ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

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【コラムス】魅惑の宝石箱

   ↑  2014/02/25 (火)  カテゴリー: メガドライブ&メガCD
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お金が空から降ってくる。いい年こいてもいまだに 妄想してしまう素敵なシチュエーションだ。
では札束の代わりに色とりどりの宝石が降ってきたら。婦女子ではない私だが、そっちだって十分にオッケーだ。がさつな野郎にとっても、きらめく宝石は富と名声と虚栄のシンボルであることには変わりない。
空から尽きることなく降り注ぐ宝石に埋もれて死亡する。腹上死とためを張るくらい素敵な死に様だが、そんな確約された華やかな末期を、好物のご馳走を最後にとっておくような感覚で、オレは宝石を縦に横に繋げて先延ばしにする。
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90年代に突入したゲームセンターに降臨したラグジュアリーな宝石箱。
ゲーセンの片隅に妖艶なBGMと共に煌めく宝石は、周囲の薄暗さと相まってなんとも妖しい輝きを放っていた。
棒状や凸型の立方体に始まり、ぷよぷよしたグミみたいなやつやら薬のカプセルやら帽子やら小銭やら動物のエサやらと、落ち物パズルの名の下に、もうありとあらゆるモノが空から降ってきたが、見た目と景気の良さにおいて『コラムス』の宝石に勝るものなどあるまい。
そして宝石を連鎖させたときに鳴り響く「きらりーんきらきらりーん」という効果音は、貧乏人が想像する何やらとても贅沢な音色そのものだ。
暗い目をしてゲーセンに集う甲斐性なしどもも、このゲームを前にしたときだけは、「じゅわいよくちゅーるマキ」とか「ジュエリーツツミ」なんて、普段の自分とはまったく縁のない単語が、ぐるんぐるんと頭の中をめぐることだろう。
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『テトリス』の一件でさんざん振り回されたセガが、ヤケになって適当に掘った穴が行きあたったのは、まさかの豊穣な希少鉱物脈。
もう一方の落ち物パズルスタンダートの地位を確立させた『コラムス』は、以後しばらくの間、セガの様々なハードに顔を出して重宝がられることになるのだが(アーケードに忠実なメガドラ版もいいが、ハードの"無駄にカラー"という特徴と見事にマッチングしたゲームギア版も印象深い)、ワケの分からないキャラを載っけられた『コラムス3 対決!コラムスワールド』や、サクラ大戦やトーレーディングカードゲームと抱き合わされたりと、せっかくのラグジュアリーな宝石箱が、後になるにつれてどんどん露天の怪しげな激安宝石みたいに化していったのは、やはりセガの悲しい性(さが)なんであろうか。



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【パチンコクーニャン】少女はパチンコ依存症

   ↑  2014/01/12 (日)  カテゴリー: メガドライブ&メガCD
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パチンコ玉の化け物が、パチンコ店を渡り歩いて台を次々と打ち止めさせ成長するRPG。
ココナッツジャパンが放った『パチ夫くん』シリーズは、よくよく考えてみれば相当に狂ったゲームであるが、何よりも恐ろしいのは、こんな常軌を逸した設定のゲームが世の子供たちに広く遊ばれ、そしてこの正気の沙汰とは思えないコンセプトが、柳の下のドジョウを何匹も生み出し、一つのジャンルを形成してしまったことであろう。
そしてこのパチンコRPGという狂ったムーブメントは、麻雀以外のギャンブルものとは意外と疎遠だったメガドライブにも押し寄せてきた。
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オープニングで流れるのは、パチンコにハマって姿を消した父親と、取り残されてしまった、まだ年端もいかない一人娘。
「おとうさーん、どこへいくのー?! おいていかないでー!」
涙する少女の姿に被さるのは、陽気でカラ元気な軍艦マーチ。♪ぱーんぱーんぱんぱからっぱぱっぱっぱっぱぱん!
このイントロダクションだけでも、『パチンコクーニャン』が、本家『パチ夫くん』に負けじと劣らない、気の狂ったゲームであることが理解できるだろう。
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この手のゲームは 、本来ならばパチンコの明るく楽しい側面を啓蒙しなければならない筈なのに 、のっけから描かれるのはパチンコ依存に養育放棄、失踪に家庭崩壊。パチンコの持つ負の一面を、これでもかとアピールしてどうしようというのだろうか。
しかし少女は逞しかった。
「お父さんの手がかりは、きっとパチンコにあるはずだ」
そう確信した彼女は、18歳の誕生日を迎えたのを機に、父親を探すためにパチンコ行脚を始めるのであった。だって18歳未満はパチンコ打てないからね!
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『パチンコクーニャン』がリリースされた1992年は、いわゆる羽根モノの全盛期。
デジタルスロットを回すために、わざわざ回りくどいことをさせられているだけのデジパチと違って、エレメカに通じる妙味をそこかしこに残す形式だけに、ギャンブル的な実利を得られないビデオゲームとも、それなりに相性がいい。
このゲームの中で待ち受けるのも、その多くが羽根モノ。
昔、さんざんカネを貢いだ覚えがあるようなアレやコレを、思わず想起してしまうかもしれない。ぶっちゃけると、役物部分のキャラを取っ替えただけのような台ばかりだ。
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この手の架空パチンコ台のデザインは、ちょとツボを外すと味も素っ気もないものになってしまいがちだが、『パチンコクーニャン』にその心配は無用だ。
これをリリースしたソフトビジョンは、実はココナッツジャパンの別ブランド。つまり出てくる台も、パチゲーの鉄板ブランド『パチ夫くん』から流用してきたお墨付き。
なんか日本の中古台を輸入したグァムあたりのパチンコ屋みたいで、ここら辺はメガドライブの悲愁が微妙に漂ってきてしまうが、とにかくパチンコ部分は安定の『パチ夫くん』仕様。
釘を見て、あとは実利を伴わないパチンコを打つ根気さえあれば、台自体の攻略は難しくないだろう。お父さんを捜し出すために、頑張って打ち止めしよう。
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台を規定数打ち止めすると、ようやく入手できる父親の僅かな手がかり。
それを追って訪れた新しいパチンコ店で再びパチンコ三昧。パチンコ依存症のろくでもない親父を捜しているうちに、いつしか自分もパチンコ依存。
ミイラ取りがミイラと化すうら若き少女。明るく楽しいパチンコのダークな一面に鋭く斬り込んだ社会性溢れるこの一作は、メガドライブにたった一つだけ残されたパチンコゲームである。



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【クラックス】師走に見る悪夢

   ↑  2013/12/08 (日)  カテゴリー: メガドライブ&メガCD
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「ある日、地平線の彼方から色とりどりのタイルがなだれを打って転がってきたらどうしますか!?」
パッケージ裏の紹介文は、そう色をなして訴えかけてくるが、すいません、オレはそんな抽象的なシチュエーションを、パッと頭の中に思い描けるほど、想像力豊かな人間じゃありません。
そんなこちらの煮え切らない態度に業を煮やしたかのように、目の前に具体化するそのビジュアル。
パースのついた奥行きのある画面の向こうから、パタンパタンと音を立ててこちらに転がってくるカラフルで無機質なタイル。
『テトリス』の大ヒット以降、世には似たようなパズルゲームが溢れたが、アタリの『KLAX(クラックス)』は雨後の筍の中にあって、落ちモノというプラットフォームからあっさりと無自覚に逸脱し、一種独特の存在感を放っていた作品。
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次から次へと無表情で押し寄せてくる事案を、わずかなエリアの中に効率よく押し込んで処理しなければならない。
処理スペースのリソースの小ささが、否応なしに仕事とそれに対するおのれのキャパシティを連想させる。
落ちモノパズルというのは、どれも現実とは隔絶した独自の小宇宙世界を構築しているのが特徴だが、『KLAX』のそれは、まるでデッドライン間近の仕事がテンパって、にっちもさっちも行かなくなったときの心象風景みたいで妙に現実的だ。
特に師走のこの忙しい時期は、パドル上のリソースがもう一杯になっているのに、後から後からタイルが無情に押し寄せてきてる『KLAX』の場面を、つい悪い夢に見たりして、寝汗びっしょりで起き上がり、そのまま「探さないで下さい」と書き置きを残して失踪したくなってくる。
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オリジナルのアーケード版に端を発し、アタリ2600やMSX、コモドールにスペクトラム、ファミコンにアタリST、各種携帯機にセガマスターシステムと、もうありとあらゆるハードに景気よく移植された『KLAX』だが、それぞれの内容も、なんとか系ラーメンの派生みたいに、移植先ごとに微妙に、あるいは大きく異なっていたりする。
また移植版のリリース元がまちまちだったりするのも特徴の一つで、日本で出たバージョンでは、ファミコン版がハドソンから、PCエンジン版は本流のテンゲン、そしてもっともテンゲン版が出て当たり前の印象があるメガドライブで出しているのは、何故かナムコであった。
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このナムコ発メガドラ版『KLAX』。オリジナルにあった、やはりお仕事感を強烈に感じさせる気のない拍手が削られているなど、マイナスポイントも多いのだが、メガドラパッドの斜め入力暴走によって思わぬ形で発動してしまうタイル弾き飛ばしが、「あ、そんなつもりじゃなかったのに!」という、仕事に追い詰められた末ののっぴきならないミスをケガの功名的に連想させて、これまた切羽詰まった心理状態を強烈にイメージさせるのだ。



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【ダイヤルQをまわせ!】メガドラアンオフィシャル脱衣麻雀

   ↑  2013/11/03 (日)  カテゴリー: メガドライブ&メガCD
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人々の暮らしに密接に関わるガジェットの中でも、電話ほど長きに渡って、その様相や環境をドラスティックに変化させていったものは、他にないだろう。
呼び出し電話の風習をアナクロだと笑っていた世代が、やがて慣れ親しんだ公衆電話ボックスの絶滅に直面し、スマートフォンは日本で根付くかどうかなんて論争も懐かしのものになり、今じゃガラケーの方がレッドデータ入り。
電話番号のやり取りすらも、今と昔ではその趣がだいぶちがう。番号の書かれたマッチや名刺を頼りにするなんてことも滅多になくなった。
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雀荘のメンバーカードに記された電話番号を、プッシュダイヤルでやみくもにあたる、このゲームの探偵の捜査スタイルも、ある種の時代を感じさせるが、なにせタイトルからして『ダイヤルQをまわせ!』なんて、時代的説明を必要とさせるものだからしょうがない。
90年代の初期はスーファミやPCエンジン界隈の非公認ソフトが花盛りだったが、これもその一つ。セガはまったく預かり知らない非公式のメガドライブソフトだ。
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この手のエロ系非公認ゲームというのは、ゲームとしてはおよそアバウトでしょっぱいシロモノと相場が決まっているものだが、この『ダイヤルQをまわせ!』は、親父系アーケード脱衣麻雀としては水準平均の内容。
電話番号を頼りに芋づる式に現れる情報保持者たちを相手に、「だったら麻雀で勝負よ」というお約束の下に対戦し、勝利のご褒美として脱衣を拝んで、ついでに形ばかりの情報を貰って、ちんけな浮気調査の意外な真相に迫っていくのだ。
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時は3DOやセガサターンのアダルト指定が制定される前夜。ビーチクパイ見せのビジュアルは、エロ系非公認ゲームの唯一といってもいいアドバンテージであったが、『スーパーリアル麻雀』級ならいざ知らず、いにしえのニチブツやダイナックスレベルのそれは、あんまりありがたみもなく、このゲームも案の定、他の非公認ゲームと同じく、コアなメガドライバーや物好きなコレクターに対してしか訴求しなかったのだった。



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2013/11/03 | Comment (3) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【リーサルエンフォーサーズ】ガンシューティング新時代

   ↑  2013/03/10 (日)  カテゴリー: メガドライブ&メガCD
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ガンシューティングゲーム的映画「ハード・ボイルド/新・男たちの挽歌」と、奇しくも同じ年に登場したガンシューティングのターニングポイント的作品、『リーサルエンフォーサーズ』。
ケーブルで筐体に繋がった、自由に取り回しが利くガンコントローラ。それを画面外に向けてのリロード。そして実写取り込み画像。
『リーサルエンフォーサーズ』にあるこれらの要素は、実はどれもLDゲーム『マッドドッグ・マックリー』の微妙に二番煎じだったりするのだが、何せ『マックリー』は日本のゲーセンに出回った数が少なかったから、これ以降ガンシューティングゲームの主流となる、ケーブル連結式ガンコントローラのファーストインパクトは、やっぱりこの『リーサルエンフォーサーズ』になってしまうのだった(アメリカでは、『マックリー』以前にも、ちらほらと存在してたと思われる。『Duck Hunt』とか)。
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水色とピンクの銃型コントローラが突き刺さったこのゲームの筐体。
80年代の馬鹿馬鹿しいアクション映画に感化されたボンクラの前に、そんな遊び心満載のシロモノがお目見えするのは、精巣がぱんぱんに溢れかえった男子中学生の前に、成瀬心美を亀甲縛りでぶら下げるようなもんである。
一も二もなく筐体に吸い寄せられたオレは、なんの躊躇もなく百円玉を放り込むと、両手撃ちやら片手撃ちやらと射撃ポーズを変えたり、リロードの合間に意味もなくポーズを取ったり、西部劇みたいに銃をくるくる回そうとしてケーブルに阻まれたりと、この取り回しの自在なコントローラの恩恵を享受しまっくった。
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何せそれまでのガンシューは、筐体に銃型コントローラが固定されてるものがほとんどだったから、そんなボンクラ丸出しなゲームプレイは不可能だったのだ。
せいぜいが『オペレーションウルフ』でマシンガンを掃射しながら、「エイドリアーン!」とか「伊藤ハム・イズ・オイシイ!」などと叫ぶ程度が関の山である。
華麗なガンアクションを駆使して、銀行強盗や、中華マフィアや、ハイジャック犯たちとの戦いを、一通り満喫したオレが、次に目を止めたのはピンク色の2P用ガンコントローラ。
そう、今もゲーセンに脈々と伝えられるガンシューティング二丁拳銃プレイは、この『リーサルエンフォーサーズ』から始まったのである。オレもチョウ・ユンファ気分になれて嬉しければ、ゲーセン側もインカムが余計に稼げてなお嬉しい!
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後にスーパーファミコンやメガドライブへの移植時には、ゲーセンのそれと同色のガンコントローラが同梱され、さらにピンク色の2P用ガンコンが別売りでリリースされた。
2Pコンも一緒に買って家でも二丁拳銃プレイとは、さすがにいかなかったのは、懐の具合もあったし、何より家では、ゲーセンギャラリーの呆れた白い眼というスパイスが期待できなかったからだろう。
そんなギャラリーの有無以外は、アーケード版と基本的に変わらない家庭機用『リーサルエンフォーサーズ』。
唯一特筆すべきことがあるとしたら、このメガドライブ版は、まずメガCD版が出たあとに、間髪入れずカートリッジROM版が発売されるという、ワケの分からない販売戦略が採られたことであろうか。ちなみにその両者、中身はまったく一緒だったりするから、これまたワケが分からない。



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