ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

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【デッドヘッドフレッド~首なし探偵の悪夢~】

   ↑  2016/02/13 (土)  カテゴリー: PSP
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「カネがないのは首がないのといっしょ」なんて言葉があるが、少なくともカネがないよりは首がない方が、まだマシかもしれない。フレッドはそれでもどうにかこうにかやっているからだ。
フレッド・ニューマンは悪徳の街ホープフォールズで私立探偵家業を営む男。本人の弁によればボギーばりのシブメンだったらしい。
らしいとあやふやになっているのは、今の当人には首がないからだ。
なにかヤバい案件に首を突っ込んだフレッドは、街を牛耳る黒幕の逆鱗に触れて、その首を文字通り獲られてしまったのだ。
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目を覚ましたのは、あるマッドサイエンティストの下。
一応の命の恩人ではあるが、フレッドの態度が恩人に対するそれでないのは、彼が元々短気で毒舌な性格だったってのもあるが、一番の理由はとりあえずの頭の代わりと、研究所に転がっていたビーカーをアバウトに付けられてしまったからであろう。
事件に関わる情報も、記憶と一緒に首ごと持ちされてしまった。
政財界を牛耳ると思しき闇の勢力はあまりにも強大だ。それに徒手空拳with首なし記憶なしで挑まなければならないフレッド。
しかし彼には新たに手に入れたアドバンテージがある。首がないってことは、他の首を自在に付け替えられるってことだ。
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石像の首、ガイコツの首、ゾンビの首にカカシの首、道中でゲットしたり敵から直接奪ったり、手に入れることのできる首は様々だ。
そしてそれぞれの首には固有の特殊能力やスペシャルアタックがある。
状況に応じて首をすっぽんすっぽん臨機応変にすげ替え、事件の手がかりを求めて街を闊歩するフレッド。
こんなビーカー頭がうろうろしていたら、それこそ騒ぎになってしまいそうだが、幸いにも町の住人はフレッドに負けず劣らずフリークみたいな連中ばっかり。
それに無難なマネキンの頭を装着しておけば、薄暗い街だ。それほど不審がられることもない。
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真相に近づくフレッドを食い止めようと、闇の大物は次々とチンピラフリークどもを送り込んでくる。こいつらとの戦いはちょっとばかり厄介だ。
それほど打たれ強いわけではないフレッドにとって、カウンター技はなくてはならない命綱だが、画面の小さいPSPゆえの宿命か、タイミングで出るカウンター発動のボタンガイドが、小さすぎてとっさに判別できない。
カウンターの機会を逃したら、一対一でも手こずるハードなゲームバランス。ボコボコにされてチェックポイントに送り返されるのは目に見えている。
普段は目新しいアイディアである首すげ替えシステムも、こと戦闘パートになると煩雑さに輪をかけるだけの存在になってしまうのが悩ましい。
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40年代を舞台にしたハードボイルドに、ティム・バートン風味のダークファンタジーテイストを混ぜあわせて、仕上げとばかりにライトなグロ要素をふりかけた、オンリーオンPSPの珍品。
パブリッシャーがD3ということもあって、CEROのD指定に妥協しながらも国内版も発売。
しばらくしてから『THE ホントに頭を使うアクション ~デッドヘッドフレッド~』とタイトルを改めて、Simpleシリーズに組み入れられて廉価再販されるお馴染みのパターンを辿ることとなった。

 

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2016/02/13 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【スウィート・パラダイス 紗綾♥留奈♥ジェシカとトロピカルデート】

   ↑  2016/02/07 (日)  カテゴリー: PSP
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美しい自然に囲まれた祝祭の島、バリ。
しかし今のオレの姿と挙動は、そんなリゾートアイランドにもっとも相応しくないだろう。
傍らに居るのは年端もいかないあどけない少女。オレにピッタリと寄り添って歩きはするが、その強張った笑顔を見れば、二人の間がそんなに親密なモノではないことに、誰もが気づくであろう。
南の島でローティーン少女と二人旅。健全な思考を持つ者であれば、そこから犯罪の匂い以外を嗅ぎ取ることはできやしない。
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『GTA』などのクライムアクションが、まるでケロッグの無害なオマケに見えてくるくらい、生々しい重犯罪臭を漂わせるこのソフトは、なんと全年齢対象。世のレーティングの基準を疑いたくなるような指定だ。
ジュニアアイドルという言葉は、邪な欲望や搾取をオブラートに包む魔法の言葉だが、そんなジュニアアイドルたを侍らせてのリゾートアイランド。
例えバーチャルと言えど、人としてもっとも外道に堕ちたような気分になるのは、まだオレにそれなりの良心があるからなのだろうか。
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この『スゥイート・パラダイス』の基本的な体裁は、グラビアアイドルのイメージビデオなんかにたまにある、コマンド選択という名のチャプターセレクトが付いた、擬似デートものの簡易アドベンチャーゲームだ。
しかしそのお相手が、男をたんまりくわえ込んできて、酸いも甘いも噛み分けたグラドルのお姉ちゃんではなく、ローティーンの子供ともなれば話は違ってくる。
例え誕生日一日分の違いであっても、合法的なエッチと淫行の間には高く超えられない壁がそびえ立っている。片やプレイボーイ、方や犯罪者だ。
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ましてや10代そこそこのれっきとした子供。
これで相手がローティーンとは思えないくらい世間ずれ、男ずれをした態度をとってくれるのならば、まだこちらの罪悪感も多少は和らぐのだが、これに出てくる少女たちがこちら(カメラ)に向ける視線には、明らかに警戒と不安と動揺がモツ鍋状態になった、こちらを100%信用していない感情がこもっているのであった。
PSPは国内ゲーム市場のちょっと特殊な嗜好をぐぐっと凝縮した業の深いハード。中でもUMDプレイヤーズゲームは野球拳に脱衣麻雀、18禁エロゲーの移植が蠢く底なし沼だ。
その中にあってもこの『スウィート・パラダイス』の、背徳なんて上品な言葉では収まりの付かない暗く深い淀みは、あまりにも際立っているだろう。


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2016/02/07 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【ファインダーラブ 工藤里紗 ファーストショットは君と。】

   ↑  2015/08/16 (日)  カテゴリー: PSP
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セクシー女優を起用した実写野球拳から、そのものズバリのUMDアダルトビデオまで、PSPは21世紀の密かなエロハードだった。
かってレーザーアクティブや3DOで局地的にブレイクした、実写ムービーに向かってタイミングよくボタンを押し静止画を切り出す不思議なジャンル、擬似カメラマンゲームが復活するのに、考えてみればこれほど適したハードはない。
しかしまあUMDソフトという方便を使わず正規のPSP専用ソフトとして出す限りには、いにしえの擬似カメラマンゲームのようにセクシー女優with生乳を起用するわけにも行かず、シャッターを切る対象は自然とグラビアアイドルに落ち着くのであった。
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かくして、ほしのあき、工藤里紗、原史奈の3人をそれぞれヒロインに、カプコンというあまりタレントゲームのイメージが薄いメーカーから登場した21世紀の擬似カメラマンゲーム、『ファインダーラブ』シリーズ全3作。
ヒロインはそれぞれ違えど、共通しているのは南の島でのグラビア撮影というシチュエーションと、プレイヤーのカメラマンアシスタントとしての立場だ。
撮影スタッフ一行の中では、おそらくカースト最下層のポジション。
牛馬のごとく扱われ、肝心のグラビアアイドルからは、その存在すら認知されていないのが現実のところであろう。
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夜の海岸で落ち込んでいる女の子を見つけ、何気なく励ましたら実はその子は今回の主役、工藤里紗。
これがきっかけで工藤里紗から「私のカメラマンさん」呼ばわりされるまで気に入られたプレイヤーは、以後師匠を差し置いてシャワーを浴びる工藤里紗を撮影したり(ただし水着着用。おい!)、夜の海岸で工藤里紗と二人っきりの撮影会にまで及んだりとウハウハ状態。
現実ではスタッフやグラドルから人間扱いされずにこき使われるカースト最下層の、おのれの精神バランスを保つための妄想のような痛々しさが漂ってくるメインストーリーは、南国でグラドルと親密な気分どころか、プレイしていて逆にブルーになってくること請け合いだ。
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アドベンチャーゲーム色を強めたり、ジャンケンや迷路ゲーム、ジェスチャークイズなどのミニゲームを挟んだりと、従来の擬似カメラマンゲームから一歩進んだインタラクティブ性を付加したり、写真集とイメージビデオを同時リリースしたり(タレントゲームでは鉄板の営業戦略)、限定版にはレプリカ水着をおまけに付けるなどのサービスで、PSPにおいて擬似カメラマンものの復権、及びグラドルゲームの定着を目論んだ『ファインダーラブ』シリーズであったが、その意気込みも空回りしてセールスの方はさんざん。
今ではPSP珍ゲーの一角として名を留めるのみになってしまったが、もちろん工藤里紗に罪はない。
半円形のマンガみたいな大きい目が特徴的なこの子。ゲーム内容がどれも五十歩百歩なシリーズ3作の中では、被写体の魅力という一点で個人的にイチ推しだ。



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2015/08/16 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【みんなの地図】PSPと地図ソフト

   ↑  2014/07/11 (金)  カテゴリー: PSP
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なまじ登場時に"最先端のデジタルガジェット"のイメージを強調してしまったからだろうか、このジャンルの急激な進化スピードにあらゆる機能が早々と陳腐化し、PSPは古今東西の携帯ゲーム機の中でも、もっとも化石感が漂うハードとなってしまった。
UMDディスクのように進化の過程の袋小路みたいな仕様もそうだが、それ以上に怒涛の勢いで旧態化してしまったのが、カメラやネット端末、GPS、ワンセグTVに動画再生といった、スマホやタブレットと思い切り被る機能だ。
思い返せば、PSPが世に出た当時は、「ガラケーの普及した日本ではスマートフォンは成功しない」なんて言説が堂々とまかり通っていた頃。
ガラケーと棲み分けられるモバイルガジェットのポジションを狙ったPSPの戦略は、それなりに一理のあった野望だったのかもしれない。
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しかし現実には、スマホが実にあっさりと旧来のケータイを駆逐してしまい、出先であれこれやる端末はこれ一つあれば事足りてしまうようになった。
かくしてあっさりと頓挫してしまうPSPのモバイル端末路線。初期にはこの路線に呼応した実用ソフトが数多く登場したものだが、その中でも数的に目立っていたのが地図ソフトである。
ゼンリンの『みんなの地図』と、エディアの『MAPLUS』が、PSPを代表する二大地図ソフトシリーズだが、この両者、同じ地図を扱っていても路線は大きく異る。
カーナビゲーションに特化した『MAPLUS』シリーズに対して、『みんなの地図』シリーズは"街中で使う地図がコンセプト。
手にしたPSPをナビ代わりにして街を歩くのが、このソフトのメインコンセプトだ。
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それをサポートするのが任意のスポットを地図上に登録するMyスポット機能と、ショッピングや外食店などが紹介された様々なコンテンツをダウンロードできるガイドブック機能(こちらは既にサービスを終了)。
特に使う人の行動スタイルが軸となるMyスポット機能は、それを見ただけでその人のなりが分かってしまう恐ろしい機能である。登録するものが思いつかないからと、安易にキャバクラなどをスポット登録しまくるのは、なるべく控えたほうがいいだろう。
だが街中でナビ代わりにするといっても、PSPを手にきょろきょろしながら繁華街をうろつくのは、やはり大の大人には抵抗があることは確かで、私はもっぱらこのソフトを外ではなく、布団の中で手軽に起動しては、「この高円寺の北口からすぐ西に行った通りが、なんとも素敵な空間で」とか「新宿区役所のすぐ裏の道が、これまた胸ときめくところで」などと、離れた土地に思いを馳せて一人うひょうひょする就寝のお供として利用してきた。
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LRボタンでの地図回転や、□△ボタンでの拡大縮小。その操作にさくさくと反応するレスポンスのよさはなかなか心地よいが、反面縮尺レベルを上げると地図上の情報が極端にすかすかとなるなど、デジタル地図としてはそれぞれに一長一短がある。
続く『みんなの地図2』、同『3』では、細かい不満点が解決され、さらにGPSレシーバーに対応しナビルート検索も可能になるなど着実な進歩を見せていったが、しかしスマートフォンにグーグルかヤフーの地図アプリをダウンロードすれば、それで事足りる時代の到来を前にしては、UMDディスクというドン臭いメディアを介さなければならないこのシリーズは、急速に過去の遺物と化してしまうのあった。



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2014/07/11 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【みんなで読書 ケータイ小説ですぅ〜】

   ↑  2014/04/23 (水)  カテゴリー: PSP
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まだ短い歴史の間にハードウェアのダイナミックな変遷に右往左往させられることが常だったゲームと違って、数百年もの長きにわたって紙媒体とずっと二人三脚だった本は、いざ変革の時を迎えても、なかなか身動きが重たかったりする。
今後の活字媒体が、Webや電子書籍の類を、長年の慣習の下に飼い慣らせるのか、あるいは新興メディアに合わせてその様相を大きく変化させなければならないのか、今の段階ではまだ予測がつかないが、しかし小説がハードウェアに合わせて、そのフォーマットを独自に変化させてきた例は、ついこの間にあった。
ガラケーと呼ばれるドメスティックなガジェットに適応する形で成立した、俗に言うケータイ小説だ。
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いっときは瀬戸内寂聴までをもその道に走らせ、書籍化も果たすなど(考えてみれば節操がない話である)一時代を築いたケータイ小説。
しかしケータイとのあまりに極端すぎる親和性が仇となり、ガラケーが主流から退くのと足並みを揃えるようにして姿を消していってしまった。
だがその最盛期の瞬間最大風速は並大抵のものではなく、紙媒体以外にも、その恩恵に与らんとしたちゃっかり者は多かった。
「ケータイもPSPも同じモバイルガジェットだし、ほら、縦持ちにすればなんとなくレイアウトも似てるような気がしません?」
そんなあやふやな根拠の下、これに便乗してきたのは、ウォーキングにきみまろと、とにかく流行りモノに乗る術には長けているドラスであった。
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このUMDディスクを放り込めば、あなたのPSPもたちまちケータイ小説リーダーに早変わり。
そんな触れ込みも、PSPのスイッチを入れてUMDディスクが立ち上がるまでの、ハンドヘルド電子機器としては致命的な悠長さに早々と色褪せてくるが、その手持ちぶさたな間にこのソフトのパッケージを眺めて無聊を慰めようとすれば、そこに記された「ケータイ小説ですぅ~」という人を舐めくさったタイトルに、余計に心は乱されるばかり。
いくらガラケーと似たようなレイアウトをアピールしようとも、ガラケーとは似てもつかぬUMDディスクソフトのフットワークの悪さは、ケータイ小説の「パッとつけてサッと読めてあとには何にも残らない」というせっかくの特性を、大きくスポイルしてしまうのだった。
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改行やフォント、文字サイズなどのアレンジがほとんどできないのも、電子ブックリーダーとしては、これまた致命的な仕様だが、ドラスにしてみれば「流行りモノにアバウトに乗っかっただけですから、そこまでマジにならないでください」ってのが本音のところだろうか。
個々の小説についてはコメントを避けるが、嫁姑間のいさかいやらママ友グループ内のいじめやらと収録作品のテーマが妙に偏っているように見えるのは、、ケータイ小説は元々そういった性質のものだったのか、あるいはアンソロジーの選定対象が極端に狭かったのか、なんとも判別に困るところである。



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2014/04/23 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |