ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

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【TUROK】恐竜世界のナイフサバイバル

   ↑  2011/11/30 (水)  カテゴリー: XBOX 360
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日本ではニンテンドウ64の『時空戦士テュロック』や、羽賀研二がCMを担当した『バイオレンスキラー』なんかでお馴染みのテュロックは、元は古いアメコミのキャラクター。
それが様々な事情から親元が変わり、仕切り直しの形で再デビューしたのは、『バイオレンスキラー』から10年近く経過した2008年のこと。
しかし、精悍なインディアン戦士だったテュロックの風貌は、何故かてんぷくトリオやトリオ・ザ・パンチあたりのコントに出てくるような、無精髭の濃いコソ泥風の冴えないおっさんに変わり果てて、いきなりプレイヤーの度肝を抜いたのでした。
それはまるで、WCWでは英国貴族のイメージで売っていたロード・スティーブン・リーガルが、WWFに移籍した途端、いきなりブルーカラー木こりギミックに変身してしまったような、あり得ないイメージチェンジだったのです。
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そして時空を超えるSFファンタジーワールドだった64時代から、オーソドックスなSFミリタリーアクションに一新されるなど、その舞台設定もイメージチェンジ。
過去のテュロックワールドを彩っていた、恐竜戦車を思わせる奇天烈な改造恐竜たちも姿を消してしまったのは、大いに残念なところですが。
この新テュロックさんは特殊部隊の一員。過去に因縁のある宇宙テロ組織の親玉を追って、恐竜が跋扈する惑星に降り立ち、そこで特殊部隊、テロ組織、そして恐竜さんたちによる三つ巴の戦いが繰り広げられるというお話です。
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やはりテュロックと言えば恐竜。64時代のような奇天烈恐竜は居ませんが、それでもT-REXを筆頭とする恐竜さんたちが、墜落同然でこの星に降り立ったテュロック一行を熱烈なお出迎え。
ムツゴロウさんも真っ青な、力強いスキンシップをテュロックに強制してきます。
図体がでかい奴でも、動きはかなり速く、しかも少々の弾丸ではびくともしないタフネスな恐竜さんたち。
銃でこいつらを捕捉し撃退するのは、かなりの無理ゲーとなってきますが、しかしテュロックには、ターゲットの張本人から直々に教え込まれたコンバットナイフテクニックがあります。
銃を手放し、ナイフ一本を手にしてヴェロキラプトルの群れに飛び込み、これを闇雲に振るいまくれば、テュロックが並み居るヴェロキラプトルを鷲掴みにして、まるで熟練の料理人みたいに片っ端から喉首をすぱすぱ斬りまくる、ファンキーなムービーをゲップが出るほど拝めるはずです。
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ナイフ>恐竜>敵兵。この星の生々しい生存序列が露わになりました。
少々デカい恐竜だって、ナイフがあれば恐れることはありません。そのぶっとい首を抱え込んで、頸動脈をすっぱーん。
マガジン一本分の弾丸をぶち込んでも、びくともしない恐竜も、ナイフさえあればイチコロです。
しかしあの巨大で獰猛なT-REXは、さすがにナイフではどうにもならないんじゃないか? いいえ。さしものT-REXと言えど、ナイフには敵いません。と言うか、ナイフじゃないととどめを刺せません。
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ただ、ナイフと並ぶテュロックを象徴するもう一つの武器、弓矢のほうは、その存在意義がイマイチ不明で、はっきり言ってあってもなくてもいいような扱いです。
この辺も含めて、このゲームはインディアン戦士としてのテュロックのキャラクターやパーソナリティを、あんまり有効利用できておらず、それがこのゲームを恐竜が出てくる(もっとも後半からは、巨大サソリだの、巨大な水棲生物だのが続々出てきて、まるでレイ・ハリーハウゼンの映画みたいな騒ぎになってくるが)以外は、あまり突出した印象を持たない作品に留めてしまっているのではないでしょうか。
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恐竜さんたちの生活圏が舞台なだけあって、彼らの日々の暮らしが垣間見える情景なんかは、この『TUROK』の数少ない見所の一つと言えるでしょう。
特に大量の血だまりや巨大な骨がごろんと転がる、恐竜さんたちのダイニングの様子は、思わず胸焼けがしてくること請け合いです。
マルチプレイ戦のステージも、やはりそんな恐竜原野がほとんどなのですが、人の手が加わっていない野外って、ランドマークに乏しくてすぐ右も左も分からなくなるんですよね。
キャプチャーフラッグ戦などでは、よく旗を持ったまま、同じ場所をやたらとぐるぐるしてました。



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2011/11/30 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

映画【アインシュタインの脳】

   ↑  2011/11/29 (火)  カテゴリー: 映画・DVD
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もしあなたが、ある日突然「ワタシハー、アインシュタインノ脳ヲサガシテマス」、「脳、脳、ワカリマスカー?」、「アインシュタインニキョウミハアリマスカー?」などと、ワケの分からないことを口走る外国人の訪問を受けたら、果たしてどうするだろうか。
これが日本人であったら、しかるべき関係機関に連絡して、早々にお引き取りを願うところだが、相手は海を越えて遠路はるばるやって来たとおぼしき人間である。そうそう無下に扱うわけにもいかない。
結局は困惑しながらも、「いやー、私じゃちょっと分かりかねるなぁ」、「アインシュタイン? ……ああ、偉大な人ですね」などと、曖昧な答えに終始するハメになるのではないだろうか。
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"20世紀最大の頭脳"アルベルト・アインシュタインは、1955年にニュージャージー州プリンストンの病院で、その激動の生涯を閉じた。
彼の遺体は解剖された後、荼毘に付されたが、実はその脳だけは、解剖を担当した人間の手によって摘出され、そしてそれはいつの間にか所在が不明になっていたのだ。
日本に於けるアインシュタイン研究の第一人者(傍から見れば、単なる重度のアインシュタインマニアにしか見えなかったりするが)、近畿大学の杉元賢治助教授は、行方不明のアインシュタイン脳を追って、たどたどしい英語のみを頼りに脳の大捜索を始めるのであった。
彼の必殺フレーズは、「あいむ・るっきんぐ・ふぉー・あいんしゅたいんず・ぶれいん」。
しかし、彼にそんなフレーズを投げかけられた入管職員やそこらの学生たちは、ただただ困惑するしかないのであった。
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脳の情報を求める杉元助教授の前に現れる、脳に関わった数人の学者たち。
ここで露わになる一つの事実。学者って連中は、おしなべて他人の話を全く聞かない連中だ。そして自分の専門分野以外のことに関しては、およそいい加減な人たちでもある。
研究者として自然とそんな風になるのか、或いはアインシュタインに関わることが、人をおかしくさせるのか。とにかく杉元助教授の前に現れる現地の学者たちは、揃いも揃いって変人ばかり。
そして杉元助教授だって変人ぶりでは、ちっとも負けていないから、この東西研究者同士の邂逅は、高尚な学術論議に発展するどころか、互いが互いの言いたいことしか言わない、全く一方通行の会話となるばかりであった。
杉元助教授の言い分は、もちろん「あいむ・るっきんぐ・ふぉー・あいんしゅたいんず・ぶれいん」オンリーである。
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しかし、アインシュタインのTシャツを即座に購入したり、アインシュタインの彫像によじ登ったりなど、アインシュタイン愛溢れる杉元助教授の情熱は、着実に脳の行方を捉えつつあった。
脳は、どうやら解剖を担当したトーマス・ハーヴェイとい医師が、無断で持ち去ったままになっているらしい。
さっそくハーヴェイという人物の住所を調べ、そこに押しかけると、出てきたのは件のハーヴェイとは明らかに年齢が合わない、同姓同名の若い他人。
それでもお構いなしに例のフレーズを、いきなりぶつける杉元助教授。
「あいむ・るっきんぐ・ふぉー・あいんしゅたいんず・ぶれいん!」
いきなり押しかけてきた不審な東洋人に、意味不明の質問をぶつけられ困り果てる同姓同名さん。彼は一生、この奇妙な日のことを忘れはしないだろう。
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そして遂に探し当てたトーマス・ハーヴェイの居所。そこを訪問し、ついにホルマリンに漬けられたアインシュタインの脳と対面する杉元助教授。
一生の念願が叶い、杉元助教授もさぞこれで満足かと思いきや、彼はにこやかな笑みを浮かべながら、「脳を一切れ分けていただけませんか?」などと、とんでもないおねだりを始めるのだ。
ところがハーヴェイは、拒否するどころかこれを快諾し、あろうことか「まな板と包丁が必要だ」などと、これまたとんでもないことを言いだすのであった。
スプーンでほじくり出され、ハーヴェイ宅で普通に使っていたと思われるまな板の上に置かれる"20世紀最大の頭脳"。
ハーヴェイはそれを全く躊躇することなく、包丁でさくさくとスライスしていく。
あのアインシュタインの頭脳が、まるで西友特売のベーコンブロックみたいに扱われる光景。あまりのシュールさに思わず頭がくらくらしてくる、このドキュメンタリー映画最大のクライマックスだ。
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映画は、脳の切れ端を手に入れてご満悦の杉元助教授が、現地のカラオケバーで桂銀淑の"北空港"を熱唱する、これまたシュールなシーンで幕を閉じる。
英国BBCが制作した1時間ほどのドキュメンタリー。
あまりにも奇矯な展開と、それに輪をかけて奇矯な登場人物から、現地では「役者を使ったフェイクドキュメンタリーで、杉元という人物も実在しないのではないか?」などと、疑問の声も沸き上がったという。
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そこまで視聴者に強烈なインパクトを与えた杉元助教授は、教授に昇進したのち、2006年に58才の若さで他界。
ドクター・ハーヴェイも、その1年後に94才でこの世を去り、彼の所持していた脳は遺族に返還された。
最近になってアインシュタインの脳は、フィラデルフィアの博物館で常設展示されることとなり、このニュースは一部日本のメディアでも報じられたりしたが、この脳はもちろんハーヴェイ宅で、まるでお中元の品のお裾分けみたいに切り分けられた後のものであることは、改めて言うまでもないだろう。
<未DVD化>



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2011/11/29 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【レボリューションX】エアロスミスを救い出せ

   ↑  2011/11/28 (月)  カテゴリー: セガサターン
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V-pickとブリヂストンV-QB2.6を手にした私と、エアロスミスとの夢の共演から月日は流れ、いつの間にか世界は全体主義の怖ろしい魔の手に包まれようとしていた。
退廃的な文化を排除した、秩序ある新社会の構築を謳うニューオーダーという組織が、堕落した政府やグローバル企業と結託して、世界を支配しようとしているのだ。
ニューオーダーと言っても、最近ピーター・フックを除け者にして再結成した、あの人たちではない。
ヘルガと名乗る、皮のボンデージルックに身を包んだ怖ろしい女が統治する組織だ。誰だ! そこで俺もその組織に入って厳しくこき使われたいとか言ってる奴は! まぁ気持ちは分からなくもないが。
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ポピュラーミュージックに、エクストリームスポーツに、ビデオゲーム。ありとあらゆる若者文化をすべてを抑圧せんとするニューオーダーは、いよいよその世界支配計画の最終段階に入ろうとしていた。
それは自由な若者文化のシンボルであるエアロスミスのメンバーをまとめて誘拐して、ニューオーダーに反抗的な心を持つ若者たちに心理的ダメージを与えようという、世界中が恐慌に陥ること間違い無しの怖ろしい計画だ。
でもそんな不埒な真似、エアロとの共演経験を持つこの私が見過ごすわけが無い。
幸い私の手元には、こんな時もあろうかと密かに開発していた音速急襲兵器″自動装填CDマルチランチャー″がある。
これは通常のマシンガンに、音楽CDをグレネード代わりに射出するランチャーを組み合わせた、この世に二つと無い兵器。すなわち、″音楽が私の武器″だ!
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エアロがL.A.のクラブでギグを開催しているという情報を聞きつけ、彼らに危急を告げようとそこに向かう私の前に立ち塞がるのは、人民解放軍も真っ青の人海戦術を繰り出すニューオーダー軍。
我々はいわゆるアーケードガンシューというものは、セガのバーチャコップに代表されるように、敵が緩急つけた練られたパターンで登場してくるのが常識だとついつい思いがちだが、このニューオーダー軍の攻撃を目の当たりにすると、それが島国日本の中でしか通用しない″ガンシューの常識″であることを思い知らされる。
とにかく始まりから終わりまで、ただ闇雲にぞろぞろぞろぞろわらわらわらわらと、途切れる事無く出現するニューオーダー軍たち。『ガントレット』を作った国を甘く見ていたぜ。
しかし私には音速急襲兵器″自動装填CDマルチランチャー″がある。このブックオフ不良在庫CDの山をくらえ!
……所詮はただの音楽CDだったようです。ちっともグレネードとしての役割を果たしていません、花火以下でした!
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画面を埋め尽くさんばかりの勢いで迫るニューオーダー軍を切り抜け、なんとかクラブの中に入ると、そこではエアロスミスの面々が演奏中。
おおい!スティーブン、ジョー、久しぶりぃ!俺だよ俺、覚えてる? なんて挨拶する間もなくクラブの中でも襲い掛かってくるニューオーダー軍。そして奮闘虚しく私の眼前で拉致されていくエアロスミスの面々。
おのれニューオーダーめ、私がさんざん世話になったエアロスミスになんて事を。こうなったら何としてでもエアロのメンバーを救出して、ロンドンのウェンブリースタジアムで開催予定の記念コンサートを敢行させなければ……って、コンサートの心配してる場合かよ、エアロスミス!
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こうして私はエアロスミスの姿を求めて、アマゾンの密林で、中東の砂漠で、尋常じゃない数のニューオーダー軍や、硬いというレベルを超えたボス敵と、頼りになるんだかなんないんだかさっぱり不明な音速急襲兵器″自動装填CDマルチランチャー1丁で戦うハメになるのであった。このブックオフで100円で買った″センチメンタルグラフティ/永倉えみるシングルCD″をくらえりゅん!
………所詮はただの音楽CDだったようです。ちっともグレネードとしての役割を果たしていません、花火以下でした。こんなおもちゃでいったいどうしろと!?
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この常識外れの難易度に加え(オリジナルはミッドウェイ制作のアーケードゲーム。3人ぐらいが一斉に「ひゃっほー!」とトリガーハッピーして、辛うじて何とかなるバランスなのだ)、ステージの分岐も半端ではなく、エアロのメンバーはそれぞれとんでもない条件で出現する隠しステージに囚われているようなのだ。
まさに貴方の″エアロ愛″が試されるゲームと言えるだろう。エアロ愛さえあれば、全メンバー救出も夢ではない筈だ!
え、私? そんな昔ちょっと共演しただけの連中にそこまでする義理があるか!



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2011/11/28 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Quest for Fame】ギタコンを捨ててホウキを取れ!

   ↑  2011/11/27 (日)  カテゴリー: PS1
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『Guitar Hero』や『Rock Band』を中心に、ゲーム界を席捲したギターゲームブームも、ヤケクソ感漂うギターとゾンビの合体『Rock of the Dead』や、もはや行き着くとこまで行ってしまった『Rocksmith』を最期に、終息を迎えてしまったようです。
これらの疑似ギターゲームは、タイプの違いこそあれ、そのいずれもがギターの形をした入力デバイスを使用する、コナミの『ギターフリークス』の亜流タイプでした。
しかし疑似ギターゲームが、まだ海のものとも山のものともつかなかった頃、ギター型入力デバイスとは別のスタイルが試みられていたことを忘れてはいけません。
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キース・リチャーズや、ランディ・ローズや、スティーブ・ジョーンズ。おのれのギターヒーローに憧れた子供たちが、まず最初にしたことは、そこらに転がっている箒やテニスラケットをギターに見立てて、当て振りをキメることでした。
シダ箒のブラシ部分に右手を叩き付けると、私の頭の中には確かにジャリジャリとして重層的なスティーブのギターサウンドが鳴り響いていたのです。
そう、箒やテニスラケットは、ギター型コントローラー以前には最も身近な疑似ギターでした。
その元祖疑似ギターに、V-Pickと呼ばれるピック型のコントローラーを叩き付けてプレイするギターゲームの草分け的存在。それがこのエアロスミスをフィーチャーした『Quest for Fame』なのです。
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プレイヤーは一介のボンクラギタリスト。ゲームのスタートは小汚いベッドルームで曲の練習から。
ここで練習をきっちりやって曲を完コピしておかないと、後で痛い目に遭います。
と言うのも、この後の(これまたボンクラ感漂う)ガレージでのバンド練習シーンでは、リズムEKGと呼ばれる画面下の入力ガイドが一切表示されなくなるから。プレイヤーは曲を丸暗記した状態で、練習に臨まなくてはならないのです。
覚えるべき曲はエアロの″Eat The Rich″、″Shut Up and Dance″そしてレイナード・スキナードの″What's Your Name″の三曲。
「どうせ全部エアロの曲だろう」と、高をくくっていた私に、レイナード・スキナードは意表をつかれました。
″What's Your Name″って、どんな曲だったっけ? っつうか、連中の曲なんて"Freebird"と"Sweet Home Alabama"ぐらいしか分かんないって!
案の定演奏はメロメロで、「お前の手にしてるのはウクレレかよ!」などと罵倒されるハメになったのでした。ウクレレじゃねえよ、ブリヂストンのテニスラケットだよ!
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このセッションが巧く終了すると、演奏を聴きつけた謎のプロモーターが今夜のギグをブッキングしてくれます。
意気揚々とギグ会場のクラブに向かうと、そこはヘルスエンジェルスがたむろするガラの悪い場所。
演奏を開始しようとするとエンジェルスの親玉がナイフをちらつかせ「エアロじゃなくステッペンウルフをやれ」。
ああ、なんか「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」でも、これと似たようなシーンがあったっけな。
この時、クラブの客の中に、エアロのトム・ハミルトンとジョー・クレイマーの姿があった事など、エアロの熱狂的ファンというわけではない私は、まるで知る由がなかったのでありました。ぶっちゃけスティーブン・タイラーとジョー・ペリー以外は、パッと見たってすぐ分からねえよ!
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なんか私のギタープレイが、エアロのメンバーの中で密かな話題になったらしい。
「スティーブン・タイラーがお前を探してたぜ」そんな夢のような展開でプレイヤーが訪れたのはスヌーキーズというブルースクラブ。
「お前が例の若いギタリストか。じゃああのブルースバンドとセッションしてみな。」
OK、OK、要は私のギターが上っ面のものじゃないってことを試したいわけだな。ロックンロールはブルースの息子。マディ・ウォーターズに言われなくったって分かってますぜ、そんなこと。うなれ、ブリヂストンV-QB2.6!
ニューオリンズ風味のリフもきっちり弾きこなし、いつしかセッションにはエアロのブラッド・ウィットフィールドも飛び入り参加。
「お前イカすな! 今度俺たちのレコーディングスタジオに遊びに来いよ!」
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エアロ専用スタジオでの、プロデューサーを交えたちょっとしたレコーディング。
も、もしかしてエアロの今度のアルバムには、私の名前もクレジットされるのでしょうか!? 感無量っす!もう思い残す事なんてないっすよ、タイラーさん!
「俺も楽しかったぜ」とスタジオを去ろうとするタイラーさん、そして去り際にさりげない一言、「あ、そうそう。今夜のショーに出て弾けよ。九時からだ」
ええええ、マジっすかぁ!? って事は私、エアロ第六のメンバーとして正式加入!? ……あ、違うの、単なるゲスト。い、いやっ、それだけでも大感激っすよぉ!
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そして遂にスタジアムでエアロスミスと夢の共演。
「ある若者をロードキルから連れてきたぜ。」タイラーの紹介で登場した私を待っていたのは、スタジアムを埋め尽くした大観衆(実質は書き割りの前で騒いでいる数人にすぎないが……)の「あいつ誰?」という当たり前と言えば当たり前の反応。そんな空気、ブリヂストンV-QB2.6の一弾きで吹き飛ばしてやる!
左を向けばタイラーとジョー・ペリー、右を向けばブラッド・ウィットフォードとジョー・ハミルトン、背後にはジョーイ・クレイマー、前には大熱狂のオーディエンス。V-Pickをラケットに叩き付ける手にも、力が入ろうというものだ。気付けばモニターの前でジョーと一緒に「いーざーりーっち!」などとコーラスを入れている始末。
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およそゲームをプレイしている姿など、他人にはあまり見られたくないものだが、一心不乱にラケットをがちゃがちゃいわせているこのQFFのプレイ姿は、その最たるものだろう。
でもあのエアロスミスのメンバーが、このゲームの為にわざわざブルーバックスクリーンの前で、間抜けな当て振りと演技を強いられている事を思えば、彼女や嫁さんの冷たい視線など気にならない筈だ。
『Guitar Hero』や『Rock Band』を遥かに凌ぐ、ギター小僧の原始衝動が、このゲームにはぱんぱんに詰まっている。さぁ、ギター型コントローラーを捨てて、箒を取るんだ!



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2011/11/27 | Comment (4) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Cruise Ship Tycoon】豪華客船の王

   ↑  2011/11/26 (土)  カテゴリー: PCゲーム
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ジェームズ・キャメロンの「タイタニック」は、とてもお気に入りな映画の一つです。
中でもレオナルド・ディカプリオ演じるジャックが、出港間もないタイタニック号の船首に立ち、「I'm the king of the world!」と絶叫する一場面は、この映画の中で私が最も好きなシーンです。
私もあれを是非一度やってみたくて、横須賀に展示されている戦艦三笠の船首で叫んでみたら、周囲の見学客から思い切り冷たい目で見られました。
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やはりこういうのは実際の豪華客船でやらなければ、ちっともしまらないのかもしれません。
しかし現実の私はと言えば、画家志望の貧乏青年ほどの甲斐性すらありはしません。豪華客船に乗るなんて、夢のまた夢です。
ならばせめて、ゲームの中で"世界の王"気分を、さわりだけでも満喫しましょう。
この『Cruise Ship Tycoon』ならば、ジャックみたいな2等船室の貧乏客どころではありません。ブルース・イスメイのような、船を建造し、船の王として居座り、ついでに氷山に船をぶつけて真っ先にとんずらこくような、豪華客船のオーナーとして君臨できるのです。
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PCゲーム界では毎度お馴染みのタイクーンもの。
いわゆる箱庭経営シムなどと呼ばれたりもするジャンルですが、本作を開発したCat Daddy Gamesは、そのタイクーン系の中でも、『Ski Resort Tycoon』や『Golf Resort Tycoon』など、リゾートレジャー系の作品が多いメーカーです。
ゲームの方は、フィールド(この場合は客船)に宿泊施設やレジャー施設などを、予算の許す限り建設して、お客さんを多数呼び込み、その収益でさらに施設の拡張を図る、タイクーン系の定跡システム。
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ただ、他のパーク系タイクーンは、いったん開園させれば、それから起こる諸問題もパークを開きっぱなしのまま対処できますが、開園が出港にあたるこの『Cruise Ship Tycoon』の場合は、そうも行きません。
設置した諸施設がきちんと機能し、船内の様子が何の問題もなく運営されるかどうかは、いざ出港してみなければ何とも判明しないのです。
我が豪華客船トマトケチャップ号の場合は、出港するなり様々なトラブルが持ち上がりました。
客室の割合に対して、船室係スタッフの数を大幅にケチったために、船内はタイクーン系ではお馴染みのゲロだらけです。船の揺れと客どもの三半規管の弱さを、ちょっと舐めていました。
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さらには船内に医務室を設置しなかったので、あちこちで倒れては救いを求める客が続出。
そしてさらなる大問題。ああ、何と言うことでしょう。この豪華客船には、トイレがどこにも無いのです。俺様の美しい豪華客船に、そんな汚らしいものなど置けるか! バケツにして海に捨てればいいだけの話じゃねえか!
豪華客船の皮を被った奴隷船と化してしまった、我がトマトケチャップ号。"地中海7泊8日クルーズの旅"のお題目におびき寄せられて乗船した客たちが、暴動を起こさないのが不思議なくらいです。
そしてこの船旅は、燃料代をケチった吝嗇なオーナーの手によって、岩礁やクラーケン出没地帯を横断する、危険極まりない航路が指定されていたのです。
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そうやって利益重視の航海を繰り返し資金を貯めて行けば、やがてはさらなる大型の豪華客船を購入し、さらなる長距離航路の船旅を設定することが、できるようになるでしょう。
設置できる施設もどんどん増え、しまいにはパターゴルフ場やフリークライミング用の壁など、「それ、わざわざ船の上でやることか?」とつっこみたくなるような物まで加わってきます。
そこまで行けば、我が豪華客船はまさに海に浮かぶ一つのレジャー都市。
もう船首に足を運ぶ必要はありません。浮かれる船客たちを特別デッキから見下ろしながら、「I'm the king of the world」とさり気なく呟き、真の"世界の王"な気分に浸ろうではありませんか。
え、どうした? 前方に氷山地帯? このデカイ船がそう簡単に沈みはしねえよ。構わねえからど真ん中突っ切れ!



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2011/11/26 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |