ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

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【あいどるプロモーション すずきゆみえ】夢見る社長

   ↑  2017/02/08 (水)  カテゴリー: PS1
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古今東西さまざまなタレントやアイドルがゲームに絡んできたが、ほとんどはネームバリューを買われてのもの。
しかしわずかながらもその逆のパターンもある。
PCエンジンの『みつばち学園』を経てアイドルデビューを果たした井上麻美が代表格だが、さらに最右翼とも言える存在が、初代PSの本作のみにその名をとどめるすずきゆみえだ。
曲がりなりにもアイドルとして活動したのならば、それなりの痕跡があったりするものだが、すずきゆみえに関しては、このゲーム関連以外は、その情報が一切残っていない。むしろ潔いくらいまでに。
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まあ、『あいどるプロモーション すずきゆみえ』がリリースされた頃でさえ、「すずきゆみえ…、誰?」なんてリアクションが出てきてしまうくらい、当時としても泡沫のアイドルだったわけだが、本作の目的は弱小プロダクションの社長として、そのすずきゆみえを国民的アイドルに育て上げること。
今となっては物悲しさだけが残ってしまう目標だが、すずきゆみえにはそれを夢見る権利があったし、プレイヤーにもそれはゲームとして今も残されているのだ。
目指せ、ファン総数1万人! さあ、オレと一緒にビッグサクセスを掴もう、すずき!
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週ごとのレッスンスケジュールを組み、各種パラメータを成長させてゆく、『プリンセスメーカー』や『卒業』以来伝統の育成SLGスタイル。
アイドルをテーマとしているだけに、どうしてもデジャブってくるのは『卒業』の派生作品であるアイドル育成もの『誕生』だが、しかしこの場合は実在のマイナーアイドルがその対象だ。
「オレがこの娘をなんとかしてやらねば!」
そのモチベーションは二次元系育成SLGの比ではないだろう。
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能力が低いうちはひたすらレッスン、レッスン、レッスンの繰り返し。
仕事が入らず先の見えない毎日に、すずきも「社長、もしこのまま売れなくとも、ずっと面倒見てくださいね!」と泣きも入ったりする。
普通こういう場合は「弱気なことを言うな!」的なコマンドが用意されているものだが、あるのは「みる」「みない」「余裕があれば」の三択のみ。
こんなところに社長兼マネージャー1人、タレント1人の弱小芸能プロ気分を、用もないのに感じさせてくれる。
うん、そうだね……、よんどころなくなれば、ダスキンの営業とかスーパーのレジ打ちくらいなら紹介できると思うよ、たぶん……。
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それでも夢を信じてひたむきに頑張っていけば、ぽつぽつと仕事も入り始めてくる。
地方局ラジオ番組のゲスト、Vシネマの端役、デパート屋上の営業、芸能誌のグラビア。営業系の仕事には思い切りぶーたれて気力もぐっと低下するすずきですが、好き嫌い言ってる場合か! 今のところお前には入ってくるカネより出て行くカネのほうが多いんじゃ!
そしてついに入ってきた全国放送テレビの仕事。アイドル水泳大会。
「私の姿、ばっちり映ってました!?」
初の全国ネットにすずきも興奮を隠せない様子だ。うん、たぶん映ってたと思うよ。歌う西田ひかるの後ろの方にピンクサターンと並んで見切れてとかで……。
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この『あいどるプロモーション すずきゆみえ』が育成SLGの隠れた傑作と呼ばれる所以は、その心地よいばかりに澱みないテンポ。
リプレイ性が高いタイトにまとまったゲームバランスの秀逸さもさることながら、さらに驚かされるのは、実写ムービーが頻繁に挿入されるにも関わらず、ローディングをほとんど感じさせずカートリッジROM並みに進行する快適さ。
そしてプレイヤーに語りかけてくるすずきゆみえの実写ムービーも、これまた歯切れがよくプレイのテンポを一切損なわない。
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1年のタイムスケジュールはあまりにも短い。
しかし年度の終わりの方にも入れば、大きい仕事がそれなりに舞い込んでくるだろう。
それと反比例するかのように、今までのムリがたたって低下するすずきの気力やモラル。
「神のお告げが聞こえる」なんてワケの分からないことを言い出したりもすれば、番組をすっぽかすなんてマネまでもやらかしてくれる。
それよりもシャレにならないのは失踪だ。お前は小沢なつきか! 今が一番大事なときだって言うのに!
慌てて興信所に大金払って大捜索。思い出すのは生徒育成SLG『卒業』の家出イベントだが、そんな伝統までしっかり踏襲しなくてもいいのに。全国放送に穴開けやがったんだよ! ダメージがケタ違いなんだよ!
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奮闘むなしく、国民的アイドルどころか今日びの泡沫YouTuberよりも控えめなファン数で1年を終えるオレのすずき。
本人はアイドルの夢を諦めてアメリカ留学、そして社長兼マネージャーであるオレの手元には、多額の借金だけが残ったのであろう。
だけど1時間強で終わるタイトなプレイ時間は、夢を決して諦めさせやしない。さあ、もう1回、さらにもう1回、オレと一緒にトップアイドルを何度でも何度でも目指すぞ、すずき!
そして当の本人が結婚かなんかして、束の間のアイドル時代のことを忘れてごく普通の幸せを掴んでいるであろう今でも、プレイステーションが動くハードがある限り、オレとオレのすずきの夢は今でもモニターの中に輝き続けるのであった。

 

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2017/02/08 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【コープス・キラー】南国の脱力ゾンビ退治

   ↑  2017/01/15 (日)  カテゴリー: 3DO
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3DOに咲いたゾンビゲームの花。提供はアクレイムジャパーン!
自社のゲームを同一ハードで同日に複数リリース(メガドラ末期にやたらとこれをやった)とか、市場に出回ってるんだかも定かではない出荷数で無駄にソフトをレア化させるとか(メガドラの『バーチャルバート』など)、しまいには発売したかどうかすらはっきりしないソフト(サターンの『スコーチャー』)など、数々の訳の分からない販売戦略(恐らく何も考えていなかったのであろう)で、ごく少数の物好きなユーザーを混乱させてきたアクレイムの日本代理店。
3DOに於いても、その意味不明な販売戦略は健在であった。
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共に実写を用いたインタラクティブムービー。事実上中身が丸被りな『コープス・キラー』と『サプリームウォリアー』を、なぜか同じ日に同時リリースするというワケの分からなさっぷりは、逆方向の期待をさっそく裏切らない。
しかもこの二作、共にアクレイムジャパンお得意の控え目な出荷数のおかげで、3DOソフトの中でもレアソフト化。
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アクレイムジャパンのアバウトな仕事っぷりは、この『コープス・キラー』のパッケージでも全開。
「何百ものリアルタイムゾンビを襲撃」
「プレイヤーによる生存戦略の決定や選択」
「君のジャマイカ人の相棒であるウィンストンが、君を戦いから戦いへと運転してくれる」
「空港で君を待ち受ける武装隊。この連中、腹が減ったらますます戦だ」
「残念ながらゾンビの群れを従えた気狂いカルトリーダー、ヘルマンは君の存在を知っている。彼が率いる墓から這い出た人食い怪物たちは、叙々(原文ママ)に君にせまってくる。君の頼みの綱は奴らを襲撃することだけだ。死人が相手だ、やっちまえ!」
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このフリーキーな芸風はマニュアルでも全開(「連続殺人鬼は、普段はどこにでもいる真面目人間だが、人をあっという間に消す特技を持っている連中だ!」……すいません。何を言ってるのか、さっぱり分かりません!)。
さらにこのブロークンな翻訳は本編用の吹き替え台本にまで及ぶ始末。
このワケの分からない日本語を、外画系の声優さんたちがバカ正直にアテている光景は、カオスという言葉だけではとても収まりがつかないだろう。
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南の孤島で極秘裏に行われる兵士のゾンビ化研究。相棒はブードゥー専門家の怪しいジャマイカ人と、スクープを狙って島にやってきた金髪のジャーナリストお姉ちゃん。
舞台が南国なだけに、出てくるゾンビはちょっぴり「サンゲリア」風。
ただし「サンゲリア」といっても、それのスウェーディッシュみたいな激安のシロモノなので、腐臭というよりは、むしろ浮浪者系の臭いが漂ってきそうな南国ゾンビだがど……。
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ゲーム自体は、ただ無作為に現れる実写取りこみゾンビに照準を合わせてボタンを押すだけの、レベルデザインという概念が根本から欠落したアバウトなガンシューティング。
まあ本作は、アナーキーな吹き替えにより破壊度を増したムービーパートと、バリエーションの乏しい浮浪者みたいなゾンビが意味も無くわらわらと現れる本編パートを、力なく笑いとばすのが目的みたいなゲームのなので、ガンシュー部分の粗雑という言葉すら生易しい造りをどうこう言っても始まらないだろう。

 

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2017/01/15 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Crime Patrol】アメリカンコップは命懸け

   ↑  2016/07/29 (金)  カテゴリー: 3DO
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犯罪大国アメリカで、日夜凶悪犯と戦う警察官たち。
そんなアメリカンコップの命を賭けた任務の数々を描いた本作をリリースしたのは、あのAmerican Laser Games。
実写ガンシューティングレーザーディスクゲームという、やたらとニッチなジャンルに特化し、'90年代の前半にアメリカで狂い咲いたゲームメーカーだ。
代表作は、以前ここで取りあげた『Who Shot Johnny Rock?』や、日本でもアーケード版がごく一部で展開した『Mad Dog McCree』など。
いずれも元はアーケードゲームだが、家庭用機には3DOとSega-CD、或いはフィリップスのCD-i などにその多くが移植されている。
もっともその全てが、日本ではまったく紹介されることないまま終わってしまったが。
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ステージが進むに従って一介のパトロール警官から刑事へ、そして最後は対テロ特殊部隊員へと昇進を続けていくプレイヤー。
しかし序盤のパトロール警官ステージを切り抜けないことには、アラブテロリストや核ジャックテロリストが群れをなして襲ってくる後半にたどり着くことはできない。
リアリティにも程があるくらい色気に欠けた相棒の女性警官と向かうのは繁華街の電気店。
しょせんは電気店なんぞに押し入るようなチンピラだ。たいしたことはないだろうとタカをくくって乗り込むと、いきなり問答無用の銃撃を喰らって即殉職!
拳銃やショットガンで完全武装し、警官と見るや即座に発砲してくる、犯罪大国アメリカのチンピラを少し舐めすぎていました!
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とは言え、いくら細心の注意を払って慎重に進んでも結局は同じことの繰り返し。
このゲーム、American Laser Games作品の例に漏れず完全な覚えゲー。『バーチャコップ』や『タイムクライシス』のような、敵がきわめて悠長に発砲してくる日本製ガンシューと同じ考えで臨んだら痛い目に遭う。
犯罪者たちは銃を向けると同時に発砲してくる。そして例え一発でも発砲されたら、こちらは即お陀仏。
ライフ制なんて呑気なシロモノは、この『Crime Patrol』には一切存在しない。銃器の恐ろしさを知り尽くした銃社会アメリカならではの仕様……、と言えるのではないだろうか。
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だからこのゲーム、初見では絶対クリア不可能。
とにかく死んで死んで死にまくって、それで何とか相手の出現パターンを完全に覚えてしまおう。
そして相手がこちらに銃を向ける前にカーソルを合わせて発砲して行くほかに、プレイヤーの生き残る道は無い。
さもなきゃ画面の一番奥の方で、控えめにこちらに銃を向けてくる奴への対処なんて出来るはずがねえだろう!
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最初のステージをクリアするだけで、十数回のコンティニューを必須とするこのゲーム。
しかもこの作品、元はアーケードゲームなのだ。これをクリアするためには、果たして何十枚(いや、百枚単位が必要かも)の硬貨を、その筐体に放り込まなければならないのだろうか。
ここまで行くと、これはもはやゲームの名を借りたタチの悪い集金マシンである。
こんなゲームばかり作っていたAmerican Laser Games、なんとも恐ろしい会社が存在していたものだ。
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そんなシビアを通り越した理不尽な難度を誇るゲームだが、全体に漂う'80年代脳天気アクション映画の残り香みたいなものは、なかなかいい味を出している。
爆発、高所落下、火ダルマ、クルマの横転など、無駄に豪華なスタントアクションのサービスも盛り沢山。
これが果たして好評だったのかは知らないが、翌年('94年)には南米の麻薬王を向こうに回す続編、『Crime Patrol 2: Drug Wars』が発売されている。

<日本未発売>

 

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2016/07/29 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【RAMPO】封印映画のメディアミックス

   ↑  2016/03/26 (土)  カテゴリー: セガサターン
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松竹100周年記念として賑々しく公開されながら、今では当の松竹でアンタッチャブルな案件
黛りんたろうと、本来はプロデューサーであった奥山和由の二人がそれぞれメガホンを取り、二つのバージョンが同時公開され「RAMPO」は、そんな奇妙な経緯を持った作品だ。
フィルムのできが気に入らないからと、プロデューサーが自ら映画を撮り直すこと自体がそもそも前代未聞だが、その後の二バージョン同時封切りも含めたギミック山盛りの公開方法も例を見ないもの。
そして映画会社には付きものであるお家騒動を経て作品そのものがなかったことにされ、DVD化が一切為されていない幻の作品となっている。
外堀ばかりが賑やかな煽りを食って、映画本体のことはさっぱり語られることもない。
オレも確か公開週にどっちかのバージョンを観た記憶はあるのだが、内容はまるっきり印象に残っていない。「RAMPO」はとにかくそういう映画だ。
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そんな曰くつきの作品が歴史に完全に埋もれないでいるのは、当時の松竹と完全タイアップしたセガ産シネマゲームの存在があるからだろう。
映画からは羽田美智子と香川照之(横溝正史役。ゲームでは狂言回しを務める)が登場し、主人公江戸川乱歩役の竹中直人は声のみの出演(映画本編の流用ムービー部分には、その姿がちらっと登場)。そしてゲームオリジナルキャストとして渡辺典子が名を連ねる、なかなかに豪華なキャスティングだ。
ストーリーも映画本編とはほぼ独立したオリジナルのもの。
二部構成の前半は、乱歩宅(例の土蔵も勿論あり)とその周辺を舞台に、編集者の横溝正史に現行を催促されながら、屋根裏を散歩したり、からくりの二銭銅貨を見つけたり、お勢さんが登場したりと、乱歩の諸作品からつまみ食いを重ねたようなシチュエーションの中から、ぐだぐだな結末を迎える殺人事件に行き当たる。
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ゲームを司るのはCG背景と実写の合成。
ブルーバックを前に、いつもとは勝手の違うゲーム向けの芝居を強いられる役者さんたちは、皆一様に苦労の跡が伺えるが、そんな悪条件にも物怖じせずC調の芝居でゲームを無理やり牽引してゆくのは、今をときめく香川照之だ。
このゲームを当時プレイした人の中で、彼のその後の大出世を予想した者が果たしてどれほどいたであろうか。
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香川照之の奮闘もむなしくジャンプの短期打ち切りマンガ最終回的に終了するディスク1を経て、後半は映画版にも登場した大河原邸に舞台を移動。
そこで待ち受けるのは、松竹で今もアンタッチャブルな存在になっているのかは知らない羽田美智子の周辺に起こる怪現象。
自分が生み出した小説の主人公のように、探偵役としてこの出来事に挑む乱歩であったが、素人探偵の悲しさか、あるいは当時の3Dインタラクティブアドベンチャーの限界か、ここでも事件は特定の人物に会ってのフラグ立てと、数少ないチェックポイントの中から、これまた数少ないアイテムを探しだすことによってなし崩し的に進行するのであった。
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独特のもっさりとした移動や展開や、ちょっと大仰なアイテム関連のインターフェイスなどから伺えるように、このゲーム版『RAMPO』のベースとなったのは、メガCDの名作『夢見館の物語』。
特に大河原邸に移動してからは、屋敷内のビジュアルデザインなど、『夢見館』の生き写しと感じるような部分が大きく目立つ。
実写人物との合成も、『真説・夢見館』の宙に浮かぶCG生首ほど雰囲気を損なうものではなく、シチュエーションによってはCGとの意外な絡みのよさも見せる。
その一方でプロットの貧弱さも、これまた『夢見館』譲り。ストーリーの力不足をムードでお補う雰囲気美人っぷりは、一種の伝統と言えるのかもしれない(この伝統は後に『月花霧幻譚~TORICO~』という傑作に引き継がれる)。

 

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2016/03/26 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【相棒DS】初代コンビのメモリアル

   ↑  2016/02/22 (月)  カテゴリー: ニンテンドーDS
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バディものの刑事ドラマといえばアクション系が主流だが、それをミステリ方向にシフトして成功を収めたのが、言わずと知れたテレビ朝日の「相棒」だ。
ホームズ-ワトスンの変種的な関係でもある警視庁特命係の二人の刑事。
その放映期間も休止期間を挟んで15年を突破する長寿番組となった。
これだけ長期に渡る看板プログラムともなると、上げ潮引き潮色々とあったりするが、やはり思い入れが一番深く、クオリティも高水準をを保っていたのは、寺脇康文演じる亀山薫が初代"相棒"を務めていた初期シーズンであろう。
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ニンテンドーDSソフト、『相棒DS』が発売されたのは2009年の3月。折しも亀山薫から神戸尊(及川光博)に相棒役がバトンタッチされたタイミング。
初代"相棒"の置き土産ともなった作品だ。
基本的に移動先が一本道で提示される、ややインタラクティブ色の強いビジュアルノベルといった趣。
それを彩るのは軽くアニメーションする実写取り込みの原作キャストたちだ。
ボイスはほんのところどころにしか入っていないが、しかしドラマの雰囲気を忠実に再現したテキストを読むだけで、自然と水谷豊や六角精児のあの声に、頭のなかで自然と変換されるだろう。
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メインとなるドラマモードは全三編。ボリュームも充分なゲームオリジナルのシナリオは、ドラマ化にも耐えうるくらいしっかりした内容。
そしてゲストの俳優陣も、止め絵だけの出演にもかかわらず、斎藤陽子に橋爪淳、三浦浩一にあびる優と、なかなかにゴージャス。
タッチペンでの現場捜査や聞きこみといったDS推理アドベンチャー定番のコマンドの他に、右京と亀山薫の掛け合いで事件の整理や進行のヒントを導き出す"相棒ボタン"は、神宮寺三郎の"タバコをすう"にあたるようなコマンド。
そしてときおり登場する"ひとつだけボタン"は、右京のあのお馴染みのセリフで、事件の要所をクリティカルに押さえる存在だ。
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ミステリADV特有の回りくどい展開やセリフも、右京のねちっこい話し方と上手くマッチして、「相棒」ならではの独特のテンポをゲームの中にもしっかりもたらしている。
ニンテンドーDSはミステリADVの乱立区。中でもテレビドラマ原作ものは、それこそピンからキリまでひしめき合っているが、その中にあってこの『相棒DS』は、『TRICK DS版 ~隠し神の棲む館~』と並んで、ピンの枠を代表する一品。
原作の魅力をきちんと再現した版権ゲームの良作だ。

 

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2016/02/22 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
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