛口コメントをぶつけるくらい野暮なこと。
それにもしかしたら、完全版にするとアンロックされる、"Virtual Back Rub"という謎のモードが、拾いものだったりする可能性もあるじゃないですか。
そう思って、「間違ってもファーストクラスなんか乗るんじゃねえぞ」の一言と共に80MSPを投じ、このメインモードをアンロックしてみると、これはそのタイトルの通り、XBOXインディーズ界隈ではごまんと出て安直の代名詞になっている、コントローラの振動を使ったマッサージソフトでした。
おのれの切実な問題を、他人の懐をアテにして解決しようとする男の誠意を、あまりにも買い被りすぎていたようです。
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「"I'm Gonna Be (500 miles)"の歌を見習って、幾ら遠いと言っても、どうせ地続きなんだから横着せずに歩いて行けや!」
ぶるぶると無為に振動するコントローラを手に、そう怒鳴り散らしたい衝動に駆られましたが、さすがに他人の恋路にどうこう文句付けるのもアレなんで、そこはぐっと堪えました。
でもあれですよね。このゲームを作った彼が念願叶って彼女に会いに行ったら、そこでは彼女が新しい彼氏と、振動するコントローラを局部に押し当て合ってきゃっきゃうふふしていた、なんてオチを妄想する程度は、バチが当たらないですよね。

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2012/07/30 | Comment (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【富士の葉】電子の水琴窟

   ↑  2012/07/28 (土)  カテゴリー: iOS
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あーつーいー。
連日連夜、猛暑日が続きますが、エアコンも扇風機もない時代の連中は、そんな中にでも涼を得るにあたり、ついでに風流も追求した粋人がちらほら居たりしたようです。
コミック「へうげもの」にも登場する小堀遠州(作介)が発案したとされる水琴窟も、そんな涼をもたらす風流な仕掛けの一つ。
庭園の地中に瓶などを埋めて空洞を作り、そこに地表の排水を誘導して、水滴が空洞に落ち反響する琴の調べのような音色を楽しむという、まあ一種の自動演奏楽器みたいなものです。
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"癒し系アプリ"なんて便利な言葉がよく被せられる、このiPhoneアプリ『富士の葉(Fuji Leaves)』のアイデアの元となったのは、明らかにこの水琴窟。
『富士の葉』は、タッチスクリーンに葉っぱと小石の発生装置を任意に配置し、小石が葉っぱに当たったときに反響する音を連続させて、即興音楽のように楽しむアプリ。小石は水琴窟に於ける水滴の役割を果たすわけですよね。
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水琴窟は、上から流れ落ちる水と、空洞に溜まった水の量によって、その音色が常に表情を変えるのですが、この『富士の葉』の場合は、小石が当たったときの葉っぱの傾き角度次第で音程が変化します。
角度の違う葉っぱに、小石が連続で当たるように配置すると、意志を持って作られたメロディのような音を奏で、さらに落ちる小石の数を増やすと、それはまるでアンサンブルのような響きとなるでしょう。
曲っぽいものを作るには、色々とコツが必要なようにも見えますが、あんまり深く考えず、アバウトに葉っぱや石を配置しても、案外それっぽい調べになりますよ。
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自分が設定した"曲"の配置は、いつでも保存可能。さらにメニューの"社交的"から、"一般公衆の歌"を選択すれば、アップロードされた他人の"曲"を鑑賞することもできます(メニューの日本語が翻訳マシン経由の直訳状態なのは玉に瑕)。
音楽自動生成ソフトは数ありますが、シンプルなシステムとコンパクトさを突き詰めたこの『富士の葉』は、"電子の数寄"とでも言うべき風流さを備えたアプリ。
暑い日は、この手のひらに納まる水琴窟の調べに、耳を傾けてみるのもいいかもしれません。



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2012/07/28 | Comment (2) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【バーチャル・ホラー 呪われた館】

   ↑  2012/07/27 (金)  カテゴリー: 3DO
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「ご無沙汰しております。クソ暑い夏に一服の涼をもたらすためにやってまいりました。古今東西の心霊ホラーゲームをご紹介する、ゲーム版恐怖新聞でございます」
真夏にエアコンが壊れることに勝るホラーはねえや、畜生め!
「そのことをこっちにあたられても困るんですけど。ま、そんなときは、身の毛もよだつホラーゲームで、心の底から涼しくなって下さい」
お前が過去に持ってきたゲームで、身の毛のよだつものが、あった試しがないんだけどな。
「そう言わずに。今日は夏真っ盛りということで、決定版とも言えるホラーゲームをお持ちしました。3DOの『バーチャル・ホラー 呪われた館』です」
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ゲームに何でもかんでもバーチャルとかバーチャとかつけてた頃だな。『バーチャル未亡人』とか。
「どうせ例えに出すんなら、もっとマシなゲームの名前を出しましょうよ。バーチャルで体験する呪われた館。呪われたハードに呪われたゲームとは、まさにこのことですよ……、って、ちょっと落ち着いてください! 首締めるのやめてください!」
他人から3DOのこと、おちょくられると、ホント腹立つわぁ!
「じ、自分だって3DOのこと、さんざんネタにしてたじゃないすかぁっ!?」
だからと言って、ユーザーでもねえ奴にディスられたくねえよ! 貴様らに3DOユーザーの屈折した感情が理解できて堪るかぁ!
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「めんどくさい人たちだな、3DOユーザーって……」
なんか言ったか!?
「い、いえ……。何世紀に渡り人々を邪悪な力から守ってきた黄金の聖盤が打ち砕かれてしまいました。その中に封じ込まれていた邪悪なものたちは、古びた館を巣窟にして暗黒の世界を築こうとしています。世界を救うには、この呪われた館に踏み込み、聖盤を繋ぎ合わせるしかありません。ただし! この館から生きて出られる保証はどこにもありません」
いかにもホラーアトラクションらしい前振りだな。
「そうなのです。この『バーチャル・ホラー 呪われた館』は、まさにホーンテッドハウスのようなテーマパークのホラーアトラクション。臨場感溢れる3D視点で、この3DOならではのホラーアトラクションを、心ゆくまでお楽しみ下さい!」
あの手のホラーアトラクションに、一人で入ったって面白くもなんともないんだけどな……。
「そう身も蓋もないことを言わずに」
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で、この恐ろしい館の中で、俺の身を守ってくれるものは、何なんだ?
「この銃をお使い下さい」
………早い話が、これって『DOOM』じゃねえか!
「ま、まぁそうなんですけどね……」
バーチャルホラーだ、ホラーアトラクションだと、さんざん吹いといて、ただのFPSじゃねえかよ。
「いや、この頃にはまだFPSなんて言葉ないし……。ちなみに原題は『Escape from Monster Manor』と言います」
バーチャルホラーのバの字もねえだろ!
「ちなみに『DOOM』では、画面下に写る主人公の顔が、ライフメーター代わりになっていましたが、このゲームの場合は銃を持つ主人公の手がライフメーターになっています。ダメージを喰らうと、この手にかさぶたとかできて少しずつ赤くなってきますので、注意していてください」
分かるわけねえだろ、そんなの!
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「そうおっしゃりながらも、実は結構怖がっているんじゃないんですか? 顔色がちょっと優れませんよ?」
これは3D酔いを起こしてんだよ!
「さ、三半規管、弱いっすね」
それだけの問題じゃねえや! Bungieの『Marathon』シリーズだとか、『スターウォーズ ダークフォース』だとか、『閉ざされた館』だとか、この時期の一人称シューターは、やたらと酔いやすいものが多かったけど、それは主観視点に慣れていなかっただけじゃないぞ。それ以上に、必要以上に入り組んだ迷路のようなフィールドを、同じような画面が続く中、ひたすらぐるぐるさせられるのが最大の理由だな。
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「ま、そんな迷路探索も、この頃の主観視点ゲームの味っちゃあ味ですから、心ゆくまでご堪能下さい」
心ゆくまでご堪能したら、酔ってどうにもならないっつってんだろう!
「鍵を拾ってドアを開けながらフロアを隅々まで探索し、聖盤のかけらを見つけ出したら出口に向かって下さい。そのレベルは無事クリアとなります」
落ちてるアイテムなんかは『ウルフェンシュタイン3D』と同じ構成だし、ホラーという味付けを別にすれば、この手のゲームとしては実に可もなく不可もない印象だな。
「出口に向かうと、どこからともなくこの不気味な館の案内人の声が響いてまいります。ちなみにこの日本版では、何故かワハハ本舗の佐藤正宏さんが、その役を務めていますけど……」
3D酔いに振り回されて、吐き気を抑えながら迷路の中を無駄に彷徨い、、ようやく待望の出口に辿り着いたと思ったら、ダメ押しにファンキー極まりない佐藤正宏ボイス。ここが呪われた館と呼ばれるのは、案外言い得て妙かもしれんな……。

この記事に含まれるtag : FPS ホラー 

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2012/07/27 | Comment (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Test Drive Unlimited 2】シトロエン2CVとヒッピーマーケット

   ↑  2012/07/26 (木)  カテゴリー: XBOX 360
日本でアスファルトやビルの照り返しに焼かれている庶民の皆さん、ボナ・タルダ! 私は今、地中海のさわやかな島風の中に居るつもりです。
なんか落語の"だくだく"という演目みたいですが、まぁ私はビデオゲームには仮想体験としての側面を強く求めていまして、この"だくだく度"の高いゲームほど、私の中では優れたゲームという評価がつくのです。
正直言いますと、我が家ではつい先日にエアコンが憤死し、その買い換えに多大な出費を強いられただけでなく、取り付け工事が来るまでに二週間ほどかかるという、洒落にならないファンキーな事態に直面していまして、しばらくの間は"だくだく"の精神で何とか乗り切るしかないのですが、そんな折りにこの『Test Drive Unlimited 2』は、大変頼りになるゲームです。
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しかし、エアコンの存在を心頭から滅却したい今の私にとっては、エアコン完備が当たり前な最近の車は、完全に御法度状態。
そんな制限の中で、我が家に残された唯一の冷房装置である扇風機が送り出す、生暖かい風を活かせる選択肢は、オープンカーしかありません。
『TDU2』に登場するコンバーチブルは数ありますが、その中で隠れコンバーチブルな存在が、トレジャーハントで入手することのできるシトロエン2CVです。
このゲームに出てくるシトロエン2CVはオープンルーフ仕様。左方向キーでメニューを呼び出し上方向キーを選択すれば、"醜いアヒルの子"の異名を取った個性的なフォルムを覆うキャンパストップがぐいーんと畳まれ、地中海の日差しを直に感じることができる開放的なドライブを楽しむことができるでしょう。
もっともその様は、開放的なオープンカーと言うよりは、作りかけで骨組み状態の車が走っているようにしか見えないかもしれませんが。
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フランスの誇る超ベストセラーカー、シトロエン2CVがこの世に生を受けたのは、第2次世界大戦が終了してから間もない1948年のこと。
もちろん『TDU2』登場車種の中でも、最も歴史の古い車となります。
そんな走る骨董品みたいな車ですから、最高速もせいぜい下り坂の勢いを借りて100キロがやっとのところ。
この車と、ちょっとアクセルを踏み込めば300キロ近く出てしまうヴェイロンを交互に乗ると、まるで別ゲームをやってるみたいな気分になることでしょう。
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シトロエン2CVで名高いのが、映画『ルパン三世 カリオストロの城』の中のカーチェイスシーン。
映画の前半、カリオストロ伯爵の追っ手から逃れるクラリスが駆っていた車が、このシトロエン2CVです。
クラリスは車体を傾けながら、タイヤから煙が出る勢いでカーブを曲がっていましたが、これ、案外誇張でもなさそうです。
この『TDU2』のシトロエン2CVも、せいぜい70キロ程度の呑気な速度で曲がり角に差し掛かっただけで、たちまちぎゅるぎゅると凄まじい音をたてながら、制御不能一歩手前のドリフトをおっ始めるのですから。
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シトロエン2CVでの、呑気な海辺のドライブもなかなかに楽しかったのですが、やはり扇風機の温風を地中海の風だと思い込むにも限度がありました。
あまりの蒸し暑さに、次第に衝動的大量殺人犯みたいな気分になった私が向かったのは、イビサの有名リゾートビーチの一つ、エス・カナール。
イビサタウンから海沿いに北東に進み、イビサ唯一の川を越したさらに北東にある、このビーチに面した街は、イビサ名物の一つ、ヒッピーマーケットが開催されている場所なのです。
スティービー・ニックスみたいな女たちが、適当な雑貨を観光客相手にぼったくり価格で売り捌くこのマーケットに、「ネバー・トラスト・ア・ヒッピー!!」と叫びながらシトロエンで突入し、カーマゲドン三昧でこの蒸し暑さを心頭から滅却しようではありませんか。
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そう目論んだのですが、ゲーム中のこの街では、残念ながらヒッピーマーケットは開催されていませんでした。
アテが外れたことと、Eden Stuidosの相変わらずの気の利かなさに、さらにイライラが募り、他のプレイヤーのオカマでも掘って憂さ晴らししようとしても、シトロエンのスピードではとても追いつきやしません。
私がこの地でエアコン完備の車を再び乗り回すことができるのは(我が家にエアコン取付業者が来るのは)、果たしていつのことになるんでしょうか。



この記事に含まれるtag : テストドライブ 

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2012/07/26 | Comment (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |