ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

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【Left 4 Dead】4人は黄金比

   ↑  2017/02/14 (火)  カテゴリー: XBOX 360
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オレたち一行は思わず顔を見合わせた。
Xbox Liveを通じた遥か彼方、ヘッドセット越しの肉声のみが繋がりの、顔も見えず知らない相手たちだが、その時は確かに立ち止まって見合わし、互いの表情を伺う手応えがあった。
この先から聴こえてくるのは辛気臭い女性の泣き声。
そしてそれに合わせて鳴り響く、まるでイタリアンホラーのサウンドトラックのようなBGMが、こちらの神経をさらにささくれ立たせる。
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ウィッチだ。
それもよりによって狭い通路のド真ん中にぺたりと座り込んでいる。
この己が身に起こったことを把握してしまった不幸な感染者は、側をそーっと通って行けばやり過ごせるが、いったんこちらの存在に気づいたら、「見~た~な~」とゲーム中最大の攻撃力で駄々っ子みたいに荒れ狂うもっとも厄介なエネミーだ。
このパーティで幸いだったのは、慣れた様子で粛々とこの事態に対処するスレたプレイヤーが混じっていなかったことだ。
他の人間を前に押し立てるようにビクビクと進み、感染者のトレインには大いに慌てふためき、ウィッチには堂々とビビる。
ゲームの巧拙は怪しいが、ゲームをエンジョイすることに関してはナチュラルに長けている、頼もしいようでいてちっとも頼もしくない楽しい面子だ。
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「おい、どうするよ?」
立ち止まって逡巡する一行だが、もとよりこのメンバーに気の利いた知恵などあるわけがない。
もたもたしているうちに、ウィッチが「んあ?」とばかりに辺りを見回し、そしてこちらに目を留めた。
「うわああ、気づかれた! うわああ、うわああ、うわああ!」
平等にパニクったオレたち一行は、手にした銃を闇雲に乱射しながら慌てて後ろ向きに走り出し、そして揃って曲がり角でつかえてさらにパニクるのであった。
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バッドガイ気取りのアホウに偏屈な退役軍人、ヤッピーにフーテン娘。
世の中が平穏無事だったら、その人生に接点などまったくなかったであろう4人も、ゾンビクライシスの前ではなし崩し的に呉越同舟となる。
そしてその中身も同様だ。
東京の片田舎に住むオレと東海岸はメリーランド州の住人。本来なら縁もゆかりもまったくない者同士が、ここでは互いに背中を守り、それぞれが相手を危機から救うチャンスを求めている。
目の前でスモーカーに飛びつかれている仲間が。今までチームのお荷物だったオレにも、やっと同士の役に立つ機会がやって来た!
アサルトライフルの乱れ撃ち。何発かは仲間に当たっちまったようだけど、なあに、鎮痛剤やるから心配するな!
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ビートルズにピストルズ、玉川カルテットにチャンバラトリオ、4人はステキなキーワード、すったもんだな道中の黄金比。
敵でもなければ自分のキルを横取りする泥棒野郎でもない。災難を共にする仲間たち。
完全Co-op仕様のシューターが、まだ世間一般では馴染みの薄かった頃。その伝道師となったのは統一感のカケラもない、ワケがあっての仲良し4人組。
ゲーム内容は言うに及ばず、タイトなボリュームからそのタイトルまで、何から何までデキすぎの名作だ。

<Xbox One互換対応タイトル>

 

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2017/02/14 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Return to Castle Wolfenstein: Tides of War】古城への帰還

   ↑  2017/01/24 (火)  カテゴリー: XBOX
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ウルフェンシュタイン城におけるブラスコの活躍で、ナチスの禍々しい陰謀は阻止されたかに思えた。
しかしナチス+オカルトという美味しすぎる設定と、FPS時代を切り拓いた祖のネームバリューが、このまま放っておかれるわけがない。
折しも時代は第一次黄金期を迎えたFPSが、家庭用ゲーム機に急接近してさらなるシェアの拡大を目論んでいた頃、オカルトナチスの野望は今が好機とばかりに再びその芽を吹き始めたのであった。
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ナチ親衛隊超常現象部。その字面だけでなんとも胸をときめかせる、ハインリッヒ・ヒムラー直属の一隊が派遣されたのは、ロンメルが席巻する北アフリカ。
そしてナチが何かを企むときは、必ずこいつの姿もある。
我らがB.J.ブラスコヴィッチが踏むのもアフリカの乾いた大地。
かつてのダンジョンめいた古城一辺倒から舞台は大きく様変わりし、とりあえず目の前に広がるのは、ここ数年内のコンピュータゲームの進化を実感させられる、薄闇の空の下に広がるだだっ広い砂漠の戦場であった。
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砂漠用カモフラージュを施されたトラックや補給物資が立ち並ぶエジプトの古都市で、立ち向かってくる敵はロンメル軍団の兵士たち。
その立ち上がりはびっくりするくらいオーソドックスなミリタリー系FPSだ。
実際初代Xboxはミリタリー系のシューターが意外と少なかったこともあって、本作のマルチプレイはその需要を受けてかなり重宝されていた。
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しかしそれも序盤のうちだけ。ブラスコがステージを突き進むにつれて、徐々にオカルト的な様相が増してくるのはウルフェンシュタインのお約束だ。
親衛隊超常現象部が追い求めるのは、邪悪な力とともにアルプスに葬られたザクセンの王と、それに伴うゾンビの秘法。
ナチゾンビ兵士、これまた魅惑的なキーワード!
ブラスコの戦場もスパイ活劇よろしくヨーロッパを股にかける。
本作から導入された軽いステルス要素(シリーズ初代作『Castle Wolfenstein』のテイストを取り込んだと言えるだろう)も、スパイ活劇気分をちょっぴり後押し。
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そして舞台は再びあの地、ウルフェンシュタイン城へ!
PCゲームとコンソール機をブリッジした秀作FPS群の一角は、日本ではXbox World Collection(海外タイトルをローカライズせずパッケージ販売したヤケクソシリーズ)という、ちょっぴり投げやりな形でリリースされ、一部の好事家たちを喜ばせたのであった。

 

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2017/01/24 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【ウルフェンシュタイン3D】対ナチ闘争の始まり

   ↑  2017/01/21 (土)  カテゴリー: 3DO
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ウルフェンシュタイン城。
オレがその不吉な響きをもつ古城のことを知ったのは、遊撃手というA5判ゲーム誌の祖みたいな雑誌の記事であった。
主にAppleのゲームを扱っていたその雑誌で紹介されていたのは『Castle Wolfenstein』。
ウルフェンシュタインシリーズのみならず、ステルスゲームの始祖とも言えるような作品(初代『メタルギア』はコレにだいぶ影響を受けているんじゃないかと思う)で、後のFPS展開とはだいぶ趣の違う内容だ。
もちろんオレがAppleなんてハイソなマシンを購入できるわけがなく、『Castle Wolfenstein』は遊撃手を熟読しながらのエアプレイに限られていた。
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記事を繰り返し繰り返しページに穴が空くほど読み込み、そしてナチス兵士を不意打ちのナイフで屠ったり、ナチ下士官を出会い頭の銃撃で倒したりするシーンを頭の中で膨らましながら妄想に果てること数年。
そしてその脳内対ナチ戦争は、ついに現実のモノとして(いや、バーチャルだが)オレの前に帰ってきたのであった。
『Wolfenstein 3D』と題されたそのゲームは、『Castle Wolfenstein』の設定を受け継ぎながらも、そのゲームシステムは似ても似つかないものへと進化を遂げていた。
当時は3Dシューティングなどと呼ばれたりしたが、今で言うファーストパーソンシューティング。
その元祖FPSが海外での圧倒的支持をもって、すでに敗戦処理に入っていた3DOにもやってきた!
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鉤十字とアーリア風の仰々しい装飾に彩られた古城。
かつてAppleのモニターに原始人の壁画みたいなシンプルなビジュアルで表現されていた風景が、極彩色に目の前で展開する。
そして銃撃を受け血飛沫を上げながら崩れ落ちるドイツ兵のモーションは、生々しいなんて言葉では表現できないほどの強烈なインパクトを、ゲーム石器時代を半ばエアプレイでくぐり抜けてきたオレに与えてくれたのだった。
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そしてこのゲームでオレはナチスの悪逆非道について多くを学ぶこととなった。
あいつらはどっかからかっぱらってきた金銀財宝をあちこちに隠し、さらに人が苦労して戦争やってるその最中に、燭台とシャンデリア輝く大広間で美味いもん食ってるとんでもない連中である。
そんなとこに出会したら、そりゃもう問答無用でMP40の乱れ撃ちだ。そしてお前らの食い残しはオレが残らずいただく。文句があるならルーズベルトに言え!
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それだけならまだいい。ナチどもは、なんと愛らしい犬を戦争の道具に使う、地獄堕ちですらも生温いド外道であった。
こちらに向かって突進してくるわんわんの群れ。やめろ、ナチどもを撃つのはちっとも心が痛まないが、君たちは話が別だ。
お腹を撫でられながら身をよじらす君たちの真の姿を知っている。だからこっちに噛み付いてくるのはやめてくれ、ああ……。
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蜂の巣になったわんわんたちの骸を前に、オレは戦争の悲惨さとナチどもへの怒りを再確認するのであった。
オレの名はB.J.ブラスコヴィッチ。この世でもっとも深くナチを憎み、そしてナチどもがもっとも恐れる男。
そしてこのブラスコの対ナチ戦争が、数十年間に渡ってその後に引き継がれるとは、当時のオレはまったく想像もしなかったのであった。

 

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2017/01/21 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Wolfenstein: The New Order】永遠の対ナチ闘争

   ↑  2017/01/18 (水)  カテゴリー: XBOX ONE
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そいつの名はB.J.ブラスコヴィッチ。でもみんな面倒くさいからブラスコって呼ぶ。
古びた城に潜入しろって命じられたのがすべての始まりだった。それからもうかれこれ四半世紀以上、ナチスとの孤独な戦いをずっと続けている。
国家主義が世界規模で吹き上がっているご時世、ナチスってのは以前よりもデリケートなキーワードになってしまっているが、でもこの場合はみんなが大好きなナチス。
と言うとかなり語弊があるが、まあ要するに残虐で人間性のカケラもなく、仰々しい建築や芸術を好んで、鼻っ柱が高くぶっ殺してもなんの痛痒も感じない、完全無欠の悪役としてのアイコンだ。
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そいつらがオカルトや超科学に手を出してくれているのなら、さらに言うことはない。
UFO型戦闘機、改造兵士、鉄十字マーク入り巨大ロボット。これまたみんなが大好きなナチス超兵器のオンパレードだ。相手にとって不足はねえぜ。
そしてナチスと言えばババア。実際にいた行き過ぎた婦人会みたいな連中じゃないぞ。
ピチッとした黒の制服に身を包み、とことん残忍でおまけに淫乱。三度の飯より好きなのは拷問とその後の性行為。
そんな要素をきっちりと揃えれば、みんなが大好きナチババアのいっちょ出来上がりだ。これまた相手にとって不足はねえぜ。
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B.J.ブラスコヴィッチは、そんなお約束だらけの世界から、まるで迷宮に囚われたかのように抜け出せない不幸な男。
下っ端から上級将校まで、群がるナチを片っ端からぶっ殺しまくっても、このウルフェンシュタイン世界の理は永遠に変わらない。
ナチどもはともかくとして、いいかげん罪もない犬たちを殺すのは後ろめたくなった。
そしてブラスコの奮闘も虚しく、ナチの魔手はついに世界支配にまで及んだ。
「アメリカ? ああ、あんなもん核を二、三発どーんと落とせばチョロかったね」(ヒトラー)
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ブラスコが再び銃を取って立ち上がるお膳立てはできた。
オープニングの舞台はお約束の内装が施された古城。手にしたのはこれまた既視感バリバリのルガー自動拳銃。
お決まりの相手に倦んでいるヒマはない。『Wolfenstein』と『DOOM』は、永遠のお約束の下になければみんなが納得しないゲーム。それがFPSの祖の宿命ってやつだ。
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だけどブラスコだって人の子。恋もしたけりゃ幸せな生活を夢見る権利だってある。
今回、昨今のシューター事情では異例なシングルキャンペーン専用の仕様となったのは、ブラスコの長きに渡る戦いに対してロマンスで慰労する意味合いもある。
だから「アーニャ、アーニャうるせえんだよ、お前はナチスと戦うマシーンなんだよ」なんて薄情なツッコミはなしな。
もっともこのシングルキャンペーン特化っぷりが祟って、FPSとしては半時代ほど微妙に古っくさい部分も目についてしまってたりするが、まあそれも老舗ならではの味だと思って咀嚼していただきたい。

 

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2017/01/18 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Homefront The Revolution】レジスタンスの浮かばれない抵抗

   ↑  2016/12/27 (火)  カテゴリー: XBOX ONE
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青いカラーを旗印とする我らはレジスタンス。
と言ってもIngressの話ではない。その目的はこの国に自由を取り戻すため。
そして憎き敵は我々の郷土を蹂躙する冷酷な北朝●軍と、それに魂を譲り渡した裏切り者たちだ。
「ビッグ・ウェンズデー」や「地獄の黙示録」で知られる映画脚本家のジョン・ミリアスがプロットを担当したことで前評判を集めたFPS大作『Homefront』。
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やはりミリアスが監督脚本を手掛けた「若き勇者たち」でも顕著だった、「アメリカを覆っているこの現状がリセットされるならば、いっそいったん外国にでも占領されちまえばいい」というミリアスの歪な理想が、より親和性の高いゲームというフィールドでさらに悪趣味にハジケまくっていた2010年作だった。
もっともその一点を除いては、シュータとしてはそれほど観るべき特徴を持たなかったのも事実で、アクティbジョンの『CoD』やEA『BF』シリーズに対抗する、自社のFPS主幹ブランドを目論んだTHQの思惑は大きく外れることとなった。
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そしてTHQの崩壊と共にいったんは埋もれたこのブランドとプロットを復活させたのは、THQタイトルの落ち穂拾いに余念がないDeep Silver。
Deep Silverの代表作と言えば、ゾンビサバイバルゲーム『Dead Island』。
プロットだけをざっくりと頂いてきては、それをさらに悪趣味に徹して仕上げる、まるでイタリア製ゾンビ映画のような山師丸出しの手口は印象深かったが、同社はそのやり口を復活ホームフロントでも、まんま踏襲してきた。
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その類型っぷりにうんざりさせられる登場人物。泥縄式にだらだらと引き伸ばされるどうでもいいストーリー。目の前に放り捨てられるように雑然と提供されるミッション。
エリア間で分断させられているために、ちっともオープンワールド感が生じてこない舞台。カップラーメンができるどころか、コンビニまで買い物に行けそうなくらい待たされるローディング。
ゲーム全体の構成やシステムを含めて、何から何まで『Dead Island』生き写し。
2010年の『Homefront』がハリウッド映画(の傍流)ならば、この『Homefront The Revolution』はイタリア製のパチモノ続編にあたるような作品。
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だけどいただけないのは、イタリア製パチモノならば本来さらにマシマシにすべきはずのバッドテイストが、逆にとことんトーンダウンしちゃっていることだ。
北朝●軍の残虐さ、ミリシアの刹那っぷり、敷き詰められた死体の中に潜り込んで身を隠す、白リン弾の悪夢など、オリジナルの『Homefront』は胸焼けするようなブルータル描写を嫌がらせのようにとことん盛り込んできたが(いかにも黒ミリアスの影響を感じさせる)、『Homefront The Revolution』はその辺がすっぽりと欠落してしまっている。
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そうなると否が応でも目立ってしまうのが、この点では『Dead Island』よりも当社比200%増しになってしまった作り込みの甘さ。
ほぼ半完成のまま市場に揚げてしまったあとの、バグ続発とそれにガムテープを貼りまくって対応するかのような後始末は、いったんは埋もれたホームフロントというIPが、引き揚げと同時にロープが切れて再び沈んでいってしまったかのような顛末と相成り、ミリアスの歪んだ被征服の欲求も浮かばれないまま終わってしまうのであった。

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2016/12/27 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
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