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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

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【レッドファクション: ゲリラ】火星のプロレタリアート

   ↑  2010/11/02 (火)  カテゴリー: XBOX 360
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起て 飢えたる者よ 今ぞ日は近し 醒めよわが同胞 暁は来ぬ
  暴虐の鎖絶つ日 旗は血に燃えて 海をへだてつわれら 腕結び行く

            <社会主義革命歌"インターナショナル">
「植民化が進んだ火星は仕事がいっぱい。こっちに来れば稼げるよ!」
地球での失業者生活に嫌気がさして、兄貴のこんな誘いに乗り職を求めて火星に来てみれば、そこはなんか聞いていた話と違う、地球防衛軍(EDF)の兵士たちが幅を利かす世界。
そして兄貴の元を訪れてみれば、「ああ、あれ嘘。実は革命の人手が足りなくてお前を呼んだの」と、思いもよらぬ言葉。
これってあれだよな、オルグってやつだよな? そんな話は聞いてねえ! だいたい俺、マルクスもエンゲルスも読んだことねえし!
そんな抗弁をする暇もなく、目の前でEDFの兵士たちに殺される兄貴。それ狡い。”肉親の仇”オルグ。それって究極のオルグじゃん。断れるわけないじゃん、そんなの!
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そんなわけで、なし崩し的に加入する羽目になってしまった社会主義左翼武装ゲリラグループ、その名もレッドファクション。
だけど俺は軍事訓練なんて受けたことのない、力仕事だけが取り柄の、ぼーっとした目のウドの大木。
冒頭のムービーの時点で、俺を動かす中の人が「え、この鈍臭そうな奴が主人公!?」と思わず叫ぶ声が聞こえてきたくらいだ。
そんな俺がゲリラ闘争なんてできるわけがない。一応ハンマー振るっての採掘と、爆薬使った発破の技術だけは持ってますけどね、ほら、一応炭鉱夫だし。
え、それだけあれば充分? むしろそういう奴の方が怖い? 学が無くって常識あんまり知らなくて後先考えずハンマー振り回せる奴の方が? ……なんかめちゃくちゃ言われてるような気がするな。
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農夫は鋤鍬とりて起て。樵夫は斧をとりて起て。だったら鉱夫の俺がとって起つ武器はハンマー。
他にもアサルトライフルとか地雷とか、色々武器はアジトに転がっているようだけど、やっぱり使い慣れたハンマーと爆薬が一番ですよ。実際、これだけあれば、どんな局面でもたいがい何とかなるし。
残虐非道なEDFの連中に、被弾して死亡だなんていかにも兵士らしい死を与えるのはもったいなさ過ぎる。
平口広美の漫画に出てきそうなハンマー持った大男に、頭をかち割れてくたばる。圧制者の犬どもに相応しい死は、これしかないでしょ。
正規の軍事訓練を受けた連中に対抗するためには、とにかく奴らの常識にないような戦い方をしなくちゃ。
物陰から隠れて発砲してくる敵は、ハンマーで物陰ごと叩き壊す! バリケードの向こうに潜む敵は、ハンマーでバリケードごと叩き壊す!
じゃあ、あのトーチカから重機関銃をぶっ放してくる厄介な敵は? もちろんハンマーでトーチカごと叩き壊す!
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敵の装甲車は? ハンマーで叩いてひっくり返そう。では戦車は? ハンマーで(以下同文)。
あの高層ビルの屋上に陣取るスナイパーたちは、ちょっと厄介かも。いやいや、そんなことはない。ハンマーでビルの柱を根こそぎ叩き壊せれば、奴らは為す術無くビルと共に倒壊するだけだ。
とにかくこの世界で、このハンマーで壊せないものはほとんど無い。
オブジェクト破壊がちょっぴり面白い秀作FPS止まりの作品に留まっていた初代『Red Faction』。そしてやたらと印象が薄い『Red Faction 2』に続く、火星炭鉱夫シリーズの最新作は、TPS視点のオープンワールドゲームとして大胆に路線転換。
そして火星、炭鉱夫、ゲリラ闘争、オブジェクト破壊というシリーズ通例の要素を、ハンマーというシンボルを加えて大幅にパワーアップしたものとなっているのだ。
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なにかとあちこちに手を広げて散漫になりがちなオープンワールドゲームだけど、この『レッドファクション: ゲリラ』は、破壊という一点に的を完全に絞りまくった、この手のゲームでは珍しい一要素集中型の作品だ。
その分、全体の流れは非常に単調なものになっているけど、なに、ブルーカラー、プロレタリアートが主役のゲームだ。これくらいの単純労働繰り返しな方が、よっぽどそれらしいじゃないか。
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何より、四方の梁を効果的にハンマーでぶち抜いて、でかい建物をいっきに倒壊に追い込んだ瞬間を目の当たりにすれば、単調だなんて不満はあっという間に吹っ飛ぶ。
その勢いで、火星中の建物を全て瓦礫の山にしてやろうじゃないか。どうせどれもこれも、圧制者と資本家どもの持ち物だ。遠慮無く叩き壊そう。EDFの兵士どもは、その合間に適当にぶっ叩いていればいい。
破壊の後の建設は、頭のいいインテリゲンチャの指導者さんたちが、きっと何とかしてくれる筈さ!
聞け 我らが雄叫び 天地轟きて 屍超ゆるわが旗 行く手をまもる
  圧制の壁破りて 固きわが腕(かいな)今ぞ高く掲げん 我が勝利の旗 
  いざ闘わん いざ奮い立て いざレッドファクション 我らがもの

この記事に含まれるtag : レッドファクション オープンワールド 

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2010/11/02 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【体感ファックif…6 るあと真希のラブホテル物語編】

   ↑  2010/11/04 (木)  カテゴリー: DVD-PG
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こちらのことを「お兄ちゃん」などと呼ばせるにまで仕込んだウブなJK。今日こそはそれをとうとう戴いてしまおうと企む不遜な男。
ゲームとは名ばかりの駄作タイトルが並ぶ、実写アダルト系DVDプレイヤーズゲーム界隈に於いて、その主観視点へのこだわりと、軽妙なシナリオと、適度な分岐で、ファーストパーソンアダルトビデオというジャンルを確立させた、桃太郎映像出版の体感ファックシリーズ。
この"るあと真希のラブホテル物語編"は、そんな不遜な主人公がシリーズ中屈指の悲惨なバッドエンドを迎える作品です。
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ホテルの中に連れ込んだはいいが、彼女は部屋が一番安くて狭いことに、ちょっぴり不満なご様子。
どうせやることなんて一つしか無いんだから、狭かろうが広かろうが関係ないって。ベッドとシャワーさえあればいいんだから。
そう言い聞かせようとところへ、突然「あー、るあちゃーん」と黄色い声が。そして二人の間に闖入してくるガン黒女子校生。
「あー、真希ちゃん。何やってるのぉ?こんなところで」
こんな場所で何やってるの?もクソもないだろ、お互いに! ええと、こちらのお嬢さんはどなたでしょうか? るあちゃんの同級生か何かでしょうか?
戸惑うこちらをほったらかしにして、延々と学校の廊下でやってるみたいな立ち話に興じ始める二人。
あのぉ、そういうのは通学路かどっかでやってくれませんか? こんなところでやられると、こちらも他のお客さんも大迷惑なんですが。
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「せっかくだからあ。あっちの広い部屋でみんなでカラオケやって楽しもうよう」
そんな提案をしてくるガン黒女子校生。あのな、俺はここにそんなことしに来たわけじゃないから。
(もしかしたら、あれは夢の3Pコースの布石だったのかも知れない……)そのような心残りを振り払って、当初の予定通り、るあちゃんと安くて狭い部屋にしけこむ。
さぁ、それじゃ、ぱっぱっと手っ取り早く済まそうか! この流れに突然水を差す、「ぴんぽーん」というチャイムの音。今度は一体何だ!? 俺はデリを呼んだ覚えはねえぞ!
「差し入れ持ってきたよぉ-」
そう言いながらお菓子の詰まったビニール袋片手にずかずか上がり込んでくるのは、先ほどののガン黒女子校生。一体何なんだ、お前は!
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そうこうしているうちに、またもや勃発する”学校の廊下での会話”。今まさに事に及ばんとしていたこの部屋で、そんなことをされても困るんですけど。
でも「場所をわきまえろ」なんて言葉は、こいつら、特にガン黒の方には絶対通用しそうもねえし!
「るあちゃん、デブなんじゃない?」「そんなことないよぉ。痩せたよぉ」「絶対太ったよね」「そんなことないって!……ねえ、お兄ちゃん! るあ、太ってなんか無いよね!?デブじゃないよね!?」
こっちに振んな! 特に同性同士の中で完結している「太った」「痩せた」の話を、男の方に振るんじゃない!
内山高志や西岡利晃ならともかく、お前らが1キロや2キロ増えたり減ったりしたところで、それが大した問題か!
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そんなイライラから、ついうっかり「ああ、太ってるね」などと口に出してしまったから、さぁ大変。
るあちゃん、怒り出して荷物引っ掴むと帰ってしまいました。
もっとも、ここで「太ってないよお」などと媚びて、そのまま一緒にお風呂という流れになったところで、こいつは「でもまだちょっと太ってるから恥ずかしい」などと水着を着て風呂に入ってきやがるのですが。
追いかけて謝ることも可能ですが、しかしこれからずっと「私、太った?」「ねえ、太った?」などと、延々とどうでもいい確認をされ続けるのは、ちょっとうんざりです。
すると残ったガン黒女子校生から、「じゃああっちの部屋で私の彼氏と3人で楽しまない?」との提案が。うん、それ、いいね! 後腐れなさそうだし、じゃあそれで行こうか!
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「あ、どうも。速水と申します」
丁寧に自己紹介してくる、ガン黒女子校生の胡散臭い彼氏。存じ上げております。シネマジックのビデオなんかでお馴染みの、緊縛師速水健二さんじゃありませんか。
今日はお招き戴きありがとうございます。これから二人して、このガン黒娘をふん縛って、ひいひい言わせようという寸法ですな。
「ではさっそく始めましょうか」
……おい、ちょっと! 縛られるの、まさか俺の方かよ!
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主観視点で速水健二さんに縛られるという、滅多に出会えない経験を味わった後は放置プレイ。
縛られて身動きできない不自由な視点のまま、向こうの方で行われる、ガン黒女子校生と、キャンドルジュンならぬ、キャンドルケンの蝋燭プレイを延々と見せつけられるハメに。
こういう放置状態の一人称視点って、ホントに勘弁してもらいたいんですけど。
全身から放たれる俺の不満に気がついたのか、キャンドルケンさんは蝋燭片手にこちらを向くと、「じゃ、今度は君行ってみようか? 蝋燭、気持ちいいよ」
……男に垂らされて気持ちいいわきゃねえだろう!
「なんだ。蝋燭じゃダメなのか。じゃ、こっちの方がいいのかな?」
そう言って速水さんが取り出したのは、お尻に射すでっかい注射器。先端が針になってないアレです。
緊縛された状態で、それを手に不気味な笑みを浮かべた速水さんの爬虫類顔がにじり寄ってくるという、悪夢のようなバッドエンド。こっから先が描写されなくて、本当に良かった!
教訓・女の子にデブって言ったら、とんでもない天罰が下る

<18禁アダルト作品>

この記事に含まれるtag : おとなの時間 

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2010/11/04 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Hydro Thunder Hurricane】テンペストパック

   ↑  2010/11/05 (金)  カテゴリー: XBOX 360
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「わしとボートで勝負して勝ったら教えたってもええで。どや!?」
                      <横山やすし>
ボートは夏の遊びだなんて決まりはない。その証拠に江戸川や、平和島や、浜名湖や、住之江や、鳴門や、大村では、例え秋でも冬でもボートが盛んだ。
そしてこの『ハイドロサンダーハリケーン』でも、秋も深まり水温も冷たくなったにも拘わらず、ものともせずにボート遊びに興じる水上の疾駆者たちに向けて、追加ボートや新コースを収録したダウンロードコンテンツ、Tempest Packが配信された。
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このTempest Pack、フルバージョンのお値段は400MSポイントだが、これ以外にもマルチプレイヤーのみで適用される無料バージョンも同時にリリースされている。
例え追加パックにお金を払いたくないという人でも、この無料バージョンさえ落としておけば、マルチプレイで行われる新マップでのレースに参加が可能となるのだ。
しかし、このイカしたゲームに一発でやられたハイドロでサンダーでハリケーンな人たちにとっては、追加パックに投じる400MSポイントは、決して高いものではないだろう。
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何しろこのパックには、とんでもないスピードを誇る、二台の新ボートが収録されているからだ。
特にアメリカ南部の湿地帯名物、後部に巨大な扇風機を搭載したエアボートをレース用にカスタムしたマシン、サイクロンのアホみたいな加速とトップスピードは、馬鹿馬鹿しいくらいに爽快だ。
もっともこのサイクロン、形状が形状だから、その不安定さも荒波に揉まれる木の葉なみなのだが。
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そして新たに加わったコースは、アトランティス、フォンブーン城、バミューダトライアングルの三つ。
噴火する火山のもと、水没しかけた都市を駆け抜けるアトランティスは、オーソドックスな周回コースで、印象としては津波スタジアムに近い。
大胆なショートカットなどが存在しないので、マルチプレイで純粋にレースを楽しむのに向いているコースだ。
西洋城の堀を舞台にしたフォンブーン城は、ハイドロサンダーハリケーン初の直線コース往復レース。
一本道を一端まで走って、そこをぐるっと回ってまた今来た道を戻っていく、『Test Drive: Eve of Destruction』に収録されていたWhip Around Raceを思わせるレース。
直線部分は当然、往路と復路のボートがトップスピードで行き違う、カオスな展開間違い無しの、これまたマルチプレイ向きのコースだろう。
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一番最後にアンロックされるコースがバミューダトライアングル。
この追加パックの言わばメインディッシュとも言えるコースであり、その名からしても、さぞや時空が歪んだ海の中でアベンジャー雷撃機の編隊や、サンチアゴ航空513便などが入り乱れるしっちゃかめっちゃかなコースを想像させたのだけど、ここはちょっと期待はずれ。
そのギミックはと言えば、荒天の海のど真ん中に、巨大な渦潮が待ち構えている程度しか印象に残らない。
本編にあったエリア51みたいなコースを期待していると、ちょっと肩すかしを食らう。
「もしかしてこれ、本編の没コース?」なんて疑念が湧いてこなくもない、ちょっとイマイチなデキだったりする。
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しかしまぁ、新マシンとマルチプレイレース向きの二つのコースだけで、このパックのもとは充分に取れると言っていいだろう。
いずれにせよ、ハイドロでサンダーでハリケーンな人たちにとっては、無料パックだけでも落としておくのは必須。
オンラインも、まだまだそれなりに賑わっているので、対戦相手に事欠くという心配もしばらくはする必要がなさそうだ。
秋でも冬でも、「ハイドロォサンダァァァーハァリケェェェェェン!」

この記事に含まれるtag : レーシング XBLA 

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2010/11/05 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Fallout: New Vegas】始まりの町は人情の町

   ↑  2010/11/07 (日)  カテゴリー: XBOX 360
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月明かりがやけに綺麗な夜だ。だけど俺が置かれた今の状況は、そんなに美しいもんじゃない。
縛られて身動きがとれないまま、傍らで自分の墓穴を掘る音だけが響いてくるってのは、あまりぞっとしない話だ。
夢にまで見たニューベガスの煌びやかなネオンサインをこの目で拝めたのも、ほんの一瞬のうちだけだった。
悪趣味なチェックのジャケットを着た、ポマードで髪をべったりと撫でつけた男が何やら言いながら俺に銃を向けてくる。
ああ、俺はここで死ぬのか。そんな覚悟の片隅で、俺は「ニューベガスってカタカナで書いたら、なんかそこらの冴えないパチンコ屋みたいだな」と、どうでもいいことをぼんやりと考えていた。
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待ちに待ったFalloutの新作は、前作3の超巨大MODというか、或いは超巨大追加シナリオと言うべきか、少なくとも見た目は前作と何一つ変わらない、言わばGTA3にとってのバイスシティ的なポジションの作品だった。。
とにかく操作システムも、手応えも、インターフェースも、全てがFallout3と一緒。違うのは主人公と、舞台となる世界くらいのもの。
だけどそんなことは、マイナスの要因には全くならない。あのFallout3をそのまま受け継いだゲームだ。それが面白くなかろう筈がない。
かつてバイスシティを喜んで受け入れたように、俺はこの非ナンバリングの外伝タイトルを、諸手を挙げて歓迎しよう。
極端な話、Falloutに関しては、延々とこの手の"3のMOD"的なポジションの作品を出し続けていって貰っても構わないくらいだ。受け手が食傷しない限り、Fallout3は永遠に色褪せることがない。
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脳天に鉛玉を喰らった俺だが、どうやらベガスを支配する悪運の女神は、俺の命を救ってくれたようだ。
いや、彼女の本音を垣間見れば、それは「どうせ死ぬんなら、ここで有り金落としてから死ね!」ということなのだろう。
博打場の女神は、僅かながらも金を持ってる奴には、それなりに優しくしてくれる。そして無一文の奴に対しては、とことん無情だ。
命を救ってくれた医者の家でキャラメイク。ここで俺の中の野郎は、ステータス配分でラックを低めに振るという失態を冒しやがった。
あのな、このゲームの舞台は博打場だろ! そこに運のないキャラで挑んで一体どうしようってんだ、このすっとこどっこいが! 今さら気付いても後の祭りなんだよ!
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3やオビリビオンにあった、長い長いプロローグを経て、溜めに溜めてからぽんと広大な世界に放り出すというパターンを踏まなかったのは、ちょっぴり残念だ。
オブリビオンの、地下道を抜けて広い世界に躍り出たときの、あの素晴らしき高揚。そしてFallout3の、Vaultを抜け出して荒廃した世界に躍り出たときの、あの素晴らしき絶望。
それと比べると、このニューベガスの「ようこそ、この世界へ!」の瞬間は、ちょっと素っ気ない。
そして目の前に広がるのは、あの絶望に満ち溢れたキャピタルウェイストランドと違って、文化的で人の営みがある世界だった。
人々は農耕や酪農を営み、そしてキャピタルウェイストランドの終末世界からは想像もつかないような、ちゃんとした体裁の雑貨店や酒場が存在する。
そして何よりの驚きは、放射能に汚染されていない綺麗な水が飲めることだ。開始早々トイレに溜まった汚水をすすっていたキャピタルウェイストランドとは、何という違いだろう。
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そんな環境だと、人の心も豊かになるのだろう。
最初に俺を助けてくれた医者も、この町の用心棒的存在のサニー・スマイルズとか言う女も、そして俺を墓穴から引っ張り出してくれたヴィクターと言う妙なロボットさえも、みんな親切心に溢れたお節介な連中だ。
人を言葉の理解できるモルモットくらいにしか考えていない、メガトンの理系女とはエラい違いだ。
レイダーをぶち殺して廃墟のマットレスを奪うしかなかった、キャピタルウェイストランドの宿無し状態と違って、この町ではいきなり暖かいベッドも無料で確保できる。
もっとも朝目覚めたら、隣にあのイージーピートとか言うクソジジイが一緒に寝ていやがったが。道理で臭えと思った、このベッド!
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しばらくはこの人情溢れる町に腰を据えて、あちこちをちまちまと探索していくつもりだ。
そして俺は今、あるジレンマに苛まれている。
Fallout3は頭から尻尾までたっぷりと楽しめるゲームだが、その中でも篦棒に面白い瞬間は、やはり開幕間もない頃の、右も左も全く分からない、出会うもの全てが新鮮な頃だった。それはこのニューベガスでも、やはり同様のことだろう。
新しい生き物、新しい風俗、新しい土地。目にするあらゆるものが真新しく鮮烈に感じるこの期間。
しかし、新たな世界で一つずつ歩みを進める度に、世界に対する知識を覚える度に、この鮮烈な感動は少しずつ失われていくのだ。
それはとても寂しいことではあるけれど、だがそんな喪失感も、一方ではそれはそれでちょっぴり楽しく感じたりするから厄介だ。
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とにかく先を急ぐ必要はない。
コヨーテや、エリマキトカゲみたいな妙な生き物を狩り、そして遠目にラッドスコルピオンを確認しては、踵を返して慌てて逃げ出す。そんな生活をしばらく続けてみよう。
なぁに、慌てなくとも、カジノも、復讐の相手も逃げやしない。ただし、あのチェックのジャケット野郎に遭遇したら、即座にその脳天を叩き割ってやる程度に、鈍器殴打のスキルだけはきっちり磨いておくから、覚悟はきちんとしておけよ、くそったれのポマード頭め!

この記事に含まれるtag : FallOut 

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2010/11/07 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【プロ野球スーパーリーグ'91】西村ロッテ日本一!

   ↑  2010/11/08 (月)  カテゴリー: メガドライブ&メガCD
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我らが願う 勝利のときに 導いてくれ 勝ち進め西村
      <西村徳文のテーマ>
内が要所を押さえ、岡田が決勝打を放ち、伊藤が締める、ロッテ新世代たちの活躍により手をした第7戦。
そしてそれを率いたのが、川崎オリオンズの象徴的存在の一人だった西村。
ロッテオリオンズ~マリーンズの歴史を凝縮したような日本一。最高だ。25年かけてロッテは遂にここまで来た。
それも相手は落合中日ドラゴンズ。これまた象徴的だ。
オリオンズファンにとっては、とてもやるせない思い出である落合流出。ロッテの主砲だった落合と中日ドラゴンズの牛島、上川、平沼、桑田、1対4のトレード劇(その直前に巨人も落合の獲得を目論んだが、交換要員に原辰徳を要求したロッテに対して大巨人様は「角か松本でどう?」と居丈高な回答。ふざけんな、ばか! 交渉は当然決裂)。
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その最大の原因が、ロッテが貧乏すぎて落合の高額年俸を賄いきれなくなったことなのだから、やるせなさもひとしおだ。
やって来る牛島たちに対しても、歓迎よりも申し訳ない気持ちの方が先に立った。川崎じゃナゴヤ球場みたいに、あなたたちに大歓声が送られることはないんだよ。いや、こっちも何とか頑張ってんだけど、この客席の人数じゃ大歓声にまで持って行くのは、物理的に無理だって!
そのトレードの一員だった上川が、ロッテの三塁コーチとして落合中日と相対したのも、きっと何かの因縁だろう。
決勝打を放った岡田に思わず三塁ベース上で抱きついた上川コーチは、世界中で誰よりもあの瞬間を歓喜しているかのように見えた。
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西村が、上川が、現役としてグラウンドの土を踏んでいたあの頃は、日本一なんて言葉はロッテとは全く無縁のものだと思い込んでいた。
ホームのロッテファンよりもビジターの近鉄ファンの方がいつも数が多く(どっから集まってきたんだ、あの近鉄ファンたち!?)、トイレは昼間でも薄暗く、大の男すら入ることを躊躇われ(しかも改修前までは、男女共用だった!)、外野席には流しそうめんをする馬鹿どもや、芝居の通し稽古をする劇団が現れ(いくら大声出して文句は出ないしな)、落合とリー兄弟で「プロ野球史上最強」とまで呼ばれたクリーンアップは、油断しているうちに、高沢、マドロック、古川の「3人合わせてホームラン40本届くか届かないか」なクリーンナップに変貌し、チームは順調に負け続け、球場には閑古鳥が完全に棲みついてしまった。
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ゲームの世界でもロッテの扱いは酷いもんだった。
選手パラメータはどのゲームでも最弱扱いされ、初期のファミスタではフーズフーズとかいう訳の分からないチームに押し込められ、一つの球団として扱われず(俺はこの頃からナムコという会社を信用していねえ!)、燃えろプロ野球!に至っては、ブーマーにバントでホームランを打たれる始末だった。もっとも最後のはロッテに限った話ではないが。
そんなロッテ不遇時代のプロ野球ゲームの中から、今回日本一記念で取りあげるのは、メガドライブのセガ製ソフト、プロ野球スーパーリーグ'91。
セガ初の選手実名野球ゲームであり、西村や上川、そして落合が現役バリバリの頃に作られたゲームである。
時はカネやん第二次政権下。客も居なけりゃ戦力も居ない。カラ元気なのはカネやんただ一人。
見せ場と言えば、カネやんがぶち切れたり、やけくそになったり(「キャッチャー、ディアズ!」)、トレーバーに顔面キックをぶち込んだり、理不尽な抗議の末に審判に襲いかかる(「おい審判、今のどこがボークじゃ!? こうして、こうやって、こう投げたんじゃろが! これのどこがボーク………ボークやないかい! このバカタレがぁ!」)とこくらいしか無かった時代だ。
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そんな時代に作られたこのゲーム。野球ゲームとしては可もなく不可もない平均点なデキ(これに限らず、後のグレイテストナインとか、サッカーもののビクトリーゴールとか、セガ製スポーツゲームは、可も不可もないデキのものがやたらと多い)なのだが、メガドラのチープな音源で奏でられるしょぼくて寂寥なビクトリーマーチが、ロッテに限ってだけは絶妙に嵌って妙に臨場感があった。
このスーパーリーグの数少ない特徴が、野手をリリーフピッチャーとしてマウンドに送れることだ。
「ピッチャー、平沼に代えてワシ!」「出場選手登録してないからダメです」「誰が決めた、そんなこと!」「みんなで決めました」「わしゃ知らん!」「そんなはずないでしょ!?」「他に人が居らんのだからしょうがないやろ! もういい、面倒臭いわい! ベンチで暇してる奴は……おい、上川。貴様が投げい!」「えええっ!?」「わしが投げなきゃ誰が投げても同じじゃ、こんなチーム!」
カネやんなら本当にやりかねなかったこんな采配も、このスーパーリーグでは再現可能となるのだ。
マウンドに立つ上川、その30秒後には早くも大炎上。当たり前だ!
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このゲームでは、西村はロッテの切り込み隊長。落合は中日の四番打者。そして上川は内野手兼貴重な控えピッチャー(!?)。
そんな時代から20年近い年月が流れ、ロッテは千葉に移転し、そしてたくさんのファンとお客さんに恵まれるようになった。
そしてドタバタ球団であった頃には、全く考えもしなかった日本一の栄冠。その先頭に立ったのは、かつてドタバタ球団の俊足一番打者として、閑古鳥の鳴く川崎球場を駆け回っていた西村徳文だ。
5年前のバレンタインロッテ日本一以上に感慨深い、今回の西村ロッテの栄冠。
このオフには、チームを離れていく選手も多くなりそうだけど、抜けた選手の穴を埋める選手も出てきたり出てこなかったりすることを、俺は落合トレードで学んでいる(ポスト落合と期待された古川は、落合が抜けた穴の中で消息を絶って帰ってこなかった)。
一つのチームを長いこと苔の一念で好きになっていれば、その間に、良いこと、悪いこと、様々な事が起きる。どん底も経験できれば、昨日のように日本一に歓喜したりもできる。しばらくはこの日本一の余韻に浸ることにしよう。
西村ぁマリーンズ! 西村ぁマリーンズ!

この記事に含まれるtag : 野球 

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2010/11/08 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |