ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

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【Talkman Euro ~トークマン欧州言語版~】

   ↑  2012/02/29 (水)  カテゴリー: PSP
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いくらゼロからの手探り言語コミュニケーションと言ったところで、実際に言葉の通じぬ国に行ったら、自分の意志を翻訳して相手に伝達する通訳が居た方が、よっぽど手っ取り早いことは確かです。
しかし、私はイチローやダルビッシュのように、経費で通訳を付けてもらえるようなご身分ではありません。
そんな私にも、PSP本体さえあれば、あとは5千円程度の投資で手に入る心強い通訳があります。
PSPの立ち上げ間もない頃に登場した『Talkman(トークマン)』は、同梱、あるいは別売りのマイクを介して、こちらの言葉を相手の言語に翻訳して、代わりに発声まで請け負ってくれるという、ポータブルな通訳ソフト。
初代の『Talkman』は、英語の他に、韓国語と中国語に対応していましたが、この『Talkman Euro(トークマン欧州言語版)』は、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、そしてスペイン語の5カ国語に対応。
これ一本さえあれば、欧州圏のみならず、中南米圏のスパニッシュを母国語とする国でも役に立つのです。
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本作はPSP専用のマイクロフォンが必須。
パッと見、頼りない外見のマイクですが、見た目で侮ってはいけません。このマイクの力を借りれば、あなたはたちまち即席のマルチリンガルとなれるのです。
もうパリの街角で、麗しのマドモワゼルを前に臆する必要はありません。
PSPに装着されたマイクに向かって日本語で語りかけ、後はボタンを適当に連打していれば、このソフトのメインキャラクターであるMAXという鳥が、その言葉をフランス語に翻訳して伝えてくれるのです。
「あの……、お茶飲みに行きませんか?」
後はよろしく頼むぞ、MAX!
「C'est combien?(ねーちゃん、なんぼや?)」
やめろぉぉぉ、このバカ通訳が!
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このクソ鳥野郎の、肝心の日本語ヒアリング能力が、まるでアテにならないときています。
『Talkma Euro』は双方向通訳ソフトですから、相手にマイクに向かって喋ってもらい、その言葉を日本語に訳してもらうという使い方もできる触れ込みなのですが、これはどんな言語であっても、そのヒアリング能力はどっこいどっこいだと思われます。
フランス語で語りかけようが、スペイン語で語りかけようが、MAXはやっぱりピントの外れた聞き取りを駆使して、コミュニケーションに余計な混乱をもたらしてくれることでしょう。
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MAXの方も自分のヒアリングに不安がある場合は、「もしかしてこんなこと言ったのかな?」と、いくつかの会話パターンを提示して、通訳に万全を期するように努力はしますが、その聞き取り例がどれもとんちんかんだったときには、もうお手上げです。
ホテルのフロントでのシチュエーションで、私が「予約した者ですが」と発言したときに、こいつがおずおずと出した聞き取り例は、「お湯が出ません」、「ツインにしてください」、「部屋に変な人が居ます」の3つでした。
こいつは一体、どんな耳をしているんでしょうか。どうやら私は、とんでもないスカ通訳を掴まされたようです。
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マイクによる入力がまったくアテにならないと分かれば、頼りにするのはRBボタンをぽちっと押せば表示される、旅の会話の定型文。
機内、空港、タクシー、ホテル、ナイトスポット、レジャー施設、ショッピング。様々なシチュエーションで役に立つ会話がプリセットされていますから、後はそこから、「もっとゆっくり走って下さい」、「フォーマルな服じゃないとダメですか?」、「水が止まらないんですけれど」、「パスポートを盗まれました」など、必要とする会話を選択すればよいのです。
中には、「陣痛が始まりました」、「誰か助けて!」、「放して!」、「撃たないで!」などと、明らかにPSPを介している場合ではない会話例もあったりします。
強盗に銃を突きつけられて、慌ててPSPを弄くり回している絵ヅラは、傍から見れば大変愉快な光景ですが、いざ自分がそんなシチュエーションに置かれたら、さすがにそれどころじゃありません。
「もう一人、できれば黒人を呼べますか?」、「踊り子さんのパンツに挟むチップの相場はいくらですか?」、「ごめんなさい。あなたの奥さんとは知りませんでした。てっっきり売春婦だと思って声をかけたんです」等々、旅先で真に必要とされる会話が収録されていないのも、ちょっぴり気にかかるところです。
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何よりもこの『Talkman Euro』は、通訳モードの立ち上げまでに時間がかかり、またいちいち入るローディングが、やたら長いという、実用ソフトとしては致命的な欠点を抱えています。
何か会話をしようとするたびに、PSPの電源オン→メイン画面→『Talkman』のソフト起動→メーカーロゴ→『Talkman』スタート画面→トークモードを選択→長いロード画面→ようやくトークモードが起動→「トイレはどこですか?」。こんな手順をいちいち踏んでいたら、ヨーロッパ8泊10日の旅も、PSPの画面を眺めるだけで、あっという間に終わってしまいます。
なんかこれをわざわざ持ってくより、書店で売ってる旅の会話のポケットブックを持参する方が、100倍役立つような気もしますが、せめて最後にもう一度くらい、このクソ鳥に名誉挽回の機会を与えてやろうじゃありませんか。
あそこにいるイタリア人女性と、ちょっとばかり親密な関係を目指してみましょう。
「あの……、彼氏は居ますか?」
後はよろしく頼むぞ、MAX!
「Che puzza!(臭いぞ、お前!)」
だからいいかげんにしやがれ、このバカ通訳が!

<マイク同梱版とソフト単品版の2種類あり>



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2012/02/29 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【げんしのことば】通訳野郎の要らぬおせっかい

   ↑  2012/02/28 (火)  カテゴリー: PS2
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言葉によるコミュニケーション。それはとても重要なことです。
自分の意志を相手に伝達するには、双方が理解している言語のやり取りに勝るものはありません。
「愛は言葉が無くとも伝わる」などと、よく耳にしたりしますが、言葉なくしてどうやって「カリ首の際のあたりを舌の先で、ちょんちょんと刺激するように」とか、「ヒールの先端部分を私の肛門に突っ込んで下さい」などといった要求を相手に伝えられるのでしょうか。妄言もたいがいにしていただきたい。
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しかし、例え互いが日本語を理解した上でも、コミュニケーションにはおよそほど遠い、一方通行的な言葉のやり取りになってしまう例も、特にネット上なんかでは多く見かけたりもします。
言葉と同時に大切なのは、相手の言うことを尊重し、理解してあげようという広い心です。
そう、この『げんしのことば』に出てくる、空から落ちてきたワケの分からない生き物の言葉にならない言葉にも、寛大な心で耳を傾ける原住民のように。
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主人公は銀河調査会社の惑星調査員。無能と無気力が祟ってリストラ寸前の身ですが、そんな崖っぷち状態でラストチャンスとばかりに訪れた星で宇宙船が故障。辺境の惑星で遭難状態になってしまいました。
その星には原住民たちが、素朴で原始的な生活を営んでいますが、主人公は彼らの使う言語はちんぷんかんぷん。
「だからコトバのベンキョーしとけって、あれほど言ったのに!」
ナビゲーション役の機械生物からは、そのような非難を受けますが、なんか英語が喋れることがグローバルスタンダードになった世界に、まったく対応できない日本人みたいで、私としても非常に耳の痛い話です。
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言語知識がまったくゼロの状態から、原住民たちの言葉を断片的に理解して、コミュニケーションを成立させ、お話を進めて行く。
この『げんしのことば』は、"異文化との手探り状態からのコミュニケーション"をテーマにしたゲーム。そしてこの個性的なコンセプトを、イマイチ巧く消化しきれなかった、非常に惜しいゲームなのです。
ゼロからの言語コミュニケーションとは、考えようによっちゃ、ずいぶんとハードコアなコンセプトです。
それをPS2の万人に向かれたゲームに噛み砕こうとしたおせっかいの数々が、このゲームを言語コミュニケーション構築とは、およそ程遠い、単なる絵文字合わせの正解探しゲームに留めてしまったのです。
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その最大の戦犯はナビゲーション役の球体野郎の存在。
宇宙船が不時着したほど近くの場所に、足を押さえる原住民の少女が。どうやら事故に巻き込まれてケガをしているようです。
慌てて駆け寄る主人公ですが、少女の話す言葉はさっぱり分かりません。
すると球体野郎がすかさず「これは否定を意味する言葉だね。その反対の肯定を意味する言葉はね……」
……お前が通訳したら全く意味がねえだろう!
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このとっかかりのないゲームを、少しでもユーザーフレンドリーなものに近づけようという配慮なのでしょうか。こいつは行く先々で、「これはこういう意味みたいだね」、「こう言ってるみたいだよ」と、要らぬおせっかいの数々を重ねてくれやがるのです。
こうなると手探りの言語コミュニケーションはどこへやら。もはやこいつの言うとおりに絵文字を合わせるだけのゲームに成り果ててしまいます。
私が昔、韓国に旅行したとき、勝手につきまとって人を引き回し、「私の知っている美味しい焼肉屋に行きましょう!」、「このロレックス、偽物だけど本物だって言ってるよ」、「3万円だよ、3万円。3万円持ってる? はい、出して」などと、人の行動や金の使い道までも、勝手にコントロールしようとした胡散臭いガイドのことを、この球体野郎に思わず重ね合わせてしまいました。
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とにかく、実質通訳な球体野郎の存在で、言葉も通じない地に一人ぽつんと置かれた実感は、およそ乏しく、そして原住民も基本的にはみんなフレンドリー。主人公に対して冷淡な人物でも、とことんネガティブな感情を持っているわけではないので、何としてでも深いコミュニケーションを取らなければと言う、切羽詰まった感覚とも無縁。
異文化コミュニケーションというテーマをカジュアルなゲームに落とし込むのは、色々と難しかったとは思いますが、だけどやはり、このゲームのコンセプトにとっては、親切な配慮は要らぬおせっかいでしかなかったんじゃないでしょうか。



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2012/02/28 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【The Elder Scrolls V: Skyrim】ホンリッヒ湖の羽ペン

   ↑  2012/02/26 (日)  カテゴリー: XBOX 360
遠くから聞こえるドラゴンの雄叫びにも、アイテム欄で存在を自己主張するクエストアイテムにも目をくれず、俺は今日も身を切る冷たさのホンリッヒ湖に潜る。
前回、メイビン・ブラックブライアさんから命じられたクエストを果たすために。
もう達成する必要など全く無いイベントなのだが、しかしこのスカイリムでメイビンさんの意志を拒絶することは、はっきり言って死に繋がる。
ドジを踏んでメイビンさんの命令をしくじった連中が、ことごとくどんな末路を辿っているのかは、もうみんなあちこちで嫌と言うほど目にしているはずだ。
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しかし、この広い湖に沈んだ一本の羽ペンを探し出すのは、容易いことではない。
このスカイリムでは、どんなイリーガルなミッションでさえも、いちいち目標が親切にマーカーで案内されるのだが、このミッションに限っては、それが全く表示されないのだ。
「マーカー? そんなものが表示されるくらいなら、港でいつも油を売っているモールあたりに、とっくに引き揚げ作業をやらせています。それができないから、お前に頼んだのでしょう!」
メイビンさんの厳しい声が飛んできそうだが、とにかく俺はこの湖の中湖から、何の手がかりもないまま、小さな一本のペンを探さなければならないのだ。
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視界の悪い澱んだ湖にあてもなく潜り、息が続かなくなり水面に出ては、岸に上がりファイアーボルトの魔法でそこらに火を点けて、凍える体を束の間あたためる繰り返し。
そりゃあ確かにリフテンは、スカイリムの中でも比較的南方に位置する街だが、それだってこの辺りの気候は、現実に例えれば秋も半ばの諏訪湖湖畔みたいなものだ。
11月の諏訪湖に裸で潜ってみろ。充分死ねるぞ!
それでも俺が、他のクエストをうっちゃって、この任務を献身的にこなすのは、メイビンさんをただ恐れる以外にも理由がある。
これは他の連中が軒並みしくじって、メイビンさん自身も半ば諦めかけていたような案件。それを見事達成できれば、メイビンさんの俺を見る目も多少は変わってくるだろう。そう、便所コオロギ扱いからカナブン扱い程度にまでは。
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そして覚えめでたくなれば、メイビンさんの身内に近いポジションを得られるかもしれない。
メイビンファミリー。これまた現実に例えれば、橋田ファミリーみたいなもんである。
ここに混じることができれば、沢田雅美みたいにドジを踏まない限り、一生食いっぱぐれることはない。
メイビンファミリーに加わる方策としては、メイビンさんの娘のインガンをたらし込んで、婿養子入りするという手も考えられるが、だけどあんなのと結婚して、「はい、あなた、今日の夕ご飯は巨人のつま先の骨の粉フライと、沼の群生キノコのサラダ&トロールの脂ドレッシングよ」なんて、実質錬金術の実験台となる毎日を送るのは、さすがにぞっとしない話だ。
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この捜索を始めて、果たして何日目になった頃だろうか。相も変わらずアテもなく湖水に潜った俺の目に飛び込んできたのは、湖の底に沈む小舟の残骸。
もしかしたら、あれがヴォルドの薄ら馬鹿野郎が座礁させて沈めたという小舟だろうか。
水をかく手にも思わず力が入りながら、その残骸に近づくと、そこには砂に半分埋もれた小箱が。
そしてその中には……、あった、メイビンさんが探し求めていた、あの貴重な羽ペン、その名も"複製の羽ペン"が!
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羽ペンを手に湖から上がると、俺はびしょ濡れの裸のまま、メイビンさんの自宅に急いだ。
ぽたぽたと水滴を垂らしながら家に駆け込んできた、濡れ鼠状態の俺の姿に、メイビンさんの顔は引き攣っていたが、俺の片手にある"複製の羽ペン"を目にすると、またいつもの冷徹で打算に満ちた顔つきに戻った。
「見つけてきましたぁ! ご依頼の羽ペン、ついに見つけてきましたぁ!」
「……大きな声を出さなくてよろしい!」
「す、すいません。ところで、このペンを一体何に使われるんでしょうか? なんか"複製の羽ペン"という名前が、非常に気になるところなんですが……」
「そういう詮索をしない方が、お前の身のためです」
「ま、まさか、手塚治虫や本宮ひろ志のタッチを真似たマンガを描いて一儲けするとか!?」
「私は『ぶちギレ金剛!!』のプロデューサーではありません!」
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「す、すいません。……ところで、あのぉ、報酬の方なんですが」
「まさか本当に見つけてくるとは思いませんでしたが、任務をこなしたのであれば、それに見合った報酬を与えねばなりませんね」
「ありがとうございます! 渡鬼レギュラー、頑張ります!」
「……お前の言うことは、時々私の理解の範疇を、大きく逸脱しますね。一体何のことですか、それは!」
「す、すいません。高望みし過ぎました」
「高望みとかそういう以前の問題です。……そうですね、じゃあ約束通り、ヴァルドの負債はこれで帳消しということで」
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「……約束も何も、当のヴァルドはとっくにマーラの神殿前で屍になってるんですけど」
「ヴァルドが生きていようが死んでいようが、お前とそれ以外の約束をした覚えはありません」
「そ、そう言われてみれば、確かにそうっすよね……」
「もっとも私は、こなした仕事に対しては正当な報酬を与えることを是としていますから、今後のお前の働き次第によっては、その渡鬼レギュラーとやらも、考えてやらないこともありません」
「そ、そうすか……、あ、ありがとうございます、頑張ります」
メイビンさんの前で米つきバッタみたいに頭を下げながら、俺は頭の中で橋田壽賀子と並ぶメイビンさんの姿を思い浮かべるのであった。
そう、メイビンさんならば、石井ふく子を蹴落としてその後釜に座ることだって、決して不可能じゃないかもしれない。
メイビンさんの意志を阻める者なんて、この世に居るわけがないのだから。



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2012/02/26 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【花札トランプ麻雀 デパチカ 和洋中】

   ↑  2012/02/25 (土)  カテゴリー: GB & GBA
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デパチカグルメ。地域スーパーの鮮魚売り場で、イカの刺身の値札が半額に書き換えられるのを、買い物カゴを片手に真ん前でしつこく待ち構えているような私にとっては、とんと無縁なセレブの世界だと思い込んでいました。
しかし、よくよく考えてみれば、東京は立川の北口にある魔窟、第一デパートの地下だって、立派なデパチカです。
今はもうほとんどのテナントが立ち退いて、サンドラッグの健康食品売り場と、奥にある洋食屋だけが、まるでブロンクスのアパッチ砦みたいに孤立して頑張っている状態ですが、かつてのここは立川近隣住民の胃袋を支えた、食の一大中心地でした。
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立川の歴史の生き証人であった、その第一デパートが、5月15日に遂に完全閉店してしまうのです。
コトブキヤは、ジュネは、オタ関連に異様に特化したオリオン書房は、占いコーナーの生活感溢れるおばさんたちは、そして1階でいつも暇そうにしていた喫煙具屋は、果たしてどうなってしまうのか?
それらももちろん気になることですが、それよりも由々しき事態は、ここの人が訪れることも希となったデパチカで、しぶとく頑張り続けてきた、洋食屋サンモリノがなくなってしまうことです。
ここのマスターもいいかげんご高齢。ちょっと前には体調を崩されて、店を長期休業していたこともありました。
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そこに来て第一デパートの完全閉店。これを機に、お店の方はどうやら完全に畳んでしまうそうです。
つまり、サンモリノのナポリタンを、カルボナーラを、ピラフを、そして名物のサンモリノ漬けを食べられるのも、あと僅か2ヶ月半の間のみ!
立川近郊の住人ならば知らぬ者の居ない、この西東京きってのデパチカグルメがなくなってしまうのは、日本の食文化にとって大きな損失と言えるでしょう。
みんな、食べに行くなら今のうち!
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そんなデパチカネタにかこつけて今日ご紹介するのは、このゲームボーイアドバンスソフト『花札トランプ麻雀 デパチカ 和洋中』。
世にゲームは数あれど、タイトルにデパチカを絡めたゲームは、恐らくこれくらいだと思われます。
もっとも、デパチカと言っても、別にデパチカを切り盛りするような経営シムとかではありません。
花札、トランプ、麻雀を、それぞれ和食、洋食、中華になぞらえて、まるでデパチカを散策する気分で、この三種のテーブルゲームをつまみ食いできるという趣向です。
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デパチカでプレイヤーを待ち受ける対戦相手は、中華長女、洋食次女、和食三女の、その名もデパチカ三姉妹。
この三人を相手に遊べる種目は、麻雀、スピード、ポーカー、大富豪、ページワン、こいこい、花合わせの七つ。
もっとも、これらのゲームで三姉妹相手に勝利を得ても、別にこのお姉ちゃんたちは脱いでくれません。
代わりに入手できるのは、フリー素材と思しき料理のポートレートに、お姉ちゃんたちの実写画像を、フォトショか何かでアバウトに合成した意味不明の一枚絵。
こんなものを獲得できても、嬉しくもありがたくもないことは、改めて言うまでもないでしょう。
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ちなみに麻雀と花札における、ご褒美画像の入手条件は、上がり役に応じて。
花札の場合は、まぁなんとかなりますが、麻雀の方は役満をそれぞれ上がることが条件となってきますので、こんな意味不明の画像でもコンプリートしたいと言われる奇特な方は、頑張って九蓮宝燈や天和を完成させて下さい。
こんなわけの分からないコンセプトのゲームが、オヤジ向けの廉価PCソフトならまだしも、何故お子様御用達のゲームボーイアドバンス向けに企画されたのか、それがこの『花札トランプ麻雀 デパチカ 和洋中』最大の謎だったりします。



この記事に含まれるtag : 麻雀 テーブルゲーム 

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2012/02/25 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【恋のサマーファンタジー in宮崎シーガイア】

   ↑  2012/02/24 (金)  カテゴリー: セガサターン
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<2009年2月25日に掲載した記事の、加筆再掲です>
シーガイアは'90年代に宮崎県でオープンした、大型リゾートパーク。私にとっても随分と思い出深い場所です。
南国の香り漂うパラダイスガーデン、波の出る巨大プールを備えたオーシャンドーム、オランウータンのさくらちゃんのショーが楽しめるフェニックス自然動物園、今でも宮崎国際女子トーナメントの会場となっているシーガイアテニスクラブ、そして中央にそびえる高層ホテル、オーシャン45。
もうあらゆる場所を巡ったものでした。もっとも私は生まれてこの方、宮崎県を訪れた事は一度も無いのですが………。
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そんな一人で訪れてもしょうがないような場所を、なんで私がふらりと訪れたのかは分からないし、また何でそんなところを奥菜恵が、これまた単身ぶらぶらしていた理由も不明です。まぁそれがゲームというものなのでしょう。
とにかく寂しい独り身同士、意気投合した私とオキメグは、この宮崎シーガイアを隅から隅まで四日の日数を掛けて巡り歩くことになるのです。
これって早い話がデートではないか! 私がそう舞い上がっていたのも最初のうちだけ。二人でシーガイアの各施設を訪れる度に、私かオキメグの口から放たれるやけに説明臭い台詞の数々。
何故私たちは、はからずもシーガイアの観光案内をしているのでしょうか。と言うかこれって、日曜の昼間辺りにテレビでよくやっている、タレント数人がかりで名所だのアミューズメント施設を回って歩く観光番組と一緒じゃないすか!
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ああいう番組というのは、高田純次だの、くりいむしちゅーだの、森三中だのといった飛び道具が居て、はじめて鑑賞に堪えうる番組として成立するものです。それが私とオキメグで間が持つ訳ないでしょう。
一応それぞれの施設でオキメグが娯楽に興じる動画が用意されてはいるのですが、なにせ動画には滅法弱いと定評のあるセガサターン。画像もギトギトなら尺も短い。
自然と場を繋ぐのは二人の会話となるのですが、正直な話、オキメグを前にして話題にするような事などそうそうある筈もないし、それはあちらも同様でありましょう。
結果として二人の会話は、当たり障りのない実にどうでもいい内容に終始するです。
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そりゃ実際に女の子を前にすれば、そんなどうでもいい会話も楽しかったりするものだけれど、これをいちいち目で追ってゲームを進行させなければならない立場だと話は別です。
そんな"どうでもいい話の見本市"みたいなテキストなど、とっととボタン連打でスキップさせたいところですが、オキメグの立ち絵がほんの少し変化する度に、じーこじーこと音を立てて数秒のローディングが入るとあっては、そうもいきません。
「休みの日は何してるの?」
「部屋でぼーっとしてる」
「部屋でぼーっとするのって、のんびりできていいよね」
「うん」
「嫌いな食べ物ってあるの?」
「当ててみて」
「分かんない、教えてよ」
「トマト」
「何で?」
「ぶにょっとしてるから」
「へー……」
こんなレベルの会話に、否応なしに付き合わされる地獄の時間が、まるまる四日も続くのです。
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まぁ現実に於いても、女の子を相手に、そんな内心気の乗らない会話に終始しなければならないケースだって、そりゃありますよ。
だけどその場合は、来るべき最終ゴールというものが設定されているからこそ、そんな当たり障りのないやり取りも、義務として全うできるのです。
このゲームの場合はどうでしょうか。オーシャンドーム、ボーリング場、動物園、ゴルフ場にテニスコート、ホテルの展望台にディスコにカラオケ、コテージでバーベキュー、もうあらゆる場所を虱潰しに巡って四日間の時を潰していよいよ最終日。
「オーシャン45の私の部屋に来て」
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オキメグからのお誘い、いよいよ最終ゴールだ。私は写真なんか撮らないから安心してください!
ところが男を自らホテルの部屋に誘い込んだにも拘わらず、オキメグが私に寄越したものは、その瑞々しい肉体ではなく馬鹿でかい亀のぬいぐるみ。
「四日間楽しかったわ。これからはこれを私だと思って。じゃあ元気でね~」
……この馬鹿でかいぬいぐるみを抱えて、帰りの飛行機に乗れと言うんですか。ホテルの部屋に男引っ張り込んで、これがオチですか。
「あんたそもそもそんな身持ちの堅い女じゃねえだろ!」
モニターのこちら側で、ついつい声を荒げてしまった私を、誰が責められるでしょうか。
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このゲームが出てからしばらくして、奥菜恵は例の騒動を引き起こし、宮崎シーガイアも営業不振の末に経営母体が変わり、二人でビーチボールを遊んで過ごしたオーシャンドームも閉鎖されてしまいました。
本作の開発元の日本システムサプライも既にこの世になく、動画パートの監督を務めた今関あきよしもその後に事件を起こし、そしてオキメグの写真のお相手は、実刑判決を喰らう身です。
なんか関わった人間が、軒並み不幸になっているような気もするこの『恋のサマーファンタジー』ですが、そんな負のサイクルに抗うかのように、この曰く付きの物件を買い取ろうという勇者が現れました。
その企業とは、なんとセガサミー。セガサターンでゲームを出したリゾート施設が、当のサターンの会社に引き取られる。巡り巡ってとは、まさにこのことでありましょう。
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セガサミーが、このシーガイアをどのように運営するのか、非常に興味深いところですが、ここはやはり、ミッキーの着ぐるみの代わりに、オキメグ本人が園内で媚びを売りまくる、その名も「宮崎オキメグランド」としての再生を期待したいじゃないですか。
VIP料金を払えば、オーシャン45の自室をオキメグ本人が訪ねてくるサービスあり。もちろんオプションで写真撮影もOKです。
あぶく銭を持て余した成り上がりIT社長の類が、シーガイアに大挙して訪れる光景が目に浮かぶようではありませんか。
そうなったら、私だって貯金はたいて宮崎にすっ飛んで行きますとも。この『恋のサマーファンタジー』の借りを返すために!



この記事に含まれるtag : タレントゲー 実写ゲーム 

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2012/02/24 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |