ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

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【サクラ大戦 花組通信】実写花組第1弾

   ↑  2017/10/29 (日)  カテゴリー: セガサターン
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例の応援弁士登壇で再びにわかに注目を浴びた横山智佐。
オレは密かにこの人をチバレイと同じ箱に入れていただけに、「ついにこのフェイズに来たか!」と、ちょっぴり盛り上がってしまったのだが、まぁ実際はお友だちにちょっと手を貸した程度のところらしく、そこはやっぱり同属性と言っても原液とカルピスウォーターの差なのだろうか。
しかしこの人のポジティブという言葉とはちょっとベクトルの違う独特のバイタリティには、やはり目が離せない。
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アイドル的声優(この字面も微妙に当てはまってないところが、この人の独自のポジションを物語っているような)のパイオニアとして、様々な方面に声優が進出する道筋を、その恐れを知らない仕事っぷりで強引に切り拓いてきた横山さん。
そんな横山智佐ワークスの代表作と言えば、やはり『サクラ大戦』の真宮寺さくら。
もっとも声の出演に留まっているうちは、まだよかったのだが、ゲームのヒロインと全く同じ恰好をして、そのヒロインの三次元形態として人前に登場するなると、話は穏やかではなくなってくる。
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だが彼女の一種独特なバイタリティは、他の人間ならば尻込みしてしまいそうなハードルも、軽々と乗り越える。
「やりましょう!」
力強い一言は、新宿厚生年金会館に於ける"三次元"真宮寺さくらリサイタルとして実現し、やがてその流れは「ええええ! わ、私たちも!?」と動揺する他の花組キャストたちをも巻き込んで、あのキッチュ極まりない「サクラ大戦歌謡ショウ」へと至ったのだ。
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この『サクラ大戦 花組通信』は、その歌謡ショウ前夜。まだ三次元化のお鉢がよもや自分には回ってこないだろうと、他のメンバーが安心しきっていた頃に発売されたファンディスク。
後に嫌と言うほど乱発される、サクラ大戦スピンアウト製品の第1弾だ。
サターン拡張機器のビデオカードに対応した数少ないソフトの一つでもあり、起動時にビデオカードの装着を確認すると、「良い判断です、隊長」(マリア)、「隊長、なかなかやるじゃねえかよ」(カンナ)などと、こんな高価で役に立たない拡張機器を買ってしまった可哀想なユーザーに、花組のメンバーが形ばかりの慰めを掛けてくれる。
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ビデオカード装着状態だと、声優インタビューを始めとするゲーム内ムービーの全てが、ビデオCD準拠の画質にグレードアップ。
インタビュー以外でメインとなるのは、サクラ大戦関連の各情報や、ちょっとした寸劇などを新聞形式でまとめたパート。
この新聞は日替わりで内容が変化するという触れ込みだが、実際は些細な部分に変化が見られる程度で、ほとんど代わり映えはない。
広告部分なんかをうっかりクリックしたりすると、金出して買ったソフトの中で、さらに宣伝を長々とされるという罰ゲームを喰らうので注意しよう。

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2017/10/29 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【湾岸デッドヒート+リアルアレンジ】ムービーカードの恩恵

   ↑  2017/10/26 (木)  カテゴリー: セガサターン
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この前、数年ぶりにセガサターン本体の内蔵電池を取り替えたときに、ボタン電池ホルダーの奥に妙なデバイスが挿さっていることに気づいた。
なんだこれは?と引っ張り出してみれば、それはビクター製のビデオCDデコーダー。そうか、オレのサターンはこんなパワーアップを施していたんだっけか。
時代の徒花規格ビデオCDをサターンで再生を可能にさせる拡張機器で、セガからムービーカードの名で出ていた製品と、基本的には全く同じものだ。Vサターンとセガサターンの違いみたいなもんだろうか。
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ビデオCD再生以外にも、ごく一分のサターンソフトがこのデコーダーやムービーカードに対応していた。
当時のサターンのムービー再生にはシネパック圧縮が使われていたのだが、これがダビングにダビングを重ねた裏ビデオ並みに汚い画質。
だが、このビデオCDデコーダーさえ内蔵しておけば、対応ソフトによってはMPEG-1の美麗なムービーを堪能することができるのだ。
プレイステーション、3DO、PC-FXら同世代のライバルと比較して、動画の汚さでは群を抜いていたサターンの弱点をいっきに克服する拡張機器である。
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だが、この高価なデコーダーやムービーカードは、テム・レイが開発した回路並みに役立たずに終わってしまった。
対応ソフトが全く揃わなかったのが、その理由だ。
そりゃそうだ。サターンユーザーの中で装着率が1%に達しているかも怪しいデコーダーのために、なんでわざわざ異様に容量を食うMPEG-1映像をソフトに乗っけなきゃならないのだ。
そのうちにサターンの動画再生にトゥルーモーションという新しい技術が使われ始め、これがそれなりに美麗な画質だったため、デコーダーやムービーカードは、ますますその存在意義を失ったのであった。
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結局ムービーカードには、『サクラ大戦・花組通信』や『ルナ・ザ・シルバースターMPEG版』など、わずか数本が対応するだけに留まってしまった。
その中で一番ムービーカードの恩恵を高らかに謳いあげたのが、この『湾岸デッドヒート+リアルアレンジ』であろう。
何せ本作は、前作『湾岸デッドヒート』のコンセプトをほぼそのままに、唯一MPEG-1映像という一点だけを進化させた(つまり他の部分は全く進歩していない)パワーアップバージョンなのだから。
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公道コースを飛ばし、タイムが悪ければ、横に乗っている(という設定の)女の子が不機嫌になり、タイムが良ければ実写の女の子から、心の籠もっていない褒め言葉を頂戴するという、どっちに転んでもあんまり嬉しくない展開が待っているレースゲーム。
このリアルアレンジ版は、その女の子実写映像がMPEG-1対応になって綺麗になり、そして登場するグラドルも、前作と比べて微妙にグレードアップしている。
本作に登場するグラドルは、川崎愛、松田千奈、木内あきら、中森友香、そして元ミスCDロムロム井上麻美。
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しかし、せっかくグレードアップした実写ムービーパートが、スタジオの中で展示車のようなぴかぴかの車を背景に、彼女たちが心の全く籠もってないセリフを喋るだけという、臨場感のかけらもない仕上がりに。
映像が美麗になった分、この綺麗なスタジオ、ディーラーから借りてきたぴかぴかの展示車、たった今メイクを終えたばかりの女の子という、いかにも「お仕事、お仕事」な雰囲気が余計に透けて見えてしまっているのだ。
いくらムービーが美しくなろうが、それがゲームパートとの整合性がなければ全く意味がない。それどころか、このリアルアレンジの場合は、綺麗になった分、余計にへっぽこポリゴンで綴られたゲーム部分との乖離が酷くなる、マイナスの効果しか及ぼしていないのだ。
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そんな訳で隣のシートに腰掛けて微笑む松田千奈や井上麻美に対しても、とてもじゃないが「イカしたクルマにイカした彼女」なんて気分にはなれず、こちらもただ事務的な態度で「お仕事お疲れ様です」などと応対してしまうのであった。
2枚組CD-ROMのもう片割れは、メイクや撮影風景の模様を収めたメイキング映像。
グラドル系が登場するイメージビデオやゲームでは、必ずと言っていいほど付いて回る特典だが、ぶっちゃけそんな舞台裏をだらだらとカメラ回しただけのシロモノ、ありがたいと思ったことは一度たりとてない。
それでもどこも判を押したようにこの手の映像をソフトに乗っけたがるのは、もう撮ったかぎりは使わなきゃ損だと思う貧乏性なのだろうか。

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2017/10/26 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【ホーンテッドカジノ】最後のX指定

   ↑  2017/09/28 (木)  カテゴリー: セガサターン
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90年代中期の次世代CD-ROM機戦争において、ゲリラ的な役割を果たしたセガサターンのX指定。
サターンとプレイステーションの戦いの中で、エロを武器に暴れまわったはいいが、独立愚連隊的存在の性か、そのうち味方からも厄介者扱いされて姿を消した不憫な存在だ。
もっともいくら18才未満お断りのレーティングと言っても、セガの当初の目論見は現在のCEROのZ指定みたいなポジション。
ゲームの表現の幅を拡げるのがその目的であって、「さあ、これでエロいゲームをバンバン出してください!」なんてつもりだったわけではない。
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しかし現実にこのX指定に群がってきたのは、野球拳にきゃんきゃんバニーにヌードカラオケ。
確かに表現の幅は拡がったが、それにしても極端な一方向に拡がりすぎな面子である。
セガもさすがに「お前らの煩悩を少し甘く見ていたわ!」とばかりに、スタートから1年あまりでX指定は事実上の廃止。代わって18才以上推奨のレーティングが設けられることとなる。
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そのX指定の最後を飾ったのは、サターンサードパーティきっての問題児ソシエッタ代官山。
実写野球拳に始まりグラドルの着エロバラエティに終わるサターンでのラインナップが、同社の性格を雄弁に物語っているかのようだが、まあつまりそういう会社だ(サターン以降のソシエッタ代官山の軌跡は、さらに混迷を極める)。
セクシーな妖女がディーラーを務める怪しい西洋館カジノ。そこに足を踏み入れるのは色とカネの欲に取り憑かれたプレイヤーだ。
これで酒でも飲みながらプレイすれば、飲む打つ買うのダメ人間がインスタントに完成である。
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ソシエッタ代官山と言えば、実写にバラエティ風のお手軽ゲームを組み合わせるのが、そのお得意の手法だが、この『ホーンテッドカジノ』では定石を捨てて新機軸にチャレンジしてきた。
洋館の中を主観視点でさまよう3DCGアドベンチャー。もっともその果敢なチャレンジも、一歩移動するたびに長々と読み込みが入る体たらくで、早々と玉砕の様相を見せているが。
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落とし穴だの暗闇の部屋(誰もが「あー、面倒くせえ!」と脱出を諦めてリセットボタンに手を伸ばすことだろう)など要らんギミックに振り回され、そのたびに入るローディングにプレイ時間を倍くらい水増しさせられながら、やっと辿り着くディーラー妖女の部屋。
勝負はシンプルにポーカー、ブラックジャック、ルーレット、ハイ&ロー。この辺は特筆すべきことはない。
妖女たちは何かあると色っぽい声を響かせてくれるのだが、これを務める声優さんが吉田美保や麻見順子など、いわゆる外画系のベテランたち。ありがたいんだかありがたくないんだかよく分からない。
こういうポイントでヲタの琴線をちっとも鑑みないのも、これまたソシエッタ代官山の流儀だ。
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ご褒美のエロ絵に関しては、オレは温泉地みやげのヌードイラストを連想しました。それ以上のコメントはありません。
CD-ROM3枚組でありあながら、2枚目、3枚目に進むほど中身は薄くなり、さらにはやっつけ仕事やバグが目立ってゆく。
100%完成して出してもアレな内容を、X指定の廃止に慌てて未完成のままで出した……、なんて勘ぐられてもおかしくないようなデキで、まあこれがフィナーレを飾ったのは、X指定のバタバタっぷりを簡潔に象徴しているのかもしれない。

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【一発逆転 ギャンブルキングへの道】人間の下限

   ↑  2017/06/18 (日)  カテゴリー: セガサターン
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学生時代は月100万の仕送りで優雅に暮らしていた主人公。卒業後は親の経営する会社に当たり前のように入って、二世経営者の道をまっしぐら。
……のつもりでいたら父親が衝撃のカミングアウト。会社経営してたってのはウソ。実はオレは会社行くフリしてギャンブル三昧、それで月1000万稼いでいた。
お前に100万も仕送りしていたのは、刹那的な暮らしに身を染めさせてギャンブラーの道へ進ませるため。
オレの後を継いで稼ぎまくり、周りに女を侍らすような立派なギャンブラーになれ!
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こうして抜き出しているだけで、もうこの人たちに何を言ってもムダな気になってくるが、それにしたって人間の下限をここまで低く見積もったゲーム設定もそうはない。
周りがテロリストと戦ったり、魔王から世界を救っていたりする傍らで、こんなことをやっていてのもいいのかと後ろめたくもなってくるが、とにもかくにも1億円を目指してギャンブル三昧の毎日が始まった。
ただし種目は競馬競輪競艇パチと、あくまで合法限定!
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とりあえず引きこもっていてもしょうがないからと、自宅から外出メニューを開くと、並ぶのは「競馬」「競輪」「競艇」「パチンコ」「パチスロ」の文字。
この時点でゲーム開始早々に人としてどうしようもない底にいることを、嫌でも自覚させられる。
メニューの下の方に小ぢんまりとある「アルバイト」の選択肢が、今や主人公と社会を繋いでいる、たったひとつの細い糸だ。
しかしこの尊い汗を流す唯一のコマンドを進めても、行き着くのは「さぼる」「さぼらない」の二択のみ。
ちなみに「さぼる」はバイトを休む意ではなく、適当に働いているフリをすること。それでもバイト代はしっかりと受け取って帰るのだから、ある意味では実に見上げた主人公である。
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地道に続けていれば、それぞれの職種ごとに簡易ギャルゲー的な展開もあるアルバイトだが、しかしこんなセコい労働をチマチマ続けていたって、稼げるカネなんてたかが知れている。
それに知り合った女の子をなびかせるためには、もっと大金が必要だ。それにはやっぱりギャンブルだ! 濡れ手に粟だ! 一攫千金だ! どうせ一度だけの人生だ! パーッと派手に花咲かせるぞ!
そんな刹那的な考えと共に競輪場に向かった主人公を待っていたのは、展開のバリエーションに乏しいレースを、スタートからゴールまでスキップもできずに付き合わされる、刹那とはおよそ正反対の地道な義務の繰り返しなのであった。
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公営ギャンブルには開催期間というものがある。
今日は多摩川で開催されていた競艇が明日は尼崎で。主人公の立場は無頼のギャンブラーだ。当然これを追っかけて旅することになる。
場所移動の選択肢は「在来線」「新幹線」「飛行機」など。もちろんかかるカネも違ってくる。
そして宿泊先も「カプセル」「ビジネスホテル」「高級ホテル」の三択だ。在来線で大阪に向かいカプセルホテルに身を預け、向かう先は競輪場に競艇場。
だけど関西に行ったって、レースに違いがあるわけじゃない。またちっとも心躍らない同じような展開をスタートからフィニッシュまで強制的に拝むだけ。
あーあ、せっかくこっちまで来たんだから、明日はパチ屋にでも行ってみるかな。もっとも日本全国どのパチ屋にも台はたったの二種類しかないけどな!
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出走表、オッズ表、投票カード、レース画面、パチンコ台の盤面、パチスロのリール。その果てしない反復ばかりで構築されたゲームのメインを進めていると、イレギュラー的な行動と言えるアルバイトの方が、むしろよっぽど主人公にとって享楽的な行いに思えてくる。
少なくともこっちは女の子や"高校浪人10年目の家庭教師依頼者"なんて人たちとの出会いがあるしな。
こっちの人生も相当間違ってるが、お前の人生はもっと間違ってるぞ!
制作はPOWことプランニングオフィス・ワダ。
本作のみならず、スーファミやプレステにまでまんべんなく同コンセプトのゲームばかりを展開した、こちらも何かが基本的に間違っていたメーカーである。

 

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2017/06/18 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【大江戸ルネッサンス】目指せ重商主義経済

   ↑  2017/04/26 (水)  カテゴリー: セガサターン
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今から150年前と言ったら、そりゃこっちにとってはもう教科書の中のようなお話だ。
偉大なる権現様が徳川幕府を開いてから、もう教科書数十ページ分の長い長い歳月が経ってしまった。
それだけ月日が流れてしまえば、当初はそれなりに上手く行ってた米本位の石高制経済にもひずみが生まれてくる。
それをどうにか立て直そうと、今の上様のお祖父ちゃん(暴れん坊だった人だ)は色々頑張ったけど、結局ダメだった。
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もう貨幣経済への比重移動は避けられなくなっている。
そんなゆるやかな変革の時代に望まれた歴史ヒーロー、それは司馬遼太郎や池宮彰一郎の小説に出てくるような分かりやすい英雄じゃない。
後世からも評価に困るような清濁併せ呑んでシェーカーでかき混ぜた玉虫色の男。
誰が呼んだか"ワイロの田沼"。十代将軍徳川家治の下で老中を務めた悪名高き田沼意次。
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目指すはそれまでの江戸幕府経済を転換させる重商主義。そして公共事業とプチ規制緩和による江戸の街の、日本経済の、ひいては自分の財布の活性化。
そのための頼りになる相棒は平賀源内。今ではウナギ絶滅の原因を作った男として知られた人物。
糸の切れた風船みたいな胡散臭い奴だが、こういう輩もしっかり有効利用するのが田沼様の懐の広さってもんだ。
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90年代初頭の国産PCゲーム界隈。そこはアートディンクを筆頭にチャレンジングな題材を扱ったシミュレーションゲームの機運が高まっていた。
ホクショーはそんなSLGムーブメントを支えたメーカーの一つ。代表作は信長が海外侵略にまで繰り出しちゃう戦国SLGの『GE・TEN』シリーズ。
続いてホクショーが素材に選んだのは、江戸中期の田沼意次による経済改革であった。
そんなおよそ一般受けしないようなテーマが、まかり間違ってセガサターンにまでやって来た。
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幕府の御金蔵に600万両貯めるため、上様から全権を任された老中田沼意次。
為すべきことは基本的にグラフのコントロールだ。貿易や鉱山運営、物価の調整に各階層の安定した成長。人口や治安の推移だって重要だ。
それぞれの兼ね合いを考慮しながら税率や予算配分、投資などの数値をバランスよく調整。
それによってうにうにと成長してゆくのは江戸の街。経済が活性化すれば、最初は質素だった町並みも次第に発展するだろう。
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街の成長には文化的側面だって欠かせない。
食材や書物、珍獣に毎度おなじみエレキテルなど、国外から輸入したり源内に発明させたりした物品をタイミングよく流通させれば、江戸の街も沸き立ち、それは経済の発展や私財の充実に繋がるだろう。
オリジナルのPC-98版は『シムシティ』スタイルで淡々と進行する典型的なサンドボックス系SLGだったが、ホクショーの手を離れたこのセガサターン版は、当時はPCゲーム界隈でしか通用しなかったこの様式を、なんとか家庭用ゲーム機向けに噛み砕こうとかなり手を加えている。
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そのもっとも大きな例がターン制の導入。
元々がサンドボックスのシステムに立脚していたゲームだけに、かなり賛否の別れる改変だが、PCゲームと家庭用機ゲームが乖離していた時代性、あまりにも地味でとっつきの悪いテーマを考えると、やむを得ない事情もあったのかもしれない。
もっともその改変も結局は中途半端なものに留まってしまっているが。
荒川通船事業や印旛沼干拓などの大型公共事業は巨額の予算を必要とするが、やはり田沼となったからにはチャレンジしたいポイントだ。
なぁに、ゲームの中では失脚はないから、安心して重商主義の大鉈を振るいまくれ!

 

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2017/04/26 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |