ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

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【newtonica】、【newtonica2】、そして【newtonica player】

   ↑  2013/02/25 (月)  カテゴリー: iOS
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先日亡くなられた飯野賢治さんと、ドリームキャストで『L.O.L.』を生んだ西健一さんが、コラボレーションで制作したiPhoneアプリ、『newtonica』シリーズが、飯野さん追悼の意を込めて無料化されています。
『newtonca』はミラーボールみたいな球体をフリック操作で回転させ、降り注ぐ赤と青のキューブを、同色の面に着弾させるシンプルなゲーム。
フリック操作の独自性を追求したゲームが、まだスマホアプリ界隈でも物珍しかった時代。ただ球体をくるくるさせているだけでも楽しい『newtonica』を、なんとも没入度の高いゲームに押し上げたのは、サウンド面で本作に関わった飯野さんの、音に対するこだわりです。
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キューブが球体に着地するときの、「くいん、くいん」という、独特の余韻を残す効果音は、ゲームのテンポが上がるにつれて、やがてエレクトリック・パーカッションのような調べとなり、せわしなく球体フリックを繰り返すシンプルな作業も、まるで小さな楽器を弄っているかのような面持ちになってくるのです。
そして気まぐれに画面の横切る、このゲームのトータルビジュアルイメージからは明らかに浮いているヒヨコは、ストイックに没入する球体フリック作業に対して、わんこそばの薬味みたいな絶妙の箸休めになっています。
もう5年以上も前に購入して以来、何度も代替わりした私のiPhoneに、ずっと常駐し続けているエバーグリーンのアプリです。
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『newtonica2』は、"わんこそばの薬味"的なポジションだったヒヨコが、一躍メインに抜擢されたゲーム。
前作とはだいぶ様相を違えた作品ですが、基本ルールのシンプルさは一緒。タッチで画面上に波紋を起こして、ヒヨコをゴール地点まで導く面クリア型のシステム。
お風呂に浮かべたアヒルのおもちゃを、波を立てて思いの方向に動かすようなもんだと思っていただければ、分かり易いかもしれません。
単体でも遊べる『newtonica2 resort』という追加ステージ集もリリースされており、こちらもも無料化されています。
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『newtonica player』は、元々が無料で配信されていたアプリ。
飯野さんの手による『newtonica』のサウンドトラックは、iTSのミュージックストアでも販売されていますが、『newtonica』のサウンドを純粋に楽しむならば、このプレイヤーの方がより最適かもしれません。
球体を指でフリックさせて音楽を奏でる、デジタルな外見に反したまさかの"人力"音楽プレイヤー。ピンチインやピンチアウトで球体の大きさを変えることによって音量を操作。
画面下の4つのボタンは、デジタルパーカッションとなっていまして、『newtonica』のキューブ着弾音などを、メインのトラックに自分の手でアクセントとして加えることができます。
このフィーチャーなんかは、飯野さんの名出しデビュー作である『宇宙生物フロポン君』に所収されたミニゲーム、『DANCE天国』を思わせるところがあり、彼の終始一貫したこだわりが伺えて、ちょっと興味深いですね。


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2013/02/25 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Minotron 2112】ラマからミノタウロスへ

   ↑  2012/11/13 (火)  カテゴリー: iOS
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アーケードクラシックの名作『Robotron 2048』は、ロボットが支配し、人間たちが刈り尽くされんとしている未来世界で、わずかに残った人間を助けたり、時には誤射したりしながら、孤立無援の戦いを強いられる、見た目と違ってなかなか殺伐としたゲームである。
それがジェフ・ミンターの手に掛かると、無数のワケの分からない8ビットアイコンたちが蠢く中を、ラマがうろちょろしながら弾をばらまいたり、偶蹄目を助けたりしながら、サイケデリックで呑気な鬼ごっこを延々と繰り広げるゲームに変貌しちゃうのは、まあいつものことだ。
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1991年に登場した『Llamatron』は、『Robotron 2048』のリメイクだが、常人には思いもつかないミンター流のアレンジメントが加えられ、『Tempest』と『Tempest 2000』の関係と同様に、「確かにオリジナルと似ていることは似ているんだけど、でも明らかに何かが根本的に違う!」というゲームになっている。
その『Llamatron』が、『Minotron 2112』とタイトルを改めiOSに登場したのは昨年のこと。
ミンターのLlamasoftは、最近iOSに注力していて、ミノタウロプロジェクトの名の下に、過去作のリメイクや新作を矢継ぎ早にリリースしているのだ。
自機もラマからミノタウロスに代替わり。なんでまた今度はミノタウロスに、そこまでこだわりを持つのかは、偶蹄目のときと同様に、聞くだけ無駄なような気がする。
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iOSのタッチ操作と全方位シューティングとは、元々があんまり相性のよろしくない関係だけれど、ほぼオートエイムのシンプルモードの存在で、操作面では思ったほどストレスを感じなかった。
それよりも多くの人の壁になりそうなのは、二、三回遭遇しただけでは、その行動の意図するところがまったく分からない奇っ怪な敵たちや、唐突に差し挟まれるそのステージだけの、これまた奇っ怪なローカルルールの方だろう。
まぁこれとて、ミンターさんなりのサービス精神の表れだったりするのだから、ありがた迷惑なんてことを言わずに、奇人と友達づきあいするような感覚で、少しずつ理解を深めていってやればいいだろう。
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『Space Giraffe』もそうだったけど、Llamasoftのゲームは、基本的に腰を落ち着けて、じわじわとしたペースで遊び込んでいった方が、その魅力をより深く味わえると思う。
ゲームの細かい解説や攻略などは、日本に於ける唯一のLlamasoft伝道師である「ふわふわの隅」さんの、こちらの記事を、ご参照ください。



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2012/11/13 | Comment (1) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Mariachi Giro】メヒコ産トラッド系音ゲー

   ↑  2012/09/21 (金)  カテゴリー: iOS
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『Guitar Hero』の大成功以来、柳の下のドジョウを狙った同趣向の音楽ゲームが溢れかえり、やれビートルズだ、エアロスミスだ、メガデスだ、グリーンデイだと、ネタの奪い合いにまで至る騒ぎとなっていました。
さらにはロックでゾンビを倒したり、しまいには本物のギターを弾かせたりと、ヤケクソなアイデアが出てくるに至ってましたが、何故かロック以外の音楽ジャンルにアプローチする路線は、あまり盛んではありませんでした。
シャンソン、カンツォーネ、ポルカ、純邦楽、ブルーグラス。世にロック以外の音楽はごまんとあります。
これらをネタにした音楽ゲームが、なかなか出てこなかったのは、やはりどうしても対象がニッチなものになってしまうからでしょうか。
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このiPhoneアプリゲーム、『Mariachi Giro』は、数少ないトラッド系音楽ゲーム。
そのタイトル通り、テーマとなっているのは、メキシコの民族音楽楽団マリアッチです。
ソンブレロにお揃いの華やかな衣装を纏い、ギターやバイオリン、トランペットを中心にした編成で、メキシコのトラディショナルミュージックを奏でるこの楽団は、マカロニウェスタンを始めとする映画などですっかりお馴染みの存在でしょう。
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ゲーム自体は、上から下に流れてくる譜面をタイミング良く押していく、音楽ゲームとしてはオーソドックスなスタイル。
フレットの左右にあるアイコンをタップして、ギター、バイオリン、トランペット、ボーカルのパートを切り替え、一人四役が可能な『Rock Band』スタイル。
基本的に難度は控えめなのですが、なにせこのマリアッチのおっさんたちは、なよなよしたミュージシャンではなく、まるで覆面を脱いだロス・ビジャノスみたいな、ケンカっぱやそうな連中。
演奏がぐだぐだになり、やがてゲームオーバーに至ると、持っている楽器をばっかんばっかん叩き壊しまくって、こちらの至らなさを責めてきますから、くれぐれもプレイは慎重に。
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収録されている曲は、"Perfume de Gardenia" 、"El Pastor"、"La Bikina"、"Cien Anos"といった、メキシカントラディショナルの名曲たち。
ティファナの街角や、ライティングを施されたエル・タヒン前の広場など、メキシコのあちこちを、人相の悪いマリアッチの仲間たちと巡る演奏旅行。
メキシコのソフトハウスが送り出した、ご当地色豊かな、なんとも味わい深いトラッド版『Rock Band』です。



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2012/09/21 | Comment (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【富士の葉】電子の水琴窟

   ↑  2012/07/28 (土)  カテゴリー: iOS
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あーつーいー。
連日連夜、猛暑日が続きますが、エアコンも扇風機もない時代の連中は、そんな中にでも涼を得るにあたり、ついでに風流も追求した粋人がちらほら居たりしたようです。
コミック「へうげもの」にも登場する小堀遠州(作介)が発案したとされる水琴窟も、そんな涼をもたらす風流な仕掛けの一つ。
庭園の地中に瓶などを埋めて空洞を作り、そこに地表の排水を誘導して、水滴が空洞に落ち反響する琴の調べのような音色を楽しむという、まあ一種の自動演奏楽器みたいなものです。
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"癒し系アプリ"なんて便利な言葉がよく被せられる、このiPhoneアプリ『富士の葉(Fuji Leaves)』のアイデアの元となったのは、明らかにこの水琴窟。
『富士の葉』は、タッチスクリーンに葉っぱと小石の発生装置を任意に配置し、小石が葉っぱに当たったときに反響する音を連続させて、即興音楽のように楽しむアプリ。小石は水琴窟に於ける水滴の役割を果たすわけですよね。
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水琴窟は、上から流れ落ちる水と、空洞に溜まった水の量によって、その音色が常に表情を変えるのですが、この『富士の葉』の場合は、小石が当たったときの葉っぱの傾き角度次第で音程が変化します。
角度の違う葉っぱに、小石が連続で当たるように配置すると、意志を持って作られたメロディのような音を奏で、さらに落ちる小石の数を増やすと、それはまるでアンサンブルのような響きとなるでしょう。
曲っぽいものを作るには、色々とコツが必要なようにも見えますが、あんまり深く考えず、アバウトに葉っぱや石を配置しても、案外それっぽい調べになりますよ。
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自分が設定した"曲"の配置は、いつでも保存可能。さらにメニューの"社交的"から、"一般公衆の歌"を選択すれば、アップロードされた他人の"曲"を鑑賞することもできます(メニューの日本語が翻訳マシン経由の直訳状態なのは玉に瑕)。
音楽自動生成ソフトは数ありますが、シンプルなシステムとコンパクトさを突き詰めたこの『富士の葉』は、"電子の数寄"とでも言うべき風流さを備えたアプリ。
暑い日は、この手のひらに納まる水琴窟の調べに、耳を傾けてみるのもいいかもしれません。



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2012/07/28 | Comment (2) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Pet Sematary】ゲーム版ペットセメタリー

   ↑  2012/06/07 (木)  カテゴリー: iOS
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♪ 狼たちが吠える夜 オレの狂おしい叫びが響くだろう ペット霊園に俺を埋めるなと あんな人生など二度と御免だ <Ramones - Pet Sematary>
「ペットセメタリー」は、スティーブン・キングの原作小説、メアリー・ランバートによるその映画化作品、共に心をじわじわ締め付けるホラーの秀作です。
やはりメアリー・ランバートがメガホンを取った続編の「ペットセメタリー2」は、前作のファンから大ブーイングを喰らうスチャラカ大失敗作となり、ランバートの評価も坂道を転がり落ちるように急降下し、パッとしない映画を撮り続けた後、今やアサイラム映画でゲテモノ映画を撮るようにまで落ちぶれてしまいました。

最近ではリメイクも噂されるようになった、「ペットセメタリー」ですが、約2年前に登場したこのiOSアプリ『Pet Sematary』は、そんなリメイクと連動した企画では無さそうです。
むしろ「何で今頃ペットセメタリーのゲームを?」という唐突感の方が高かった、不思議な版権の転がり方。
タイトル画面に鎮座するのは、原作映画で生前から禍々しいオーラを放っていた、主人公一家の飼い猫チャーチル。
もっとも映画からの引用は、このチャーチルだけ。
いざゲームが始まれば、そこには見下ろし型画面で動物たちのゾンビをプチプチを指で押し潰して行く、「これのどこがペットセメタリー?」な世界が、ひたすら淡々と展開されるのでした。
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救急車に逃げ込もうとするご近所さんたちを、ペットゾンビたちから守り通すというのが建前なのですが、iPhoneの狭い画面で、ご近所さんたちを避けて、さらに小さい猫や犬に狙いを定めるのは至難の業です。
案の定、ペットゾンビと一緒くたになって、プチプチ押し潰されるご近所さんたち。
ごめんなさい。誰かにペット霊園に埋めて貰ってください。私はその役目はまっぴらゴメンですけれど。
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そのうちに犬や猫や鳥に混じって出てくるのは、子供のゾンビです。それも1人や2人じゃありません。この街の連中、ペット霊園を頻繁に利用しすぎ。気持ちは非常に分かるけど、少しは自重しろ!
湧いてきた子供のゾンビを押し潰していると、確かに非常に嫌な気分になってはきますが、しかしあの原作の、身をよじるほどのせつなさを伴った嫌な気分とは、だいぶ意味が違うもののような気がします。
これは原作をペット霊園に埋めたら、こんな姿になって帰って来ちゃったと解釈すればいいんでしょうかね?



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2012/06/07 | Comment (2) | Trackback (1) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |