ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

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【Ingress】狭山湖畔二社参りミッション

   ↑  2017/10/05 (木)  カテゴリー: Android
多摩湖が有名行楽地に始まり西武園ゆうえんちにユネスコ村、そして西武球場と、西武山口線(レオライナー)の沿線は、西武鉄道グループ総帥であった堤親子の夢と野望がぐぐっと凝縮された地帯だ。
ユネスコ村は廃村となり、西武園ゆうえんちも斜陽となり、屋根付きとなった西武ドームだけが唯一賑わいを見せているが、おかげでまあここは野球を見に行く以外はなんもない、なんもできない。
開場前にちょっと早く着いちゃったときなどは、もう山と気の早いライオンズファンに囲まれた西武球場前駅で途方に暮れるしかなかったのだが、しかしIngressとはありがたいもので、そんなときにミッションというきっかけがなければ、ちょっと寄ろうとは思わなかったところに誘ってくれる。
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そう、メットライフドームの反対側、ユネスコ村跡の隣には、堤義明の夢の跡がまだ一つだけひっそりと残っていたのだった。
ちなみにナイターが開場する夕方あたりには、香水をプンプンさせてハデな服を着た大陸風の若い女性たちが、なぜだかドームに背を向けてぞろぞろと山の方に向かってゆく光景が見れる。
そういえば多摩湖狭山湖周りはラブホが立ち並ぶ土地。その光景の事情もなんとなく伺えるのだが、しかしそれは堤義明とはあんまり関係ない。
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彼女たちに混じって大通りを渡りちょっと歩くと見えてくるのは狭山不動尊。
1975年建立。歴史なんかなんもない、そして"昭和の西武鉄道グループ"を体現したような寺。
「狭山湖畔二社参り」は、ここと隣にあるそれなりに歴史はあるけれど、やはり妙ちきりんな山口観音を巡るミッションだ。
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狭山不動尊はホントに変な寺だ。そこに足を踏み入れた者は、まず寺全体の統一感と、建物と周囲との整合性がまったく欠けていることに違和感を覚えるだろう。
門や廟堂など、それぞれに歴史や由緒はあるが、これほぼ全部増上寺や極楽寺など、あちこちの名刹からかき集めて移築してきたもの。
そう言えば西武ライオンズのその始まりも、田淵や古沢、山崎裕之にノムさんなど、ビッグネームをあちこちからかき集めて揃えた陣容だった。
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広い境内に建物がハイブリッドに散在する様は、ありがたいお寺というよりも、むしろ寺風テーマパークとでも表現すべきで、あいにくと立ち入り禁止だった羅漢堂なんかはヒドいもんで、何を考えているんだか敷地いっぱいに灯籠が、まるで都市経営シムの効率プレイみたいにびっしりと敷き詰められている。
指定されたポータル数は多いが、大半が密集しているので回るのはまったく苦ではない。
そのポータルにも、中には「灯籠ぽいもの」などと投げやりな名前が付けられている始末で、これなんかは名刹のポータルではほぼありえない光景だ。
ついでだけど、「ぽいもの」って促音抜きの表記、なんか黒木香の「SMぽいの好き」以来久々にお目にかかったな。
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境内を周りながら「まるでアレな資産家がカネにまかせて田舎の敷地にムリヤリ建てた、お宝系セルフテーマパークみたいだな」なんて感想を持ったのだが、よくよく考えてみれば、まるでどころか実際ほぼその通りで間違いなかったりする。
ミッションの後半で巡る隣の山口観音も、本堂にマニ車を有するこれまたハイブリッドで妙な寺で見どころは多い。
ミッションメダルのつぶらな瞳の白馬は、ここの門前にある新田義貞の愛馬だ。
なにせ狭山不動尊は西武の一味なので、お賽銭とロッテの必勝祈願は当然こちらへ。
「酒居が完封して20点くらいとって勝ちますよーに!」


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ありがとう観音様、ロッテ勝ったよ!
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2017/10/05 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Ingress】ぶらりポータルの旅 幻の東京スタジアム編

   ↑  2017/09/26 (火)  カテゴリー: Android
ジャイアンツのような全国区球団でなく、東京という地方を代表するプロ野球団は東京ヤクルトスワローズ。
しかしスワローズが球団名に東京の冠をつけるはるか以前に、東京を名乗ったチームがあった。
我らが千葉ロッテマリーンズの前身、東京オリオンズだ。
その本拠地は荒川区南千住に位置したその名も東京スタジアム。
辺りが暗い中、夜にナイター用の照明が煌煌とする様は、"光の球場"の異名をとったという。しかしかし親会社である大映の経営悪化に伴い、球場は1972年に閉鎖。オリオンズは本拠地を持たないジプシー状態を続けた後、川崎球場を経て今の幕張に落ち着く。
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この東京スタジアム、MLB球場に倣った諸設備やスロープ構造のスタンド、地下にボウリング場や冬季にはスケートリンクまでも備えた、当時としては飛び抜けてモダンな球場であったそうな。
そんな最先端のエンターテイメント施設が下町丸出しだった頃の南千住のド真ん中に。さぞや目立った存在だったろう。
東京スタジアム跡地へは、南千住駅を出たらまず北へ"荒川南千住五郵便局"ポータルを目指し、その交差点を西へ。
"蝶"、"カエル"なんて適当極まりない名前のポータルを経由して真っ直ぐずんずん歩いてゆくと、南千住警察署を真ん中に都営住宅と荒川総合スポーツセンターが並ぶ一角に辿り着くだろう。
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往時を偲ばせるものはほとんど無いが、とにかくここが幻の東京スタジアム跡地。
大エース小山正明、孤高の天才打者榎本喜八、黄金ルーキー山崎裕之、アルトマン、有藤、醍醐、前田益穂ら錚々たるメンバーが毎夜躍動し、誘蛾灯ならぬ照明塔につられて下町中から集まってきた気取らない観客たちが、それにヤジと声援を飛ばしていた夢の砦があった場所だ。
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最新鋭であると同時に、下町の真ん中にムリヤリ建設したためか、めちゃくちゃ狭いことでも名を馳せていた東京スタジアム。
上のスキャナ図で緑CFの間にぽっかりとある一角が球場のあったところだが、たしかに狭い。
敷地自体が手狭なために外野スタンドに膨らみを設けることができず、ホームランがぽんぽん飛び出したらしいが、グルッと回りを歩いてみればそれも頷ける話だ。
オリオンズの監督になったカネやんは「こんな狭いとこで野球できるか!」と、投手出身者らしくブチ切れたらしいが、むしろ今の極貧打マリーンズに必要なのは、こんな荻野貴司でも確実に二桁くらいホームラン打てそうな球場ではないだろうか。
もっともよくよく考えてみれば、相手チームに毎試合10本づつくらいホームラン打たれるのが関の山かもしれないが……。
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跡地の一角は軟式野球場になっていて、そこがプロ野球団のホームスタジアムであったことをかろうじて偲ばせる(もっともこの草野球場と東京スタジアムに直接的関連はないが)。
"南千住野球場看板"と名付けられたポータルのキーを、代理として野球場ポータルコレクションに加え、「ここがずっと本拠地だったら幕張より通うのが多少楽だったろうなー」などと思いながら、今は夜でもひっそりと静まり返った跡地詣でを切り上げるのであった。

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2017/09/26 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Ingress】ぶらりポータルの旅 東村山八坂神社編

   ↑  2017/09/08 (金)  カテゴリー: Android
先日東村山の八坂神社に寄った時にちょっと目についたミッション。
厳密な意味での連作ではないけれど、神社関連のそれを一通りこなすと、鳥居を左右の狛犬がサンドイッチするちょっとしたメダルアートになる。
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その時は時間も遅かったので見送ったが、昨夜はライオンズの絶対エース菊池雄星の前に、もはやプロ野球選手を自称するファンキー集団と化したロッテ打線が完全沈黙して試合がサクサク進み、20時過ぎには早々とゲームセットとなったので、運良く(?)ミッションをこなせる余裕ができた。
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「八坂神社ってガキの頃よく名前聞いた覚えあるなー」と妙に引っかかっていたんだけど、思い出した。
オレの子供時代になんとかブックスや少年誌のオカルト特集で、心霊写真が撮れたとさんざん話題になった所だ。
ここと三ツ木の幽霊交差点の話は、当時ブレイクした志村けんの「東村山音頭」と頭の中でリミックスされて、妙に心に残っていたのだ。
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本棚から引っ張り出した「多摩の怪談ぞくぞくガイド」(けやき出版)によると、八坂神社の心霊写真騒動は1974年に地元の中学生がここで撮った写真に不気味な人影が写り込んでおり、それが学校内を経てどういうわけだか毎日新聞の社会面に取り上げられる騒ぎとなり、一気に広まった話題らしい。まあ地元の人たちにとっては迷惑極まりない話だろう。
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雨がまだしとしと降る夜の八坂神社。国道に面した明るいロケーションに加え、社殿なども新しい造りなので、言われるような心霊スポット的な雰囲気は微塵もない。広々として程よくゴージャスないい神社だ。
オレも前夜のうちは「いっちょ心霊写真の一つでも撮ったろかい!」と盛り上がっていたのだが、千葉ロッテマリーンズのあまりに無力な敗戦を目の当たりにした直後では、とてもそんなムードにはなれない。
世の中にはお化けよりも恐ろしいことがある。贔屓チームの選手たちが何も考えずにただバットを振り回すなんてのは、その最たるものだ。
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件のタネ本には「藁人形の名所」なんて物騒な一文もあって、本殿の脇にある林がその出処なんだろうが、ぶっちゃけこんなとこでカンカンやってたらあっという間に通報されるだろう。
なにせIngressは丑の刻参りと大変相性のいいゲームだ。
林の奥の方で「(適当なAG名)死ねえ!」と叫びながら藁人形に釘を打ち込み、「見ーたーなー!!」と血走った眼でスキャナをこちらにかざされる現場に遭遇するんじゃないかとビクビクしていたが、今はむしろこっちがロッテフロント陣の藁人形を、「少しは仕事しろバカヤロウ!!!」と木に縫いつけたい心境だ。
しかしいつまでもネガティブな気分でいてもしょうがない。
過去にはぶっちぎりの最下位から翌年に優勝を飾った例はいくらでもある。
霊験あらたかなこの八坂神社の神様に来シーズンのロッテの躍進を祈願して、お賽銭もばっちりはずもうではないか。
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「来年はドラフトで広陵の中村くんの当たりくじ引いて、涌井が残留して、平沢大河が覚醒して不動のレギュラーになり、バース級の外国人が3千万円くらいの年俸でやってきて、リーグ優勝して日本一になりますよーに!(パンパン!)」
オレとしては奮発の500円玉を賽銭箱に放り込み、そして改めて本尊を確認してオレは背筋も凍るような事実に気づくのであった。
八坂神社の本尊、それは牛頭天王。
「つ、つまりここバファローズびいき!!!!!!?」
仕込みの客「キャーッ!!!」

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2017/09/08 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Ingress】ぶらりポータルの旅 メットライフドーム編

   ↑  2017/09/06 (水)  カテゴリー: Android
いったん荻山まで出てから西部多摩湖線に乗り換え、その終点からさらにレオライナーという遊園地アトラクションに毛が生えたような電車に揺られることしばし。
クルマで多摩湖を突っ切って行けばあっという間のところを、わざわざ遠回りして辿り着くのはメットライフドーム。
分かりやすく言うと西武ドーム。埼玉西武ライオンズの本拠地にして、西多摩住まいのオレにとってはマリンスタジアム以上に馴染みのある球場。ロッテ生観戦の7割は、だいたいここが舞台だ。
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しかし今日の目的はロッテの試合ではない。それ以上にレアな催し。もしかしたら今日を逃せば二度とお目にかかれないかもしれないイベントだ。
その名もジミー・パラデス・マジカルショー!

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ハーイエブリバディ! 年俸1億4千万の男、誰が呼んだか「どこでも守れるスイッチヒッターの長距離打者」、そんな地雷ワード満載の触れ込みも今や懐かしくなった千葉ロッテマリーンズのジミー・パラデスだ。気軽にジミーちゃんって呼んでくれ。
本日のショー最初の脇役はライオンズの源田ってやつだ。
こいつがバットを寝かせてボールをちょこんと転がしたのがすべての始まりなんだな。
なんかバントっつうらしいんだけど、ワケの分かんねえことするよなwwwww。まったく草生えるぜ。
バットって思い切り振り回してなんぼのもんだろ? まあボールに当たるかどうかは知ったこっちゃねえけどな。

そしたらキャッチャーの田村が転がったボールを慌てて拾ってさ、一塁に投げやがるんだよ。
なにせ源田が変なことすっからさ、オレもすっかりワケわかんなくなってさ、おい、田村が送球したよ、一塁誰だよ?ってボーっとしてたんだよ。
しばらくして気づいたな。そういや一塁オレだったよってwwwwwwwww。ちょーウケるぜwwwwwwww。
田村の送球はオレの遥か横を通過してってさ、誰もいない一塁ベースの上を越えて行きやがんのwwwwww。
アレにはどっかんどっかんウケてたな。主にライオンズベンチとホーム側の客席が。イェイ!

まあそれが致命的な失点のきっかけになっちまったんだけど、それをバットで取り返したらやっぱオレらしくないだろ?
ホームランってのは10点差で負けてる時に意味なく打つもんじゃん? だからご期待通りの凡打さ。だけどいちおうボールにバットが当たったぜ。そこは褒めてくれよな。
そんなやらかしでさすがにまた二軍送りになるかと覚悟したけど、どういうワケだか登録抹消免れてんの。ウケるよな。ホント人がいねえんだな、このチームwwww
というわけで首の皮一枚で生き残ったジミー・パラデス・マジカルショー。また明日もやらかすぜ!
* * * * * * * *

快勝の余韻に浸るライオンズファンに囲まれた帰りの西武線車中。
なにせ西武ドームは他になんもない山の中にある。その帰りに憂さを晴らすような気の利いた歓楽街があるわけでもない。
だったら多摩湖線の途中にある緑々しいエリアを焼きまくって憂さ晴らししてやる!
降りたのは八坂駅。沿線のENLエージェントにはなんの恨みもしがらみもないが、考えてみればこの人たちが日常的に西武線を利用するその運賃が、メヒアやシュリッターといったマトモな外国人選手を雇うカネに流れているかもしれないのだ。
こっちはいくら必死にガムやチョコ買いまくったって、内部留保に回されるだけなのに!
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「ライオンズのチームカラー、青なんだか緑なんだかはっきりしやがれ!」
八坂駅から目につく緑ポータルを八つ当たりで焼きまくり、ついでに八坂神社に寄って、
「来年こそは野球のルールが分かる外国人をフロントが連れてきますよーに!(パンパン!)」
と、アテにならない願掛け(もし来年ロッテに3割30本を打つ外国人選手が来たら、それは八坂神社のおかげです)をしていたら、さすがに目についたのかENLの某スターAGの方から「こんなところに珍しいですね」とCOMMメッセージが舞い込んできた。
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せっかくだからジミー・パラデス入団の経緯からじっくりと事情を説明しようと思ったが、IngressCOMMをなんJスレみたいにしてしまうのは、さすがに憚れたので「広域作戦の真っ最中です!」と取り繕っておく。
えーと、西武ドームを基点に関東一円にNOVAを飛ばす予定だった昨夜の作戦ですが、基点担当のパラデスが基点をほったらかして意味不明なとこに行ってたんで中止なりました。そういうことにしておいてください。

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2017/09/06 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Ingress】ぶらりポータルの旅 ZOZOマリンスタジアム編

   ↑  2017/08/31 (木)  カテゴリー: Android
同じ駅の構内とはとても呼べない距離を歩かされる東京駅の京葉線ホーム。
そこから快速に揺られて30分。やっと辿り着くのは駅前で旧タイプのマーくんとリーンちゃんがお出迎えする海浜幕張駅。
東京の西の外れに住むオレにとっては、ちょっとした小旅行の距離だ。
海浜幕張はイベントの街だ。サマーソニック、ニコニコ超会議、レッドブル・エアレース、ももクロ。駅前からスタートする『Ingress』のミッションも、イベント絡みのものがやたらと多い。
これらのイベントミッション、巡るポータルもほぼ丸かぶってるのが笑えるポイントだが、オレが今日目指すのはその手のミッションの多くでゴールポイントに設定されている地だ。
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ZOZOマリンスタジアム(ポータル名は旧名のQVCマリンフィールドになっているが、野球やサッカーのスタジアムはネーミングライツの関係でコロコロ名前を変えるので、申請する時はなるべく正式名を避けたほうがいいぞ)。
贔屓のプロ野球団がこの千葉の海沿いに引っ越して以来、オレの幕張詣ではずっと続いている。
だが今年はオレの足取りはちょっとばかり重い。
千葉ロッテマリーンズは基本的に弱い球団だが、しかし今シーズンの弱さはちょっとばかり度を越している。
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ロッテファンになってもう30ウン年、川崎のまったく客が入らなかった頃を皮切りに、プロ野球記録の18連敗だとか、開幕11連敗だとか、もう色んな弱さを経験しているが、それでもここまでヒドいのはさすがに初めてだ。
非力にも程がある打線に足を引っ張られて投手陣も崩壊。無抵抗、為す術なし、手も足も出ない、そんな形容が似合う試合ばかりを毎日飽きもせず続けている。これに比べればアノマリーの時のレジスタンスなんか、まだマシな方である。
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重い足を引きずりまず向かうのは、球場の隣にあるマリーンズミュージアム。併設されたマリーンズストアは、レプリカユニフォームから文具まで、マリーンズのありとあらゆるグッズを扱う店だ。
そこでオレの目に止まったのは、この中では明らかに浮いているアイドルオタ御用達風のデザインが施されたうちわ。
今やなんでもアイドルになる時代。マリーンズもエイベックスと手を組んで、"ビール売り子アイドル"カンパイガールズというユニットを売り出していたのだ。
本拠地主催試合で3万5千杯のビールを売り上げなければ解散なんて、もはやアイドルでも何でもないミッションを課せられていたこのユニット。
今日は試合後にそのカンパイガールズのミニライブがある。そしてこのうちわを買えば、ライブ後に行われる握手会の参加券がもれなく付いてくる。
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「やる前に負けることを考えるバカがいるかよ!」
そう言ったのは今や娘婿とすらも泥沼の関係に陥った"ガチ裏切り王"アントニオ猪木だが、ここに一人いるわぁ!!(掟破りの闘魂逆ビンタ)、I・G・F!!(返す刀で往復ビンタ)。
3回に2回は負けてる今シーズンのロッテだ。どうせ今日も負けだろう。
だったらその時は、はるばる幕張まで来たのはカンパイガールズのライブ&握手会のためということにして、野球の試合はそのオマケと考えればいい。
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最近のアイドルユニットのお約束で、各メンバーにはそれぞれイメージカラーが設定されている。
RESエージェントであるオレがチョイスするのは当然青の娘だ。
「野球の女神降臨 あおいの全力投球受け止めます」
日常生活では絶対にお目にかかることのないフォントが綴られたうちわを抱え、オレはまず志ん橋のバンダナ寿司弁当を確保するために、内野席のゲートへと向かうのであった。
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「早く終わんねえかな、この前座」
入場から1時間後、マリーンズ打線が楽天のルーキー藤平に手もなくひねられるのを眺めながら、心はもう試合終了後のカンパイガールズミニライブ&握手会に飛んでいた。
マリンスタジアムはホームランが出にくい球場だ。打線の非力っぷりをそうフォローしてみても、楽天のペゲーロが逆風を衝いてボールを軽々スタンドに運ぶさまを見ると、何も言えなくなる。
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恒例の"ちっとも追いつかない程度の反撃"を経てゲームセット。
いつもならゲートが空くまでゆっくりスタンドで余韻に浸るところだが、今日はそうも言ってられない。
最後の打者が凡打を打ち上げるのを見届けて席を立ち、球場脇の特設ステージに直行だ。
いよいよ本日のメインディッシュ、"ビール売り子アイドル"カンパイガールズの登場である。
ステージ最前列に陣取った常連らしき人々と、それを後ろから控えめに取り巻く"せっかくだから観てこう"勢、約50人ほどに囲まれたステージ。
先頭を切ったリーダーの「残念ながら今日は負けてしまいましたが」挨拶に、思わずお笑いウルトラクイズの春一番をデジャブする中、ミニライブは始まり、そして既に22時近い時刻を配慮してか、あっという間に終わった。
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続いては握手会だ。オレも左手にド派手なうちわ(それにしてもコレ、どうやって持って帰ろう?)、右手に参加券を握りしめ列に並ぶ。
ステージ上に並んでにこやかに握手をするメンバーの先頭に立つのは、あの青の娘だ。
「来てくれて……、ありがとう」
向こうから手を差し出す青の娘の目からは、大粒の涙がこぼれ出しているではないか。
「次も…、次も来てくださいね」
鼻をすすりながら感極まった声でそう語りかける青の娘に、オレは心の中で、
「行く行く! 絶対行く! オレんちからここまで2時間半かかるけど、必ず行く!」
と応えていた。
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見ず知らずのおっさんに感極まって涙を流してくれるなんて! こうなったらこっちも遅すぎたドルオタへの道に目覚めざるを得ないだろう。
ああ、しかしカンパイガールズは、はなっから無理目なビール売上ノルマを課せられて、存亡の危機に立たされているのであった。
買う買う! ビール買う! オレ飲めないけど次来たときはビール10杯くらい買う!
マリーンズの選手たちも、もう野球なんてやらなくていいから、カンパイガールズからビール買え!
特にペーニャとパラデスは2人で500杯くらい飲めそうだろ。バット振らなくていいからビール飲め!
球団も、残りのペナントレース辞退して構わないから、空いた日程を全部カンパイガールズのライブで埋めろ。観客1人あたりビールノルマ10杯!
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青の娘の潤んだ瞳を目に焼き付けながら、カンパイガールズとのちょっと遅かった出会いを悔やみつつ、オレは帰路についた。
東京駅で乗り換えた中央線の中で開いたツイッターには、青の娘の「コンタクトが不調で目が痛かった」ツイートが踊っていて思い切りオチをつけてくれてたが、でもそんなの関係ねえ!
ビバ・カンパイガールズ! オレは2017カンパイガールズの存続をロッテ球団とエイベックスに強く訴える所存です!


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2017/08/31 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
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