ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

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【Borderlands】始まりの地Fyrestone

   ↑  2018/02/20 (火)  カテゴリー: XBOX 360
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ゴールドラッシュって言葉に引き寄せられて、人々が不毛の荒野に押し寄せたのは遙か昔の話。
The Vaultの伝説という、ゴールドラッシュよりも遥かに曖昧で得体の知れないお宝話にうかうかと乗せられて、この辺境の星を初めて訪れたのは、もう今から8年も昔のことだ。
ここは19世紀のカリフォルニアよりも、危険で、殺伐として、ノーマーシーな世界。
住民の八割は、話なんかさっぱり通じない連中だし、そこらを闊歩する生きものたちは、人を装備品ごとかっ喰らって、うんこにしてひり出すのを日課としているような奴らばっかだ。
それからもうずっと、オレはこの弱肉強食なんて言葉すら甘い理に思えるこの星に居座り続けている。
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最初の訪れは荒野を走るバス。
哀れなスキャッグ(ゴミでも人でもなんでも食うこいつは、ある意味この地の食物連鎖の頂点かもしれない)をぶち跳ねるオープニングに、この星のやったもん勝ちなロードキル体質をしっかり予兆させつつ、向かうのは始まりの地Fyrestone。
以後、2にプリシークエル、ADV外伝と長きに渡ってプレイヤーをこの星に留め右往左往させる、Vaultとそれを巡ったり巡らなかったりする無数のすっとこどっこいどものお話の、記念すべき最初の一幕だ。
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そのハンドルを握るのはマーカス。
こいつとも以降長い付き合いとなるが、ステロタイプな強欲商人の皮を被りながらも、その一方で語り部の役割に異様な執着と使命感を燃やす、かなり複雑な人格の持ち主だ。
そして着いた先に待っているのはクラップトラップ。
改めて説明するまでもないだろう。どっちが裏で表だかは分からないが、とにかくバンディットと並んでこの逆の意味で人情味溢れる惑星を象徴するキャラクターだ。
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本来ならまったく気の乗らない人たちによるお出迎えだが、8年ぶりの再訪となると、やはり親しみが入り交じった懐かしさが先に立つ。
そのイントロダクションを経て、銃とシールドに守られながら、久方ぶりに足を踏み出す"最初の"パンドラの荒野。
再プレイとなる初代『Borderlands』だが、さすがに以降の作品、特に完成度が並外れていた『Bordelands 2』を経てとなると、さすがに全体に粗さが目立つ。
ゲームバランスやダンジョン系ステージの構成、そして単調なクエスト(特にサイドミッション系)など。
そしてこれらの粗を、以後の続編がいかに繕い磨きをかけていったのかが浮き彫りになるのが興味深い。
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同じお使い系のクエストでも、2以降のシリーズ作はそこにキャラクターの通信や掛け合い、ちょっとしたイベントなどでアクセントをつけ、プレイヤーを飽きさせない配慮が細かく施されることは、初代の素っ気ないクエストを経ると改めて気付かされるだろう。
そんな今となっては素朴さが際立つ『Borderlands』だが、荒野のバンディット製バラック建てを思わせる、無骨だけどタフで消耗されないゲームデザインは、この初代でしっかりと確立されている。
そしてパシリ生活の果てにあるのは、The Vaultを巡る与太話の中で、自分はちょっと気の利いた使いっ走りにしか過ぎなかったことを思い知らされる、投げっぱなしジャーマンのようなエンディング。
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だけど置いてきぼりの小者気分も、そんなに悪いもんじゃない。
元々が一攫千金の話に軽率に乗っては荒野でがらくたを目の色変えて拾いまくり、それを売っ払う繰り返しに生き甲斐を見出していたケチ臭いスカベンジャー。
Fyrestoneに着くなり、のっけから便器の蓋を開いてアイテムを漁っていたようなハイエナ野郎だ。
そしてこの便器を漁る生活は、以後手を変え品を変え8年にも渡って延々と続くことになる。
最初にあのバスの乗客となったとき、惑星パンドラとの付き合いがそこまで長くなるなんて思いもよらなかった。
今ではこの不毛の荒野は第二の故郷。多くのVaultハンターたちが降り立ったFyrestoneのバスストップは、上京者にとっての上野駅みたいな地であったのだ。

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2018/02/20 | Comment (1) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Blitz The League】極道アメリカンフットボール

   ↑  2018/02/13 (火)  カテゴリー: XBOX 360
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統括する団体からの認可を受けられないのは、プロスポーツを扱うゲームにとってかなり致命的なことだ。
いにしえには「くわわ」だの「おみあい」でみんな納得していたが、どこかが許諾を獲ってきて実名を使い出すとそうもいかなくなる。
そのうち名前どころかチームカラーに準じた色を使うのも差し障りが出てくる時代となってきた。
フットボールはアメリカ人にとって最大の娯楽。自然アメフトを扱ったゲームは、どこのメーカーにとってもドル箱の存在となる。
今はなきMidwayの『NFL Blitz』シリーズもその一つ。初代PSの頃から定期的にシリーズ作を送り出し、それは同社の屋台骨を支えてきた。
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しかしMidwayと言えば、あの『Mortal Kombat』の張本人。
いくら実在のプロスポーツを扱うと言っても、あそこが素直にゲーム化するわけがない。
フィーチャーしたのは現実離れしたスーパープレーやプロレス技同然のラフプレー。早い話がエクストリームな『超人ウルトラベースボール』みたいなもんである。
スゴいことにMidwayは、ホッケー、野球、サッカー、バスケなど、自社のスポーツゲームのほぼすべてを、この路線で突っ走った(サッカーものの『Red Card』は国内PS2でも発売された)。
そしてプロレスのデスマッチが際限なく過激化するように、『Blitz』もシリーズを追うごとにエクストリームの度合いを強めてゆく。
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そして当時の最新鋭機Xbox 360の発売と共に満を持して登場したのは本作『Blitz The League』。
しかし表現力の向上と共にさらに過剰となった、フェイタリティもどきの負傷シーンや、選手たちがことあるごとに吐きまくるF-Wordの数々に堪忍袋の緒がついにブチ切れたNFLは、Midwayにライセンスを発行しないことを通達。
ライセンスが命綱とも言えるアメフトゲームに降って沸いたこの事態に、Midwayは窮地に立たされるが、まぁ自業自得っちゃあその通りである。
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架空のリーグ、選手を余儀なくされたMidwayは、二人の元NFLプレイヤーをこのゲームの看板に据えてきた。
ビル・ロマノフスキーとローレンス・テイラー。テイラーはWWEレッスルマニアのリングでバンバン・ビガロと闘ったことで、プロレスマニアにもその存在を知られているだろう。
そしてロマノフスキー。アダム・サンドラー版の「ロンゲスト・ヤード」で、看守チームの一角を勤めていた男だ(看守チームの他のメンバーはストーンコールドにケビン・ナッシュ。ちなみに囚人チームの主な面子はサンドラーにクリス・ロック、そしてボブ・サップ。オレなら看守チームの勝ちに千ドル賭けるね!)。
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さらにこのロマノフスキーは、あの荒くれ人間の宝庫であるNFLに於いて、一、二を争うほどの気性の荒さで知られた生粋のミーンマシーン。
分かりやすく言うと張本勲と星野仙一をメインに据えた野球ゲームみたいなものだ。もっともLTとロマノフスキーの前では、あの二人ですら愛らしいパグ犬に見えてくるかもしれないが。
チュートリアルではLT自らが四文字言葉を連発してゲームの基本を優しく(?)ガイド。もうこの時点でプレイヤーは、海兵隊に無理矢理配属された新兵のような気分になってくる。
そしていざ試合に移ると、相手チームのレシーバーをとっ捕まえれば、ダメ押しとばかりにジャーマンスープレックス。
ハードヒットの末に選手が負傷すれば、そこに嫌がらせのように挿入される骨折のリアルタイムレントゲン写真。
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そしてことあるごとに入る、F-Wordを撒き散らしての挑発や恫喝のムービー。
こんなもんを実在の選手でやられたら堪ったもんじゃない。NFLのライセンスをめぐる判断も、そりゃ妥当だろう。
そんなわけでスポーツゲームとしては前代未聞のマチュア指定と相成った『Blitz The League』。
2008年には続編の『Blitz The LeagueⅡ』もリリースされたが、やりたい放題が祟ったのか、やがてMidway自体が倒産の憂き目に追い込まれる。
そしてこのシリーズの知的所有権を受け継いだのは、よりによってアメフトゲームで最大のライバルであったEA。
EAはかつての競合相手を『マッデンNFL』とは一線を画したアーケードライクな別路線と位置づけ、ぬかりなくNFLのライセンスを獲った上で配信専用タイトル『NFL Blitz』として送り出したのであった。

<国内版未発売>

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2018/02/13 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Deadfall Adventures】デッドフォールアドベンチャーズ

   ↑  2018/01/20 (土)  カテゴリー: XBOX 360
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ヘンリー・ライダー・ハガード卿。1800年代の終わりから1900年代にかけて活躍した英国人作家。
文学史的にはあまり顧みられることのない人物だが、その影響力は計り知れない。
彼が主に手掛けたのは秘境を舞台にしたファンタジー冒険小説。
秘宝を求めてエキゾチックな地をめぐる好漢の冒険譚を、ときには細かい描写をかっ飛ばしたスピーディーな筆致で綴り一躍寵児となった。まぁ早い話がライトノベルの元祖みたいな人である。
彼のスタイルは1900年代の始めにアメリカで栄えたパルプマガジンに影響を与え、さらにはそれを経由してハリウッド映画にまで受け継がれる。
「インディ・ジョーンズ」シリーズや「ロマンシング・ストーン 秘宝の谷」といった80年代ヒットの冒険活劇は、そのリバイバルだ。
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ハガードが生み出したもっとも有名なキャラは、代表作「ソロモン王の洞窟」で初登場する冒険家アラン・クォーターメイン(クォーターメン)。
フィクションの登場人物たちがオールスターで登場する映画「リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い」でも、堂々の主役をはった(演じたのはショーン・コネリー)キャラクターだ。
そしてここに、そのアラン・クォーターメインの曾孫を名乗る人物が一人。
つば広帽に革ベスト、無精髭づらの姿は、どっからどう見てもインディ・ジョーンズ気取りのあんぽんたんだが、少なくともこっちはあんな胡散臭い考古学者なんかじゃない。
それなりの血統を持ったれっきとした冒険家だ(ハガード作品はパブリックドメインになってるので、まあ勝手に名乗りたい放題だが……)。
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おかげで敵からも味方からも「あの高名な冒険家のお孫さん」などと持ち上げられるこの男が、「ペンよりもライフルの方が得意だ」などとぼやきながら筆を執った回想が、『デッドフォールアドベンチャーズ』のイントロダクション。
この回想録をプロローグとしてお話に入るスタイルは、ハガードのクォーターメインものを一応踏襲してたりする。
彼がめぐるのはナチス・ドイツが暗躍する1930年代のエジプト、北極、そして南米の奥地。
これまた曾祖父様ゆずりの秘境ばかり。
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曾祖父様が追い求めたのはソロモンの秘宝だったが、このハンバーグ師匠もどきの曾孫の目的はアトランティスの秘宝。
しかし行く先々には、古代人たちがとんでもない手間ひまをかけて仕込んだ、大掛かりなトラップや仕掛け扉が山ほど待ち構えている。
だけど案ずることはない。その仕掛けの解除方法は『MYST』の謎解きを風呂桶いっぱいの水で希釈したレベルだし、それでも手こずる人にはクォーターメイン家の人間ならではの特権がある。
じゃーん、曾祖父ちゃんが書き残した手帳。
ヒントブックどころか事実上のアンチョコと化しているこの手帳さえあれば、行き詰まるとこなんてありゃしない。ありがとう曾祖父ちゃん。曾孫はめちゃくちゃ横着させてもらってます!
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敵となるのは、こちらはパルプマガジン経由のナチス・ドイツにロシア人、そして遺跡には付き物のミイラさんたち。
暗闇で長い眠りについていたミイラは、懐中電灯の光を直射させると燃え上がって弱体化。アランはアランでも別のアランをちょっと思い浮かべてしまうが、最終的にケリをつけるのはやっぱり銃器とダイナマイト。
途中にはロシア人が手間ひまかけて意味もなく掘った、とてつもなくデカい大坑道でのトロッコレース。どっかで観た展開だな。
あ、そうそう、肝心のヒロインは、これまたお約束の程よく勝ち気なお嬢さん。
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正直FPS部分もアドベンチャー部分も、およそ凡庸極まりない仕上がりなんだけど(冒険家のくせしてゲームコンセプトはこれっぽっちも冒険してない)、ここまでベタベタな要素をまるでロッテのパイの実のように何層にも包んで出されると、とたんに愛すべきB級作品になってしまうから不思議なもの。
19世紀の英国から大戦前後のパルプ雑誌、黄金時代のハリウッドからインディ・ジョーンズ、さらにはトゥームレイダーやアンチャーテッドを経由して、ハガードの血筋はいかにもライトノベルの祖らしい、65~70点のゲームに落ち着いたのであった。

<Xbox One互換対応タイトル>

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2018/01/20 | Comment (3) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Polar Panic】ひ弱なホッキョクグマ

   ↑  2018/01/11 (木)  カテゴリー: XBOX 360
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タイトルの配信が停止されてストアから消え去ってしまい、文字通り幻の作品となってしまうのは、ダウンロード販売の宿痾。
ゲームそのもののライセンス切れ。あるいはゲームに絡んだスポーツや映画などの版権切れ。販売会社の再編や倒産など、配信停止に至る理由は様々だ。
そして2017年の終了をもって8本のタイトルがマイクロソフトストアから姿を消したことが明らかになった。
内訳は『Runner2: Future Legend of Rhythm Alien』、『Greed Corp』、『A.R.E.S. Extinction Agenda EX』、『DeathSpank: The Baconing』、『Chime』、『The Adventures of Shuggy』、『Xotic』、そして『Polar Panic』。
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これだけまとまって停止になってしまうのは、Midwayが破綻して関連タイトルが揃って煽りを食ったとき以来の気もする。
Runner2』のように国内ではマルチに発売された作品もあるが、そのほとんどは日本の国内ストアではリリースされなかった、いわゆるNAIJばかり。
ダウンロードのやっかいなのは、配信が止まったら新規にそれを手に入れる術が絶たれてしまうところ。
だからストアから引き上げるならば、前もってアナウンスしてくれれば、こっちも対処のしようがあるのだが(『Boom Boom Dance』の配信停止日を早めに知らせていたコナミなどは、かなり良心的なのだろう)、後の祭りとなってはどうしようもない。
辛うじて『Polar Panic』だけは入手済みだったので、記録の意味も込めてどんな作品だったのかを解説しておこう。どんだけ需要があるのか知らないけど。
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とは言っても「北極版『ペンゴ』」の一言でだいたいの説明は済んでしまうけど。
『ペンゴ』のペンギンに対してこちらの主役はホッキョクグマ。
環境破壊企業に子供や仲間を連れ去られた白クマが、それを奪還せんと人間社会にカチコミをかける。
なにせクマ科クマ属の中でも最強の声が高いホッキョクグマだ。
荒れ狂う爪にかち割られる人間の頭。たちまち返り血に染まって紅白グマとなりながらも、さらに人間に対する凶行の手は止まない、なんてスパックロマンな騒ぎを期待するところだが、ボックスアートの雰囲気からも分かるように、これは基本的に子供向けほのぼのゲームなので、そんなエクストリームな展開とはまったく無縁だ。
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このゲームのホッキョクグマが、その爪と牙の代わりに悪辣な人間どもに立ち向かう武器。それは氷の塊。
つるつる滑る地面の上で巨大な氷塊を滑らせ、それを人間にぶち当てて押し潰してしまおう。
しかし『ペンゴ』でペンギンと対峙したワケの分からない生き物と違って、このゲームの敵は悪知恵の働く人間。猟銃はもちろんのこと、火炎放射器で氷を溶かしたり、フリーザーで新たに氷を作ったりなど、バリエーション豊かな反撃を試みてくる。
さらにこいつはクマのクセして、人間と接触すると問答無用でやられてしまうひ弱さなので、その立ち回りは自然と慎重にならざるを得ない。
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しかし、慎重に振る舞おうにも、それぞれのステージに設定された制限時間は、かなりタイト。
この時間的制約もあって、各ステージでボーナスアイテムをすべて回収してのAランククリアを目指すのは、かなり至難の業。
ほのぼの系の見た目を裏切る、なかなかにハードコアな歯応えのあるゲームだ。

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2018/01/11 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【WWE Legends of Wrestlemania】廃車置き場の獰猛犬

   ↑  2018/01/06 (土)  カテゴリー: XBOX 360
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ボロボロのフェンスに囲まれた廃車置き場。
そこに放し飼いされた、エサをちゃんと貰ってるんだかも怪しい、けたたましく吠えまくる凶暴な犬。
『Fallout 3』のドッグミートを擬人化すると、おそらくこんな男になる。
ジャンクヤード・ドッグ。通称はJYD。
今の時代だとPCすれすれのリングネームだが、とにかくこの人は南部黒人プロレスファンの絶対的なヒーローだった。
その猛々しくも愛嬌が見え隠れするキャラクターに目をつけたビンス・マクマホンに引き抜かれ、南部のローカルスターは全国区WWF(現WWE)の小結クラススーパースターへと転じる。
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タイツとレスリングシューズ以外に身にまとうのは、犬の首輪と鎖のみ。
観客は入場時に「バウワウワウ!」と吠え声コールで、この廃車置き場の猛犬を出迎える。
得意技は頭突き。やはりこの技を得意としていた(というかそれしか技が無かった)"類人猿"ミッシング・リンクを寄せ付けなかった頭の硬さはホンモノだ(正直言うとリンクさんは大先輩なんだから、ちょっとは立ててやれよと思ったが)。
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特に切り札にしているのは、四つん這いになってそのまま突進するわんわん式のヘッドバット。
週プロの活字プロレスが全盛だった日本では完全に黙殺されていたが、80~90年代のアメリカンプロレスにおける重鎮の一人。
そのレスリングキャリアのハイライトは、世界最高のプロレス祭典レッスルマニアの記念すべき第一回大会。中トリを務めたグレッグ・バレンタインとのインターコンチネンタル戦だ。
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方や頭突きだけ、方やエルボーだけの原始的なレパートリーで試合を組み立ててしまう不思議な職人同士。
それをゲームで再現できるのはWWEプロレスゲームのレジェンド版『WWE Legends of Wrestlemania』。
いや、厳密には再現ではない。この一戦が登場するのは史実を書き換えるリライトモード。
実際にはカウントアウトでバレンタインにベルトを持ち逃げされてしまったこの試合を、プレイヤーの手でリング内でピンフォールを奪い、きっちり決着つけてやろう。頭突き、頭突き、頭突き、もう一つおまけに頭突き!
バレンタインのマネージャー、ジミー・ハートがちょっかい出してきたら、それにちゃんと絡んで背中を無防備に晒すのが、慎重さには程遠いジャンクヤードの猛犬の役割ってもんだ。バレンタインさん、後ろからきっちり奇襲お願いします!
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このゲームに登場するもう一匹の犬は英国産。
日本でもお馴染みだったダイナマイト・キッドとデイビーボーイ・スミスのブリティッシュ・ブルドッグス。
タッグチーム解消後はスミスがブリティッシュ・ブルドッグと改名してシングルプレイヤーに転身。
キッド未登場の本作では、そのリングネームでの参戦。
90年代プロレス界の猛犬両巨頭が揃って登場する『WWE Legends of Wrestlemania』。干支ゲームの資格を充分に備えた一作だと無理やり断言したい。

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2018/01/06 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |