ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

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【Crysis 3】ナノスーツと大風呂敷

   ↑  2018/11/07 (水)  カテゴリー: XBOX 360
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「『Crysis』『Crysis 2』からさらに時は経ち、世界はもっとのっぴきならないことになっていた」
オープニングムービーで語られる"これまでのクライシス"をざっくり説明すると、こんな感じになる。
ごめん、だってただでさえ一作ごとに飛躍しまくる含みの多い設定のうえに、シリーズ作の発売間隔も7年越しになっちゃってんだから、もうホント分かんねえって。
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だいたい話の核を噛み砕いて説明するべき立場にあるシリーズのキーマン、プロフェット(一作目ではリャンシャン島に潜入した特殊部隊ラプターチームの隊長、二作目では主人公のアルカトラズに無理やりスーツを着せて自分はとっとと退場した無責任野郎)が、やたらと秘密の多い男だから、こっちはもうもやもやを持て余してストーリーとかどうでもよくなっちゃんてんだよ!
とにかくスゴい能力を秘めた戦闘スーツの物語。それを着ている当人を操作するプレイヤーも、その時には便利、時には厄介な能力に振り回される。そういうお話だ。
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ダイジェストに続くムービーは、民間軍事企業CELLの艦船に突入する特殊部隊の姿。
それを率いるのは……、外伝『Crysis Warhed』以来の登場となるサージェント・マイク・サイクス、通称サイコ。シリーズの準皆勤キャラクター。
彼らのお目当てはCELLに奪われた例のナノスーツとその中身。中の人はというと……、
「よっ、プロフェット」
これまでシリーズの脇役として、勿体ぶった態度や隠し事だらけの行動で歴代主人公やプレイヤーまでをも疑心暗鬼にさせていたプロフェットが、満を持してこのシリーズ最終作の主人公。
だったらこいつを端っから主人公にしておけ!
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SFシューターサーガとして同じような立ち位置にある『HALO』は、マスターチーフという一貫した主人公がいたから、作品の発売スパンが開いてもまだ一貫性があったが、こちらは一作ごとに主人公入れ替えアンド過去作の主人公使い捨て。プレイヤーだって当然置いてきぼり気味だ。
だったら錯綜するストーリーはとりあえず脇に置いておいて、本シリーズの真の主人公たるナノスーツの並外れた能力を堪能しようとするも、こちらも煩雑でおせっかいな機能がムダについた国産家電化がさらに進行。
バイザーモードは遠くにある敵やアイテムの識別や、地雷原やタレットなどのハッキングを可能にする便利機能。
もっともハッキングは有効に使える局面が限られイライラさせられるばかりだし、アイテムを識別しても拾うためにはいちいちバイザーモードをオフにしなければなんないけどな。
誰かこのスーツ、スティーブ・ジョブスに再デザインさせろ!
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前作でニューヨーク(のみならず世界)が崩壊し、今回の舞台となるのはその廃墟ニューヨークが樹々に侵食されたロケーション。
しかしその魅力ある舞台もわずかな登場に終わり、中盤以降のステージは特徴のない魅力に欠けるものばかり。
広げた大風呂敷を強引に畳みにいったことも災いして、中庸なSFシューター化がより一層増してしまったクライシスサーガの最終作。
サイコをなんとかストーリーに再回収してCryTekとしてはなんとかお話にケリをつけたつもりだろうが、こちらは使い捨てにされた挙げ句、とうとうその名すら語られなくなった1作めの主人公ノーマッドの消息が気になって、もやもやするばかりなのであった。

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【Crysis 2】コンクリートジャングルの捕食者

   ↑  2018/11/03 (土)  カテゴリー: XBOX 360
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密林のプレデターから大都会のプレデターへ。
前作『Crysis』の舞台だったリンシャン島は、設定によると沖縄辺りにある島だったらしいが、そこから巻き起こったエイリアン騒ぎは、もはや全世界を呑み込んだ。
そして舞台は、いつの間にかニューヨークへ。
木々が生い茂るジャングルは、瓦礫だらけのビル群に。白い砂浜と美しい珊瑚礁のビーチは、感染者たちが蠢く下水道に。
コンクリートジャングルに潜むプレデター気分を演出してくれる相棒は、前作からCryENGINEと共にバージョンアップした新ナノスーツ。
しかしストーリー進行の都合上、頻繁に「システム再起動」を繰り返す新ナノスーツに、「このスーツのOSはWindowsMeかよ!」なんて愚痴も、ついつい飛び出してきちゃうのであった。
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そもそもこのナノスーツ、本作の主人公アルカトラズにとっては、何も好きこのんで着たわけじゃない。
前作では意味不明な存在だった、"クライシス サーガの鍵を握ってるっぽい男"プロフェットに無理矢理着させられただけだ。
着てるだけで回りからは不気味がられるし、それだけならまだしも民間軍事企業には親の仇みたいに追い回されるし(人違いだって! オレはそのプロフェットって野郎じゃねえ!)、挙げ句の果てには「この人、歩く死人みたいなものです。スーツの力で生かされているだけです」などと、終末医療患者のように言われてるし。
じゃあ何ですか? このスーツを脱ぐと死んじゃうってことですか? それってまるで「メタルマン」じゃねえか!?
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だけどプレイヤーの立場にしてみれば、このナノスーツは便利で高機能なアイテム。肉襦袢みたいなイケてない外見も我慢できるというものだ。
しかもこの最新版には、戦術オプション表示を始めとして、余計なお世話に近いような新機能もてんこ盛り。
なんか日本の家電メーカーが作る製品みたいだな。そのうち「あと5回引き金を絞るとリロードが必要となります」なんて音声アナウンスとか搭載されそうだ。
ナノスーツの機能をフルに活用して、神出鬼没の立ち回りを構築するのは相変わらず楽しいんだけど、その一方で『Crysis 2』は、前作に色濃く残されていた初代『Farcry』的なテイストが大幅に減退しちゃっている。
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それは単に舞台が南の島から大都会に移ったからだけではない。
初代『Farcry』や『Crysis』前半のフィールドが広大な正方形だとしたら、この『2』のそれは縦長の長方形。
プレイヤーに与えられた裁量の範囲が、だいぶ狭まり、レールライド型のゲーム進行に少し歩み寄った構成になっている(この転換は、前作のスピンアウト『Crysis Warhead』からも窺えたが)。
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Crytekという会社を鮮烈にイメージづけた、そんな『Farcry』らしさの喪失と引き替えに手に入れたのは、目の前で展開するニューヨーク大崩壊のビジュアルを始めとしたシネマティックな展開と、格段にとっつきやすくなったプレイフィール。
良くも悪くも角のないフツーのサイエンスフィクションFPS大作になってしまった、クライシスサーガの第二弾。
その是非は置いといて、いたたまれないのは、急展開するストーリーに存在を顧みられることもない、前作の主人公ノーマッドとサイコの二人なのであった。

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2018/11/03 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Crysis Warhead】もう一つのクライシス

   ↑  2018/11/01 (木)  カテゴリー: PCゲーム
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もう一個人のドンパチでは収拾つかないくらい、大袈裟な話に膨れあがるクライシスサーガの狭間に咲いた徒花。サージェント・サイクス、通称サイコ。
『Crysis』一作目で、リンシャン島での任務中、壊滅状態に陥ったラプターチームの中で、主人公のノーマッドの他に島からの離脱に成功した数少ない人物。
作戦中に別れ、ノーマッドの視界から消えていた彼が、その間にどのような行動をとっていたのか。
『Crysis』のスピンアウト作品である、この『Crysis Warhead』は、そのサイコを主人公に据えた、もう一つのリンシャン島顛末記だ。
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オリジナルを洗練させたり問題点を修正する形になって、結果として拡張パックやスピンアウト作品が、本家よりもバランス的に優れたゲームになってしまうのは割とよくある話だが、『Crysis Warhead』もそのパターン。
後半、思い出したようにストーリー収拾につっ走って、まとまりを欠いてしまった『Crysis』よりも、ボリュームはさすがに欠けるものの、遥かにバランスがいい安定した作品だ。
顔出しNGだったノーマッドと違って、もともと面が割れているサイコは、よく喋る上にキャラクター付けもはっきりしているから、ナノスーツに引き摺られるようにして行動していたノーマッド以上に、その役割や行動は明快で感情移入もし易い。
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北朝鮮軍からエイリアンへと、なし崩し的に抗争相手がスライドしてしまう『Crysis』と違って、こちらはその対立構造も明確だ。
森繁和前中日前監督扮する(?)北朝鮮軍将校を仇役に据え、エイリアンを双方が巡って争う第三極に位置づけたことで、『Crysis』では希薄だったトリプルスレッドの構造も、『Crysis Warhead』では充分に活かされている。
何より北朝鮮軍をぶっ叩いて、エイリアンを空母まで運ぶという既定事実に話を収めればいいのだから、そのストーリーミッションはすっきりと単純明快だ。
『Crysis』のように、後々の展開を意識しなければならない責務から解放されているのが、『Crysis Warhead』の最大の強みだろう。ワケの分からない無重力空間を無駄にふらふらさせられる心配だって、もう無用だ。
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ナノスーツの持つ凄まじい能力と運命に、ただ翻弄され続ける『Crysis』正編シリーズの主人公たちとは対照的に、おのれの戦争をただひたすら完遂しようとするサイコ。
もはやスーツがそのまま人格と化してしまったノーマッドやアルカトラズと違って、彼が個を貫き通せたのは、やはり顔出しの説得力があったからこそなのだろう。
スーツを第一義とするクライシスサーガのコンセプトにすら抗った不屈の男、サージェント・サイクス。
しかし彼の活躍は、あくまでもスピンアウトの位置づけに押し込まれて、コンソール機への移植も果たされることはなかったのであった。

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【Crysis】クローク起動

   ↑  2018/10/30 (火)  カテゴリー: XBOX 360
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「クローク起動」
なんと心強い言葉だろう。この一言と共にオレの身体はたちまち周囲に溶け込み、バッテリーが持つ限り周りからその存在を気づかれることがない。
ガキの頃から常に落ち着きがなく、ホームルームで学級崩壊のA級戦犯に名指しされることが常だったオレにとって、例えゲームの中であろうと、気配を殺したステルス行動は、実にハードルの高い要求だ。
ソリッド・スネークにも、サム・フィッシャーにも、バイオレット・サマーにもなれなかった。
そりゃそうだ。敵が視界に入るや否や、「みんなここで死ぬんだあ!」とわめきちらしながら、全身を豪快にさらけ出すようなオレの性格に基づくプレイスタイルと、これらのキャラクターは根本的に相性が悪い。
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コソコソと細心の注意をはらって行動できないオレに、エイリアンのテクノロジーを流用したこのナノスーツは、実に頼りになる相棒だ。
「鉛玉をたんと喰らいな、このすっとこどっこいどもがあ!」と、大見得をきった直後に、相手の丁寧なお返しを頂戴して慌てふためくはめになっても、クロークを発動させればすぐに姿をくらますことができる。
ガジェット任せのステルス三昧。大雑把な奴でも簡単にできる隠密行動。実に素晴らしい!
生い茂る木々に身を隠しながら、息を殺してターゲットに接近する。
Crytekのデビュー作、『Farcry』は、ゲームではなかなか表現するのが難しいと思われた、密林でのゲリラ戦を見事に具体化させた作品。
諸般の事情により『FarCry』ブランドはCrytekの手を放れることとなるが、代わりにCrytekは、『FarCry』をさらに洗練させたようなシューターを、全く新しいIPとバージョンアップさせたCryENGINEの下に放ったのであった。
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『FarCry』では、等身大の隠密行脚を続けていた生身の人間が中盤から超人的パワーを入手し、映画のプレデター顔負けなスニーキング能力の保持者へとアップグレードされていたが、『Crysis』で冒頭から使用可能なこのスーツは、『FarCry』のプレデター級超人能力を最初から手に入れてるようなもの。
クローク機能に加えて耐久力を大幅に底上げさせるパワーアーマーモード。
これらをフルに活かしたヒット&アウェイ戦術の餌食となる北朝鮮兵たちは、神出鬼没なこちらに対し、「出てこい! 臆病者に相応しい死に方を与えてやる!」と精一杯の憎まれ口をたたくが、生憎だけど臆病者ほど長生きするのは、この世の節理なんだよ!
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そんな驚異的な能力を秘めたナノスーツのバックアップを受けた、前半のポスト『FarCry』的な展開は充実している。
開放感に満ちたステージ。バラエティに富んだ地形。自由度の高いルート選択と戦術。そして何よりも、『FarCry』から格段にグレードアップした圧倒的なビジュアル。
木々をかき分け、枝葉に顔を撫でられ、濡れた砂浜を踏みしめ、絶景の中を血生臭い戦場に変えて敵を蹂躙する。
山岳から美しいビーチまで、ロケーションも豊富だし、装甲車にボート、戦車と、乗り物だってよりどりみどりだ。
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だが手放した『FarCry』に替わる新しいブランドを確立させようと意気込むCrytekは、残念なことにこの『Crysis』を、以後続くシリーズ作のパイロット版的な位置づけに留めてしまうのだ。
開放感に満ちた前半から一転、話の鍵を握るエイリアンが本格的に出没し始める後半に入ると、残念なことに展開は唐突に窮屈で急ぎ足気味な状況説明ばかりに邁進する。
ナノスーツの力を背景に、前半はあれほど活き活きと躍動していた主人公ノーマッドも、慌て気味に畳まれるストーリー展開の前に、最終的にはこのプロローグ的なシリーズ第一作の捨て石にされてしまうのであった。

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2018/10/30 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Battlefield 1943】ガダルカナルはリゾートアイランド

   ↑  2018/05/27 (日)  カテゴリー: XBOX 360
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ガダルカナル、ウェーク島、そして硫黄島。水木しげるのマンガの悲惨な情景が思い浮かぶ、凄絶な歴史の舞台だ。
しかしここは名前は同じだが、そんな悲劇的な戦史とはミリともリンクしていない南の楽園。
部隊には一〇〇式機関短銃が景気よく配備され、コルセアはゼロ戦と互角に旋回戦を繰り広げ、そしてチハたんがシャーマンと正面からド突きあいを演じられるファンタージーワールド。
糧食の心配も必要ない。ポテチ、冷やし中華、メロンパン、あらかじめコンビニできちんと調達しておけ。
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『Battlefield 1943』のガダルカナルは、オレにとってリバティーシティやバイスシティ以上のクルマ泥棒天国だ。
ジープのハンドルを握り、荒れ道の海岸沿いワインディングロードを突っ走って向かう先は敵陣地。
ガレージに不用心にも無施錠のまま鎮座しているのは九七式中戦車だ。悪い、ちょっと借りてくぜ。壊すまで大事に乗るから心配すんな!
南洋のグランド・セフト・オートにとって、もっとも美味しいシチュエーションは修理中の敵戦車だ。
コキコキやってるところに、こっそり忍び寄って、頃合いを見計らって操縦席にライドオン。
オレのために戦車を直してくれてありがとう! これはほんのお礼の気持ち。バックギア、ぶちぶちぶちっ! 戦車の頼もしい重さを全身で感じてくれ!
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シンプルなクイックマッチのみのアクセス。わずか3つだけのマップ(のちにエースパイロット様隔離用の制空権モードが追加されたが)。既存の『Battlefield』を徹底的にシェイプさせたその先には、程良いマンネリ感に包まれた南太平洋のパラダイスが待っていた。
リゾートビーチでは人々の時間の過ごし方も思い思いだ。
狙撃銃を抱えて見張り台から降りてこないやつ、ジープで海岸通りを流しまわっているやつ、爆撃司令室の前に居座って動かないやつ、日本刀振り上げて意味もなく走り回ってるやつ、そもそもスタート地点の空母から動かないやつ(とっととトイレから帰ってこい!)。
狭い島だからみんなのリゾートスタイルも一目瞭然だ。それに目くじら立てることもない。
ただし、さっきから飛行機キープして地上に降りてこないエースパイロット様だけは話が別だ。それはオレの拠点間ショートカット用タクシーだっちゅうの!
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青い空に白い雲。空に負けないくらい青い海に白い砂浜。ガダルカナルいいとこ一度はおいで。
中央の尾根に両軍の兵士が群がり、戦車がそれに続き、ジープは坂を登りきれずにエンストし、上空では戦闘機が無意味に飛び回り、そして油断していれば後方の飛行場や前哨基地の色がひっくり返る。
何百、何千と繰り返されてきた、見慣れたという言葉にも苔がむすほどのお馴染みの光景。
でもオレたちは飽きない。マンネリは感じているけど、でもマンネリもいいもんだなって思ってたりもする。
さもなきゃいくら互換対応になったばかりだといって、10年も昔の古いゲームが、ここまで賑わっている理由が説明つかない。
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摺鉢山から転げ落ちる戦車、ウェーク島の内湾で操縦者のログアウトごと頓挫する上陸用舟艇、爆撃指揮所から出てきたとたんスパナで頭をスコーン、敵基地に乗り込んで飛行機に爆弾をセット、そして何度やっても脳汁が漏れる戦車砲で飛行機撃墜。
10年前から変わらぬルーチンワーク。だけど南国リゾートって、この世のトレンドからもっとも離れた場所のはずだろ?
太陽の下チェアに寝っ転がる、いつものビーチ作法みたいに、オレたちは上陸用舟艇に飛び乗ってとりあえず美しい島に駆け出し旗の下に集う。
生き物のように時間と共に姿を変えるオンラインゲーム群にあって、この南の島々は生まれたときから、ありのままの姿をほぼ保つ、貴重な手つかずの楽園なのだから。

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2018/05/27 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
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