ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

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【SkyDrift】カラフルな空中レース

   ↑  2015/05/18 (月)  カテゴリー: XBOX 360
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それぞれのゼッケンカラーの飛行機雲をたなびかせた色とりどりのレシプロ機たちが、サンゴ礁の上の青空を一斉に駈け出してゆく。
大盛況のうちに日本初開催を終えたレッドブルエアレースもかくやと思わせる美しいビジュアルで、プレイする者のハートを一発で射止める"空のマリオカート"にして"空のリッジレーサー"『Skydrift』。
飛行機を扱ったゲームは数あれど、その大半はフライトシムかエアーコンバットゲーム。
レッドブルエアレースのような空中競技系ゲームは案外貴重な存在だったりするが、この『SkyDrift』は、そんな貴重なエクストリームエアレースゲームなのだ。
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『SkyDrift』の挙動や操作体系は、フライトシムとは完全に対極を行く、ゲームとしてデフォルメされたもの。
左右のトリガーがスロットルとブレーキに割り当てられ、機体の制御は基本的に左のスティックのみで行う。
スロットルとブレーキが、ほとんどカーレースゲームのアクセルとブレーキの役割なので、この『SkyDrift』は、まるでクルマを運転するような感覚で飛行機を飛ばすことができるのだ。カーレースゲームと違うのは、上昇と下降の概念が入っていることくらいだろう。
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だからと言って『SkyDrift』は決してカジュアルなゲームではない。
奇岩で入り組んだ岩礁地帯や、溶岩が複雑な地形を造る火山地帯、そしてギザギザの谷間が行く手を阻む峡谷など、レースの舞台となるのは、どれもこれも一筋縄ではいかない地形ばかり。
谷間やトンネルをすれすれで潜り抜けたりと、レースを通してほぼ曲芸のような飛行を強いられる。
そこを切り抜けるために重要になってくるのが、空中ドリフトのテクニック。
左スティックのみだと緩やかな旋回しかできないが、これに右スティックを同じ方向に同時入力すると、ナイフエッジの体勢から鋭い急旋回が発動する。
かなり独特のシステムなため、制御のコツを掴むまでにちょっと戸惑うかもしれないが、一度このテクニックをマスターしてしまえば、まるでヘアピンのような地形も速度を殺さず切る抜けることができるのだ。
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Aボタンで発動するのはブースト。これのゲージは地面や地形すれすれを飛行したり、ライバル機をノックダウンすることによって溜まるので、危険ギリギリの飛行は自然と必須になってくる。
そして宙に浮かぶアイコンを拾うことで使用可能となる特殊能力は、ホーミングミサイルにマシンガン、空中機雷といった攻撃系と、シールドやリペアなどの防御系。
ただこの攻撃アイテムが非常にありきたりな物ばかりなのは、ちょと残念。
カラフルな曲芸飛行機には不似合いな殺伐とした武器ではなく、もっとゲームのイメージにあった個性的な、例えば『フェイタルイナーシャ』みたいに、相手と地形を磁石を引っ付けちゃうようなトリッキーなアイテムだったら、なおのこと良かったのに。
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入り江に峡谷、ツンドラ地帯など、レシプロ機と青空と飛行機雲の取り合わせが絶妙に似合う各コースのロケーションも素晴らしいのだが、その一方でコース数の極端な少なさは、やはり物足りなく感じる。
逆回りコースなどを設けて、何とかコースのバリエーションを水増ししようとしているんだけど、なまじシングルモードが長めなために、同じコースを何度も何度もやらされているイメージが余計に強くなってしまっている。
シングルモードと言えど、CPUが操作するライバル機はかなり手強い。ハードモードを勝ち抜くには、ナイフエッジや効率的にブーストゲージを溜める曲芸飛行、そしてホーミングミサイルを躱すなど、様々なテクニックを磨き込むことが要求されるだろう。
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しかし一度テクニックを指先に覚えこんでしまえばこっちのもの。
空飛ぶ機体をレッドブルエアレースパイロットのようなコントロール技術で制御し、峡谷のトンネルや氷河のクレバス、敵の置き土産の空中機雷を、わずか数メートルすれすれの間隔で切り抜けながら、拾った攻撃アイテムをがんがん使いまくってライバルの邪魔をする。
テクニカルな要素とざっくばらんな要素、繊細さとワイルドさがものの見事に同居して、それを魅力的なプロペラ曲芸飛行機と青空の美しいロケーションが、さらに際立たせる。
日本のストアで配信されなかったのが実に惜しい、硬軟兼ね備えたXBLAの隠れ傑作なのだ。

<国内ストア未配信タイトル>



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2015/05/18 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【フライトアカデミー】下地島パイロット訓練所

   ↑  2014/08/24 (日)  カテゴリー: XBOX
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沖縄本島から南西に300キロ。エメラルドブルーの海と珊瑚礁に囲まれた島。
その風光明媚な陸地の一角を占めるのは巨大な滑走路。そう、ここ下地島は、パイロットの育成を目的とする訓練専用空港のある地なのだ。
ロスサントスの脳みそが腐った住人に飛行技術を学ぼうとしていたオレが間違っていた。
こういうことはやはり確たるプロに学ばなければ話にならないのではないか。
考えを改めたオレは、初代Xboxのコントローラ一つを手に、この下地島に降り立った。
ソフトの弾数を揃えるために、国内の中堅PC系ソフトハウスを頼みとするのは、日本におけるXboxブランドの伝統だが、このゲームはそのハシリみたいなもの。
『銀翼』シリーズで知られるアクアシステムはフライトシム系のソフトを専門にするメーカー。
当然この『フライトアカデミー』も、コンソール機に擦り寄る姿勢など微塵もみせない、けれんのないフライトシムなのだが、真に飛行機の操縦技術を学びたいオレには渡りに船の話だ。
それにここの教官は、あの南央美さんだと言うではないか。ホシノ・ルリの声で指導されるというのも、なかなか悪くない話である。
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機動戦艦ナデシコを引き合いに出している時点で、「あんた、マジメに学ぶ気あるんですか!?」とツッコミが入りそうだが、いや、オレは決して声優目当てでこの航空訓練校に来たわけではない。
その証拠に、南央美さんが懇切丁寧に説明してくる飛行機操縦基礎のブリーフィングは、右から左にきれいさっぱり聞き流しているのだから。
だってこのブリーフィング、ほんとクソ真面目で遊びが一切ないんだもん。これだからフライトシム専業メーカーってやつは!
そんなことよりも、こっちは一刻も早く央美さんを隣に乗っけて雄大な大空に飛び上がり、「見てください、あの美しい珊瑚礁。この素晴らしい景色を二人で独占ですよ」とか「翼の上だと、二人の距離もみるみる縮まるようですね」「いけません、私には夫が」「いいじゃないですか、あんな奴」なんて楽しくやりたいのに。
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そう胸をときめかせながら訓練機のコクピットで教習の開始を待っていたら、隣に乗り込んできたのは玄田哲章さんでした。チェンジってできねえのかよ、飛行機の教官は!
なにせ玄田哲章ボイスだからして、「オレは甘やかす気は一切ないぞ!」なムードが満点状態。
(コンソール機用ソフトなんだから、ちっとは甘やかしてくれたってバチは当たらないのに……)とげんなりするこっちの気分なんか知ったこっちゃないように、玄田教官は「それではエンジンをかけろ!」
え、エンジン? いや、こういうもんは、「まず*ボタンを押してエンジンをかけてみよう」なんて具合に、操作ガイドも含めて指導してくるもんだと思い込んでたんだけど、そういうのも一切なし?
「どうした? 早くエンジンをかけろ!」
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スタローンの声で怒られて、もうこっちは慌ててあらゆるボタンを片っ端から押してみるのだが、エンジンはうんともすんともいわない。悠長なブリーフィングを思い切りかっ飛ばしてきたツケが、こんなに早々と回ってくるとは。
「何をやってる!? 早くしろ!」「え、いや、あの、ちょ、ちょ、ちょっとお待ちを」「もたもたするんじゃない!」「あ、あの、いや、ご、ごめんなさい!」「エンジンもかけられないのか。訓練は中止だぁ!」
正解は左スティックボタンと白ボタンの同時押し。分かるか、そんなトリッキーにも程があるボタン入力!
パイロット候補生たちが夢を抱いて訪れる場所、下地島。この美しく、そして厳しい南国の島を、オレは空に浮かぶどころか、飛行機を1ミリたりとも前進させることすらできず後にするのであった。飛行機乗りに対する逆恨みとも言える憎しみを、より一層募らせながら。



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2014/08/24 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Airfix Dogfighter】我が家のバトル・オブ・ブリテン

   ↑  2014/01/03 (金)  カテゴリー: PCゲーム
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お年玉と言う言葉に苦々しい気持ちを抱くような年になって、もう長いことになります。
こういう習わしは年金と同じで回り回ってくるということは、こっちも頭では理解していますが、しかし不条理なことに、私がガキの頃のお年玉は、ゲームソフトなんて高価なブツにはおよそ手が届かない、ささやかなものでした。
それでも当時の私にとっては過分な大金を手にしての、正月ならではの贅沢な買い物は、いつもの国産プラモとはひと味違う舶来のプラモです。
いつもは模型屋の店先で指をくわえて眺めるばかりだった、エアフィックスやモノグラム、イタレリの輸入プラモ。
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念願かなってついに憧れのエアフィックス社製ホーカーハリケーンを手に入れることができた私は、プラモの箱をしっかりと腕の中に抱えながら、いつか大きくなったら、このエアフィックス社製プラモを片っ端から買いまくってやると共に、お年玉をにこやかな顔で子供たちに景気よく分け与える、懐の広い大人になろうと心に誓ったのでした。
しかし成長した私はと言えば、いつしかプラモに心を躍らせる純粋な気持ちを失ってしまい、お年玉もにこやかどころか、「モバコインなんか買うんじゃねえぞ」などと渋い顔で物惜しげに渡すようになってしまってるのですから、なんとも困った話です。
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子供の頃に胸をときめかしたエアフィックスの軍用機プラモ。それを家の中で思うがままに飛ばして空中戦を繰り広げるエアーコンバットゲームが、この『Airfix Dogfighter』(2000年発売)。
なんか企画を立てた奴の子供時代が手にとるようにイメージできてしまうようなコンセプトですが(きっと私みたいに、カネもないのに模型屋にたむろしていた汚いガキだったのでしょう)、しかしこんな発想がさらっと出てきてしまうところに、我が国と彼の国の住宅事情の違いというものを、しみじみと思い知らされてしまいます。
少なくとも私の家で模型飛行機を離陸させたら、三秒後には壁に激突してしまうでしょう。
だがこのゲームの中ならば、私は大邸宅の主。家の中で思う存分、ホーカーハリケーンやスツーカ、ノースロップP-61"黒衣の未亡人"を飛ばしまくる事ができるのです。
室内の壺や皿などを壊せば、リペアアイテムや予備の弾薬などが出現。スイッチやノブを銃撃すれば、照明のオンオフができたりブラインドやドアを開け閉めできるなどのギミックも充実しています。
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登場する機体は、ホーカーハリケーン、ホーカータイフーン、スピットファイアの英国御三家に、ムスタング、ヘルキャット、ドーントレスの米国勢。
枢軸側からは、イタリアのフィアットG50に日本の零戦。ドイツからはフォッケウルフやメッサーシュミットBf109に加えて、世界初のジェット戦闘機Me262、世界初のロケット戦闘機コメートも収録。
ただし、元々が"模型飛行機を室内で飛ばす"というコンセプトのゲームなので、機体間にそれほど大きな性能差はありません。
機体にオリジナルステッカーを貼り付けるペイントモードや、オリジナルのステージを作成できるハウスエディターモードも搭載。ただしオリジナルのステッカーやステージは、マルチプレイモードでのみ使用可能。
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家中を所狭しと飛び回るハリケーンにスピットファイア。寝室を、リビングを、バスルームを舞台に繰り広げられるバトル・オブ・ブリテン。
『マイクロマシーンズ』や『突撃! てけてけ!! トイ・レンジャー』など、部屋の中でおもちゃを操りミッションに挑むゲームは数多くありますが、実名機(のプラモ)が大挙して登場するこの『Airfix Dogfighter』は、プラモや軍用機に夢中だった子供の頃のときめきを、束の間取り戻してくれる格別な一品なのです。
日本版の発売元だったのは、国産フライトシムメーカーのアクアシステム。



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2014/01/03 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【MAYDAY! 緊急着陸】エアポート2013

   ↑  2013/12/01 (日)  カテゴリー: Android
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70年代の航空パニック映画に、「エアポート'75」という著名な作品がある。
乗客を満載したジャンボ旅客機と軽飛行機が空中衝突。ジャンボの操縦席は大破し、機長を含む操縦士たちは全員死傷。
仕方なしに操縦経験のまったくないスチュワーデスが操縦桿を握り、地上からのアドバイスを受けながらジャンボを航行させるスリリングな映画だ。
演出の凡庸さも目につくこの作品を、見応えのある域に高めているのは、なんといってもスチュワーデスを演じるカレン・ブラックの名演。
切羽詰まった顔で操縦席に収まりながら、次から次へと降りかかる難題に、「なんであたしがこんな目に……」と悲嘆にくれる様子は、ジャンボの操縦桿をぽんっと渡されることが、いかに素人のキャパシティを大幅に越えた無理難題なのかを、切々に伝えてくれた。
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こんな事態は起こらないに越したことはないが、一寸先は闇の世の中。いつ「そこのあんた、これ、しばらく飛ばしていて」なんてシチュエーションが降りかかってくるか分かったもんじゃない。
そんなときに備えて、ジャンボ操縦のちょっとした嗜み程度は身につけておきたいものである。
タイトーのアーケードフライトシミュレーター『ミッドナイトランディング』は、オレにその絶好な機会を与えてくれた大型筐体ゲームだったが、しかしまだ若く未熟だった当時のオレは、この筐体が外部から遮断される密閉型なのをいいことに、不埒なことばかりに利用して、本来の目的をまったく果たさなかった。
オレの人生は「ああ、あのとききちんと勉強しておけばよかった」という嘆きの連続だが、まさか『ミッドナイトランディング』でもその轍を踏むとは。
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しかし捨てる神あれば拾う神あり。寛大なことに、オレに再学習のチャンスをくれるAndroid アプリが今ここにある。
その名も『MAYDAY! 緊急着陸』。非常時の着陸に的を絞った、タイニーかつカジュアルなフライトシムだ。
「エアポート75」のカレン・ブラックは、最後の最後は本職パイロットに着陸操作を委ねたが、こっちはそうは行かない。責任あるものとして、何としてでも無事に機体をランディングさせなければならないのだ。
タイトルが示す通り、このゲームにおける着陸は、すべて切羽詰まったシチュエーションである。
ランディングギアが出ないなんてのは序の口。とんでもない乱気流や機体の火災など、もうありとあらゆる難問が、常について回ってくる。
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こうも機体トラブルを立て続けに起こすのは、航空会社として根本的な欠陥があるような気がしなくもないが、その度にこちらにアドバイスをくれるのが、熟練のパイロットではなく、客席乗務員風のお姉ちゃんであることが、何より一番の問題点かもしれない。
まあお姉ちゃんの指示はそれなりに的確なので、こちらとしてはそれに身を委ねるしかないが、釈然としないのは、無事に機体を不時着させたにも拘わらず、数名から数十名単位で発生する乗客の死亡件数だ。
着陸の成功率を乗客の生存率で表しているのだろうが、ちょっと着陸が荒っぽかったくらいで死なれても、こっちは堪ったもんじゃないので、せめてシートベルトくらいはきちんと装着して欲しいもんである。
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オーストラリア、中東、日本、熱帯地方、アフリカ。もう様々な地において、その度に不時着を敢行せざるをえない事態を発生させるスチャラカ航空会社。
こんな会社の飛行機にわざわざ乗ろうとする乗客たちも乗客たちだが、そう言えば「エアポート'75」の底抜け続編「エアポート'80」(年号のサバを読むという、珍しい形の邦題詐欺)でも、ミサイルや戦闘機に追いかけられたりと、散々な目に遭ったコンコルドの乗客たちは、経由地の空港で誰一人として飛行機を降りようとしなかったっけな(当然の如く、この後のフライトでさらなる酷い目に)。みんな自分の命を、カジュアルに他人に預けすぎではないだろうか。
最後になったが、この『MAYDAY! 緊急着陸』は、ミッションをゲームインストアで購入するシステム。
これもよくよく考えてみれば、のっぴにならない事態を、いちいちこちらからカネ出して買い足しているのだから、これはこれでちょっと理不尽な話かもしれない。



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2013/12/01 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【シティ クライシス】九死に一生の感動レスキュー

   ↑  2013/06/07 (金)  カテゴリー: PS2
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街に危機が迫っている! コンクリートジャングルのどこかから、今日も人々の助けを求める声が聞こえる。
炎や煙に追い詰められ、行き場をなくした人々の唯一の希望、そう、それはレスキューヘリ!
高層ビルで火災が発生! 逃げ遅れた人々がビルの屋上から助けを求めている。ぐずぐずしていると手遅れになってしまうぞ。さぁ、レスキューヘリ発進!
そして現場に急行したレスキュー隊員が目の当たりにした光景とは……。
(待ち合わせに遅れた友達を呼ぶような口調で)「こっちこっちぃ~」
(やる気のない東野幸治風の口調で)「こっちや~」
生命の危機を微塵も感じさせない脱力ボイスの数々。ええと、なんか皆さん切羽詰ってはないようですが。通報では一刻を争うようなイメージだったんですけど、あんまり急ぐ必要はないようですね、これって……。
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炎に包まれたビルや学校で、震災で倒壊した瓦礫の上で、助けを求めるヘルプアイコンに接近してみると、ポケットに手を突っ込んだままのヤンキーやガン黒ギャルが、不貞腐れた口調で「助けてくれよぉ~」
降下させかけたレスキュー隊員を、思わず引き返してしまった私を誰が責められましょう。
あちらのビルの上では妊婦さんが救助を待っているのです。はっきり言っておきましょう。命にも格差があるのです。お前ら後回し!
そして雑居ビルのテラス部分に孤立した妊婦に接近してみると、まるで旦那に漬物石を動かすのを頼むような口調で「ちょっと助けてぇ~」
……あっちのビルで「BowWowWow!」と必死に助けを求めている雑種犬から最初に救助するとしようか。命にも格差があるのです!
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そんな緊迫感をこれっぽっちも感じさせない被災者たち。ところが油断して救助の手を緩めていると、目の前で唐突にころっと死んだりするから困ったものです。
緊急をまるで要さないような東野風口調の「助けてや~」連呼の三秒後に、突然「死ぬぅ~」)、ぱたっ、DEAD。……そんなプロセスを経て死なれても、こちらは非常に困ります。
例え猛火の中を掻い潜り彼ら救助したとしても、ヘリポートに到着しヘリを降りる連中が、降り際に言い残す言葉は、(煙草の火を借りた時のような口調で)「サンキュー」、(車庫入れの誘導を手伝って貰った時のように)「助かったよ~」、(毎度御馴染み東野調で)「ありがとさん」。……もうお前ら二度と助けねえ!
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ヘリの操作は極端に簡略化され、またビルなどの障害物にぶつかっても、耐久ゲージと得点が減るだけのお気楽仕様なので、ヘリコプターゲームとしての妙味は、残念ながら殆んどありません。
しかし絶妙な制限時間の間に、救助活動と消火活動という両立できない二つの作業を、プレイヤーの自主的判断で臨機応変に対処させる、いい意味で煩雑な基本システムが思わぬ熱中を誘います。
PS2のヘリによる人命救助ゲームには、他に『レスキューヘリ エアレンジャー』という作品がありますが、同じ題材を扱ってはいても、ヘリシミュレータ志向の『レスキューヘリ』に対して、アーケードライクな『シティクライシス』と、その方向性は180度違います。



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2013/06/07 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
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