ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

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【Test Drive Unlimited 2】地中海のサプライズサン

   ↑  2011/06/29 (水)  カテゴリー: XBOX 360
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あなたのイカした車で行き先不明のドライブ あたしのイカれたラジオに合わせてシンギングバブルガム <Thee 50's High Teens - サプライズ・サン>
延期を重ねに重ねて、いよいよ日本版の発売が明日に迫った『Test Drive Unlimited 2』。
中には待ちくたびれて萎えちゃった人も居るかもしれないが、それでもついにそれが店頭に並ぶ様を見れば、また気もそぞろになるかもしれない。
既に海外版の発売から、5ヶ月あまりも経とうとしているが、イビサもオアフも相変わらずの盛況ぶりをみせている。
これに国内版を購入した日本勢が加われば、どんなに賑やかになることだろう。

ただ、その5ヶ月の間に、この『TDU2』の一通りの評価も出揃っている。
それらに目を通されている方も多いだろうが、残念なことにこの『TDU2』は、初代『Test Drive Unlimited』を限りなくブラッシュアップした夢のようなゲームとはならなかった。
Edenは、コミュニティ関連から純粋なレースゲームとしての部分まで、初代をあらゆる方面から拡張させようとして、結果的にあちこちで消化不良を起こしてしまっている。
『TDU2』に新たに加わった要素には、とても魅力的なものが多くあるのだが、その一方で余計でありがた迷惑なものも少なくない。
そして新要素に汲々とするあまり、初代から失われてしまったものも、ちらほらあるのだ。
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この新しく加わったものありがた迷惑なもの含む)と、失われてしまったもの。そのプラスマイナスの差し引き勘定いかんによって『TDU2』への評価は大きく変わってくるだろう。
そして俺は、『TDU2』に加わった天候や時間の変化。それによって生じる景色の変化やメリハリのついた生活感を高く評価する。
これがある限り、例え初代から失われたものがあったとしても(コクピット視点に劣化に伴う、ドライブ感の喪失は、個人的にはかなり悔やまれるポイントなんだけど)、俺はもう初代『TDU』に戻ることはできないだろう。
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明日『TDU2』を手に入れてイビサに繰り出す皆さんに、俺が一番お勧めする初代にはないセールスポイント。それは空の表情がとても豊かになったことだ。
初代『TDU』オアフの、どことなくどんよりとしたワンパターンな空ではない。刺すような日差しから、それをにわかに覆い隠して行く雲。昼間なのに薄暗い大雨の空。そしてその雲が過ぎ去り、濡れて水たまりの残る路面に再びギラギラと照りつける地中海の太陽。
そんな刻一刻と変わるイビサの空模様は、この行き先不明のドライブに、何とも言えない生々しい手応えを与えてくれる。
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イビサの空が黒雲に覆われ始めると、ハンドルという名のコントローラーを握りしめる俺の気分も、にわかに昂ぶってくる。
それは、雨上がりの日差しの中でのドライブが、どんなに気持ちが良いものなのかを、このサン・アントニの海岸通りで知ってしまったからなのだ。
サン・サン・サン・サン・サプライズサン 俺とカマロの行方は カモメが教えてくれるの なんて素敵なサプライズサン

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2011/06/29 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Mouse Trap / Operation / Simon】レトロ玩具の詰め合わせ

   ↑  2011/06/28 (火)  カテゴリー: GB & GBA
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マウストラップは元々1960年代に発売された古いボードゲーム。
これに、やはり60年代に登場した電子ゲームのオペレーションと、80年代初期を代表する電子ゲーム、サイモンの3つをビデオゲーム化し、1つのカートリッジに詰め込んだゲームボーイアドバンスソフトが、この『Mouse Trap / Operation / Simon』だ。
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マウストラップはボードを真上から見下ろした画面で、オリジナルのボードゲームを、ほぼ忠実に移植した内容。
ただし、前回も述べたけど、マウストラップは歯車だの支柱だのバスタブだのといったプラスチックのパーツを、自らの手で実際に組み立ててなんぼのゲーム。
それがこの見下ろし画面だと、その組み立てる過程も、出来上がった巨大ネズミ取り器の大袈裟な馬鹿馬鹿しさも、全く実感できないのであった。
まぁこれは本作に限らず、マウストラップをビデオゲーム化する限り、必ずついて回る問題なんだけどね。

オペレーションは外科手術をテーマとした電子玩具。
手術台に横たわった患者の体から、ピンセットで指定の物品を摘出するのだが、このピンセットが患者の体部分に触れてしまうと、患者は鼻の赤ランプを明滅させながら、「びーーーーーっ!」と、けたたましい電子音の悲鳴を上げるのだ。
要するに、外科手術の建前の下に、人間の体をほじくり回していたぶる、子供向けにしては随分とブラックなゲームなのだが、これもアメリカではかなり定番のおもちゃとなり、最近では患者がシュレックやトイ・ストーリーのウッディ、ホーマー・シンプソンなどに変わった、様々なバージョンが存在するらしい。ホーマーが上げる悲鳴は、もちろん「ドオッ!」だ。
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やはりこのゲームも、震える手で実際にピンセットを扱ってなんぼのゲーム。
GBAの堅実な十字キーでは、このぷるぷる震えるピンセットのアナログ感を再現することは、さすがに不可能で、それを補うためか、接触の成否判定がやたらと厳しいゲームバランスになってしまっている。
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サイモンはヨネザワ玩具から発売されたので、日本でも一番お馴染みのゲームだろう。
音を出しながら明滅するお手本をなぞっていく、最近の音ゲーなんかでもよく見られるタイプの記憶ゲーム。『スペースチャンネル5』なんかは、このサイモンの系譜を引くゲームと言えるかもしれない。
UFO型のボディや電子音とカラーの反復という、映画「未知との遭遇」のテイストをそのままに持ち込んだ、いかにも来るべき未来をイメージさせる電子ゲームの古典だ。
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このGBA版サイモンも、オリジナルのサイモンをそつなくそのまんまビデオゲーム化している。
サイモンのアイデアは、その後のビデオゲームに様々な形で消化されて、それ自体はさほど古びたものではないのだけど、やはり21世紀にもなって、サイモンをそのままの形で遊ぶのは、思い出補正抜きではなかなか厳しいかもしれない。
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だけどいかに素っ気ないビデオゲーム化とは言え、この手のレトロおもちゃが詰め合わされているのを見ると、もうそれだけで何となく浮き浮きとした気分になってくるのも、また確かだ。
実際にプレイすることは、そうそうないけれど、所持しているだけで何か満足してくる。
この『Mouse Trap / Operation / Simon』は、子供向けと言うよりは、むしろレトロ趣味に浸りたい大人向けたコレクションと言えるのかもしれない。

<北米版 / 日本のGBA本体で動作します>

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2011/06/28 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Family Game Night 3】マウストラップ

   ↑  2011/06/27 (月)  カテゴリー: XBOX 360
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過去の『Family Game Night』は、「ヤッツィー」や「ジェンガ」など、比較的小規模のアナログゲームをビデオゲーム化したものが収録されていたが、『Family Game Night 3』は一転、「人生ゲーム」や「CLUE」といったボリュームのあるボードゲームがを詰め合わせた内容となっている。
「マウストラップ」は、そんな『Family Game Night 3』収録ゲームの一つ。元となったのは、アメリカではそれなりにポピュラーな、低年齢層向けのボードゲームだ。
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ダイスを振ってネズミ型のコマを動かし、すごろくマス上をアバウトに進みながら、その間に巨大なネズミ取り装置を、ボードの中央に実際に組み立てて行く、他に類を見ない「ギミック建築型」のボードゲーム。
クランクを回すと振り子型の装置が稼働し、これがバケツをひっくり返して中に入った鉄球が転がり、その鉄球が別の装置を稼働させて、さらなる大きな鉄球を高所からシーソーの上に落とし、その反動で人形が桶に飛び込み、飛び込んだ衝撃によりネズミを捕らえるカゴを落下させるという、文で書くと何が何だか分からないが、とにかくそんなインクレディブルマシーン式のシステムを、20数個のパーツを組み合わせて、プレイヤーたちが分担して作り上げるのだ。
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他のプレイヤーを、うまくチーズホイールの上におびき寄せ、すかさずこの装置のスイッチを入れて捕らえ脱落させて行く。
そして最後まで生き残ったプレイヤーが勝利するというのが、このゲームの大まかなルールなのだが、そんな本来のルールに気を留めながらこのゲームを遊ぶ人間なんて、ほとんど居やしないだろう。
このゲームは、大袈裟で馬鹿馬鹿しいインクレディブルマシーン式ネズミ取りを、みんなでわいわい騒ぎながら組み立てる行為が楽しいのであって、すごろくゲーム部分はあくまでもこれをゲームと位置づける為の方便でしかないのだ。
早い話が、すごろく部分なんかあってもなくてもいいのである。
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こんな実際に自分手で触って組み立ててなんぼのボードゲームをビデオゲーム化しようってのが、そもそも間違っているのだ。
画面の中のネズミ取り装置は、プレイヤーたちの手を介することなく、勝手に組み上がって行く。
そんなのは言わば、モニターの中で勝手に組み立てられるバーチャルなプラモデルみたいなものだ。何かが根本的におかしいだろ!
おのれの手で作り上げたギミックが実際に稼働する瞬間の感動というものが、このバーチャルマウストラップに勿論あるわけがなく、唯一ビデオゲーム版のメリットと言えば、パーツをなくさないで済むことくらいなのであった。

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2011/06/27 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【MARUHAN・パチンコ&パチスロ必勝ガイド協力 ザ・パチンコホール】

   ↑  2011/06/26 (日)  カテゴリー: ニンテンドーDS
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パチンコ屋のオーナーとなって功成り遂げたい。ああ、それはなんと現実味に溢れる野心でありましょうか。
ここまで実際に手の届きそうな成功の図式は、今の日本では他にはありません。
足下はドルチェ&ガッバーナのヘビ革シューズできめ、分不相応なスーパーカーを乗り回し、錦糸町あたりのB級キャバクラからスカウトしたような愛人を囲い(もちろん店員を兼任させるという、セコい愛人運用です)、店内の監視カメラモニターをずらり一望できる場所に腕組みして仁王立ち、「さぁ、愚民の皆さん、今日もじゃんじゃんばりばりウチに金を落としてくれたまえよ!」と一人ほくそ笑む、まるで、すぎむらしんいちのコミック「東京プー」に登場したホクロダのような"町のパチンコ王"。
なんて分かり易い勝ち組の図式でしょう。もっとも私の貧困な想像力では、他の勝ち組の図式がさっぱり思い浮かばないというのが、正直なところですが。
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しかし、そんな現実味溢れる成り上がりの図式も、今の私には手の届かない高嶺の花でしかありません。
何せ甲斐性の無さではメジャー級と定評のある私ですから、そんな夢の実現には、またしてもゲームの力を借りなければならないのです。
かっぱがれる側からかっぱぐ側へ。この『MARUHAN・パチンコ&パチスロ必勝ガイド協力 ザ・パチンコホール』さえあれば、甲斐性無しのあなたも今日からホール経営者になれるのです。
それにしても、どうしてDSのソフトには、タイトルが長ったらしいものが、やたらと多いのでしょうか。
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開店準備中の我がパチンコホールの前にたむろする、暇そうなダメ人間ども。
普段なら自分もこの中に混じっているはずですが、今は立場が違います。このろくでもない連中を、金を貢いでくれるお得意様として丁寧にもてなす側。くれぐれも無礼があってはなりません。
もっともこいつらに頭を下げて不平不満を受け止めるのは、自分ではなくバイトで雇ったホールスタッフの役目。こっちのプライドはちっとも傷つきませんから楽なもんです。
このバイトスタッフ。一月たてばいつの間にかその半数が辞めてしまっているくらい、定着率が悪いのですが、そんな一端からも、おのれの店のブラック企業ぶりがひしひしと伝わってきますね。
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ところがいざホールを開店させてお客さんを迎えてみると、店内に繰り返し響くのは軍艦マーチではなく、「いらっしゃいませ!」「ありがとうございました!」という、どこかで聞いた覚えのあるような挨拶の声。
この「いらっしゃいませ!」「ありがとうございました!」は、今まで何度も何度も何度も何度も嫌と言うほど耳にしたことがあります。
確か『ザ・コンビニ~あの町を独占せよ~』とか『ザ・コンビニ2~全国チェーン展開だ!~』とか、『ザ・コンビニ 200X』とか、『ザ・コンビニ ポータブル』とかで。
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コンビニ業界シミュレーションゲームは『ザ・コンビニ』は、10数年にもわたるシリーズ展開の中で、その中身が全く進歩せず、さらには『ザ・ファミレス』や『ザ・ドラッグストア マツモトキヨシでお買いもの!』といった亜流作品も、その実態は『ザ・コンビニ』とほとんど違いがないという、ラモーンズも顔負けなワンパターン商売ぶりが知られています。
慌ててこの『ザ・パチンコホール』のパッケージを裏返してみると、そこには「『ザ・コンビニDS』のスタッフが制作!」という、セールスポイントの強調に全くなっていない売り文句が。
要するにこの『ザ・パチンコホール』って、『ザ・コンビニ』の商品棚がパチンコ台の島に入れ替わっただけのこと。
後は何もかもが全部『ザ・コンビニ』。スタッフの放つ「いらっしゃませ!」という挨拶を無為に聞く時間が、ひたすら過ぎて行くだけなのです。
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MARUHANとパチンコ必勝ガイドが協力との触れ込みも、形だけのものに終わってしまっています。
このゲームは、自分の店にどんな台を導入するかの選定作業が、ちっとも重要視されていません。基本的にどんな台を入れても結果に大きな違いは無し。
考えてみれば、その業界の密な協力を得たソフトであったら当たり前のことです。協力してくれたパチンコ台メーカーの手前、「おたくのこの台を入れたら客がさっぱり寄りつかなくなりました」なんて現実を、ゲームの中に盛り込むわけにはいきませんから、パチンコ台の評価は横並びにせざるを得ないのです。
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パチンコホール運営シムといえば、昔サターンで『パチンコホール 新装大開店』というソフトが出ていましたが、こちらには警察や近隣住民との折衝といった、非常に生々しいやり取りもゲームの中に盛り込まれていた覚えがあります。
しかしこの『ザ・パチンコホール』には、"パチンコ業界に過去20年間起こった出来事に沿った"というキャッチフレーズとは裏腹に、それらの事象はただテキストの情報として流れるだけで、ゲームの中にはちっとも反映されていません。
愛人を囲うとか、脱税をするとか、万景峰号で某国に送金するとか、バイトの女子大生に手を出して示談で解決するとか、功成り遂げたところで覚醒剤所持で捕まるとか、そんな是非とも体験してみたいイベントも一切無し。
あるのは『ザ・コンビニ』の伝統を引くアバウト極まりない経営シムと、ただひたすら繰り返される「いらっしゃいませ!」「ありがとうございました!」の連呼のみなのです。

この記事に含まれるtag : 箱庭経営シム 

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2011/06/26 | Comment (1) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【今夜も千両(ドル)箱!! 2001】大原かおりとゼロタイガー

   ↑  2011/06/25 (土)  カテゴリー: PS1
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「今夜も千両(ドル)箱」といえば、最近何かとバッシングのやり玉に挙げられて肩身の狭いパチンコをテーマにしたバラエティ番組。
現在では「今夜もドル箱S」と名前を変えて、サンドウィッチマンと及川奈央をホスト役に迎え放映中ですが、この番組の絶頂期といえば、やはり初代名人である斉木しげるが、並み居るゲストを1万円の自腹で迎え撃つパチンコ勝負を繰り広げていた頃でしょう。
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この時期にはゲーム化も為され、『今夜も千両(ドル)箱!!』、『今夜も千両(ドル)箱!!2000』、『今夜も千両(ドル)箱!! 2001』と、年に一度のペースで登場していました。
この3作のメインホストは、もちろん初代名人、斉木しげる。
それぞれに登場するゲストは、『今夜も千両(ドル)箱!!』がブラザートム、ホンジャマカ石塚、デビット伊東。『今夜も千両(ドル)箱!!2000』がブラザートム、ルー大柴、板尾創路とほんこん。そして『今夜も千両(ドル)箱!! 2001』がブラザートム、セイン・カミュ、大原かおり。
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番組でもほぼレギュラー格だったブラザートムが、ゲームでも皆勤を果たしていますが、今回取りあげるのは、そのブラザートムがTOM2000名義で登場する『今夜も千両(ドル)箱!! 2001』。
ただでさえ暑苦しい中で、デビットやルーと顔を突き合わせてパチンコを打つなんて、ぞっとしない話です。
ここはやはり、シリーズ中唯一女性メンバーが登場する本作に限るでしょう。
しかもこの大原かおりという人選が絶妙です。"パチンコ勝負"などという言葉にまとわりつく安さに、この人ほど違和感なく馴染む女性も、そうは居ないですからね。
「この勝負に勝ったらやらせろ!」なんてセリフを、気安く言えそうな雰囲気が実に素晴らしいです。残念なことにこのゲームでは、勝っても何もさせて貰えませんけど。
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しかし、この『2001』をチョイスする理由は、大原かおりではありません。
無印と『2000』には、当時現役だったCR機しか登場しないのですが、『2001』には、CRお天気スタジオやCRキャットジラに混じって、なんと往年の名機、ゼロタイガーが登場するのです。
入賞口に入ると、中央の役物がパカッと開いて玉を拾う、CR機の登場まで一時代を築いた羽根モノ。その元祖とも言えるのがゼロタイガー。
私はビッグシューター世代なのですが、それでも場末のパチンコ屋で、片隅に頑固に残り続けるこのゼロタイガーを、何度か遊んだ記憶があります。
今の目から見れば、恐ろしく地味で射倖性も乏しいパチンコ台なのですが、小刻みに稼働するものの、なかなか続かない大当たりに一喜一憂できるゲーム性は、なんの見返りもないビデオゲームのパチンコには、むしろ向いていると言えるでしょう。
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ただしこのゼロタイガーを解放するには、ゲームのバトルモードで、トム、セイン、大原の3人を撃破し、名人斉木しげるとの対戦に持ち込まなければなりません。
そしてこのバトルモード。実際の番組と同様に約1時間にも及ぶパチンコ勝負を本当に強いられるという無茶なもの。
1時間もの間、テレビモニターの中で無為に踊るパチンコ玉を、ずっと眺めていなければならないのです。
無事に勝利を収めれば、まだそんな無為の時間も報いられますが、負けた日には目も当てられません。しかもそれを計3戦。
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一応、こちらを飽きさせまいと、対戦相手が様々な悪罵や嘆きを投げつけてきたりしますが、しかしセインや大原あたりの気の利かない一言では、焼け石に水です。
さすがにブラザートムは劣勢になると、「あんた、仕事何やってんだよぉ?」などと、ガチなセリフを放ってきたりしますが、この人はホントに負けが込むと無言になってしまうので、むしろこちらの方が逆に気を遣ってしまいます。
そしてやっと辿り着いた名人斉木しげる戦。機種はもちろんゼロタイガーをチョイス。釘を見れば確実に勝てる、この頃のパチンコ台はホント楽です。
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ところが名人を圧倒したまま、実時間で30分ほど過ぎた頃でしょうか、劣勢を強いられる名人が突然苦しみ始め、何やらスモークが炊かれる中、唐突に場末のインディー団体レスラーのような、ワケの分からないペイント姿に変貌したではありませんか。
「私はスーパー名人斉木しげる。今までの勝負は全部チャラ。改めて仕切り直しだ!」
今まで30分も人に何をやらさせてたんだよ。一銭も儲からないパチンコを延々とやらせて、そちらから勝手にリセットしてんじゃねえ!
都合1時間半のパチンコ勝負。その実はハンドルを固定して、コントローラーにすら触れずにぼーっと画面を見つめているだけ。いくらゼロタイガーだからといって、そこまで付き合えないちゅうの!

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2011/06/25 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |