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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

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【Ingress】ぶらりポータルの旅 千住汐入~山谷編

   ↑  2017/09/17 (日)  カテゴリー: Android
かつてはこれぞ東京のダウンタウンのイメージが強かった南千住。
広大な貨物駅敷地が大胆な都市開発を阻んでいる土地事情もあるのだろうが、それでも駅の周囲は平成以降次第に洗練され、JR口を出た東側にはドナウ広場と名付けられた小洒落た一角が広がっている。
隅田川をドナウ川に例えるのもなんとも大それた話だが、まあこれは荒川区とウィーンとの友好都市提携に由来があるらしい。
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それに駅前から北を向いてみれば、隅田川南岸沿いにはズラッと新しめのタワーマンションが立ち並んでいる。
そして駅とマンション地区の間にはいまどきの大型商業施設。
歩くのは幸せそうなベビーカーの家族連れ。点在するポータルは公園や街角のまだピカピカでおしゃれなオブジェ。
グランド・セフト・オートに例えると、主人公が最初にねぐらを構えるような街だったのが、変われば変わるもんである。
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しかし幾本にも入り組んだ線路を越えて少し南に下ると、その雰囲気はガラッと変わる。
荒川区と台東区のボーダー。かつて山谷と呼ばれた一帯。
ここを構成する簡易宿泊所も、今はその多くが外国人バックパッカー相手の商売に変わってるが、中心部に近づくにつれ昔ながらのドヤもまだ多く姿を残している。
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タワーマンション地帯の汐入地区から山谷にかけての変化は、スキャナ上でも一目瞭然だ。
彫刻やら花壇やらハイソなポータルが乱立する汐入地区に対し、ちょっと線路を越えればそこは都内とは思えぬくらいポータルがすっかすかの過疎地帯。
一面黒抜きのスキャナにたまに映るのは、ローソンか申し訳程度に造られた公園のポータルだけだ。
もちろんいずれのポータルでも、濃いおっさんたちが真っ昼間から酒盛りをしているのは言うまでもない。
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いくら無遠慮で厚かましさには定評のあるIngressエージェントたちも、さすがにその横でスマホをポチポチやるのは憚れる雰囲気だ。
シャードゴールにみんなで集まっていたら、炊き出しと勘違いされそうだ。こういうとこでアノマリーを開けば色んな意味で面白そうではある。
ポータルの分布、それはその土地の事情や地勢や歴史や社会を写す鏡。そんなことを教えてくれる南千住南北ポータル情勢だ。

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2017/09/17 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Ingress】ぶらりポータルの旅 カール・ゴッチのお墓参り編

   ↑  2017/09/15 (金)  カテゴリー: Android
♪私を野球場に連れてって クラッカージャックも忘れないでね 帰りの心配はしなくていいから
元は古いハリウッド映画の主題歌。そして今やMLBのみならず日本の球場でもよく流れる定番のベースボールパークソング、"Take Me Out to the Ball Game"。
それをもじったミッションが常磐線の南千住駅前から始まっている。
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♪私を回向院に連れてって お線香とお供えも忘れないでね 帰りは首切り地蔵よ
名付けて"Take Me Out to Ekoin ~小塚原を訪ふ~"。
このあたりはかつて多くの罪人が処刑された小塚原刑場があった場所。豊国山回向院は刑死した人たちを弔うために建立された寺。
あまりカジュアルに「連れてって」かれてくない場所だが、とにかく今回の目的地はこの回向院だ。
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寺は常磐線とつくばエキスプレスの線路脇、駅のほぼ隣と言っていい立地なのだが、あの辺は線路や道が入り組んでいて初めての人間には迷いやすいので、駅から回向院までを分かりやすく誘ってくれる、このミッションの存在は非常にありがたい。
もちろん短時間でさくっと一つミッションを消化したい人にもオススメだ。
ポータル順路に従っていけばものの数分で着く回向院。
ここの墓地の一角は史跡エリアになっていて、吉田松陰ら安政の大獄で刑死した人々、桜田門外の変や坂下門外の変に加わった攘夷志士たち、そして鼠小僧次郎吉や高橋お伝らフェイマス犯罪者の墓が立ち並んでいる。
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その中に一つだけ目立つ黒光りする真新しい墓。近づいてみれば墓石には「カール・ゴッチ之墓」とくっきり刻まれている。
プロレスヲタには改めて説明するまでもないだろうが、"プロレスの神様"カール・ゴッチ。力道山時代に始まり終生日本マットと深く繋がっていた、多くの日本人レスラーが師と仰ぐ存在だ。
ゴッチさんは2007年に亡くなっているが、死後10年を機にその遺骨の一部がどういうわけだか回向院に分葬され、こうして立派な墓石が建っている。
幕末の志士と義賊と侠客の間にいきなり連れてこられて、ぶっちゃけゴッチさんもびっくりしてるんではないだろうか。
尊王攘夷、明治の毒婦、ターヘルアナトミア、そしてプロレスの神様が混在する、なんともアナーキーな空間だ。
あの気の短そうな水戸浪士たちとゴッチさんが果たして仲良くやってくれるのか、ちょっぴり心配でもある。
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ゴッチさんのお墓参りルートとして、昭和プロレス者にはにわかに見過ごせないミッションとなった"Take Me Out to Ekoin ~小塚原を訪ふ~"。
そして南千住駅からは、かつて存在したセメントサイロにちなんだ"南千住セメントストリート"という、やはり単発のミッションがある。
黒地に白抜きでシンプルに「セメント」と書かれたミッションメダル。
プロレス界では"ガチンコ"を意味する隠語で、ゴッチさんには深い関わりのあるキーワードだ。
お墓にゴッチさん好物のワインでも手向けた後には、ぜひこちらも回ってみてはいかがだろうか。

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2017/09/15 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Ingress】ぶらりポータルの旅 東村山八坂神社編

   ↑  2017/09/08 (金)  カテゴリー: Android
先日東村山の八坂神社に寄った時にちょっと目についたミッション。
厳密な意味での連作ではないけれど、神社関連のそれを一通りこなすと、鳥居を左右の狛犬がサンドイッチするちょっとしたメダルアートになる。
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その時は時間も遅かったので見送ったが、昨夜はライオンズの絶対エース菊池雄星の前に、もはやプロ野球選手を自称するファンキー集団と化したロッテ打線が完全沈黙して試合がサクサク進み、20時過ぎには早々とゲームセットとなったので、運良く(?)ミッションをこなせる余裕ができた。
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「八坂神社ってガキの頃よく名前聞いた覚えあるなー」と妙に引っかかっていたんだけど、思い出した。
オレの子供時代になんとかブックスや少年誌のオカルト特集で、心霊写真が撮れたとさんざん話題になった所だ。
ここと三ツ木の幽霊交差点の話は、当時ブレイクした志村けんの「東村山音頭」と頭の中でリミックスされて、妙に心に残っていたのだ。
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本棚から引っ張り出した「多摩の怪談ぞくぞくガイド」(けやき出版)によると、八坂神社の心霊写真騒動は1974年に地元の中学生がここで撮った写真に不気味な人影が写り込んでおり、それが学校内を経てどういうわけだか毎日新聞の社会面に取り上げられる騒ぎとなり、一気に広まった話題らしい。まあ地元の人たちにとっては迷惑極まりない話だろう。
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雨がまだしとしと降る夜の八坂神社。国道に面した明るいロケーションに加え、社殿なども新しい造りなので、言われるような心霊スポット的な雰囲気は微塵もない。広々として程よくゴージャスないい神社だ。
オレも前夜のうちは「いっちょ心霊写真の一つでも撮ったろかい!」と盛り上がっていたのだが、千葉ロッテマリーンズのあまりに無力な敗戦を目の当たりにした直後では、とてもそんなムードにはなれない。
世の中にはお化けよりも恐ろしいことがある。贔屓チームの選手たちが何も考えずにただバットを振り回すなんてのは、その最たるものだ。
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件のタネ本には「藁人形の名所」なんて物騒な一文もあって、本殿の脇にある林がその出処なんだろうが、ぶっちゃけこんなとこでカンカンやってたらあっという間に通報されるだろう。
なにせIngressは丑の刻参りと大変相性のいいゲームだ。
林の奥の方で「(適当なAG名)死ねえ!」と叫びながら藁人形に釘を打ち込み、「見ーたーなー!!」と血走った眼でスキャナをこちらにかざされる現場に遭遇するんじゃないかとビクビクしていたが、今はむしろこっちがロッテフロント陣の藁人形を、「少しは仕事しろバカヤロウ!!!」と木に縫いつけたい心境だ。
しかしいつまでもネガティブな気分でいてもしょうがない。
過去にはぶっちぎりの最下位から翌年に優勝を飾った例はいくらでもある。
霊験あらたかなこの八坂神社の神様に来シーズンのロッテの躍進を祈願して、お賽銭もばっちりはずもうではないか。
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「来年はドラフトで広陵の中村くんの当たりくじ引いて、涌井が残留して、平沢大河が覚醒して不動のレギュラーになり、バース級の外国人が3千万円くらいの年俸でやってきて、リーグ優勝して日本一になりますよーに!(パンパン!)」
オレとしては奮発の500円玉を賽銭箱に放り込み、そして改めて本尊を確認してオレは背筋も凍るような事実に気づくのであった。
八坂神社の本尊、それは牛頭天王。
「つ、つまりここバファローズびいき!!!!!!?」
仕込みの客「キャーッ!!!」

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【Ingress】ぶらりポータルの旅 メットライフドーム編

   ↑  2017/09/06 (水)  カテゴリー: Android
いったん荻山まで出てから西部多摩湖線に乗り換え、その終点からさらにレオライナーという遊園地アトラクションに毛が生えたような電車に揺られることしばし。
クルマで多摩湖を突っ切って行けばあっという間のところを、わざわざ遠回りして辿り着くのはメットライフドーム。
分かりやすく言うと西武ドーム。埼玉西武ライオンズの本拠地にして、西多摩住まいのオレにとってはマリンスタジアム以上に馴染みのある球場。ロッテ生観戦の7割は、だいたいここが舞台だ。
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しかし今日の目的はロッテの試合ではない。それ以上にレアな催し。もしかしたら今日を逃せば二度とお目にかかれないかもしれないイベントだ。
その名もジミー・パラデス・マジカルショー!

* * * * * * * *
ハーイエブリバディ! 年俸1億4千万の男、誰が呼んだか「どこでも守れるスイッチヒッターの長距離打者」、そんな地雷ワード満載の触れ込みも今や懐かしくなった千葉ロッテマリーンズのジミー・パラデスだ。気軽にジミーちゃんって呼んでくれ。
本日のショー最初の脇役はライオンズの源田ってやつだ。
こいつがバットを寝かせてボールをちょこんと転がしたのがすべての始まりなんだな。
なんかバントっつうらしいんだけど、ワケの分かんねえことするよなwwwww。まったく草生えるぜ。
バットって思い切り振り回してなんぼのもんだろ? まあボールに当たるかどうかは知ったこっちゃねえけどな。

そしたらキャッチャーの田村が転がったボールを慌てて拾ってさ、一塁に投げやがるんだよ。
なにせ源田が変なことすっからさ、オレもすっかりワケわかんなくなってさ、おい、田村が送球したよ、一塁誰だよ?ってボーっとしてたんだよ。
しばらくして気づいたな。そういや一塁オレだったよってwwwwwwwww。ちょーウケるぜwwwwwwww。
田村の送球はオレの遥か横を通過してってさ、誰もいない一塁ベースの上を越えて行きやがんのwwwwww。
アレにはどっかんどっかんウケてたな。主にライオンズベンチとホーム側の客席が。イェイ!

まあそれが致命的な失点のきっかけになっちまったんだけど、それをバットで取り返したらやっぱオレらしくないだろ?
ホームランってのは10点差で負けてる時に意味なく打つもんじゃん? だからご期待通りの凡打さ。だけどいちおうボールにバットが当たったぜ。そこは褒めてくれよな。
そんなやらかしでさすがにまた二軍送りになるかと覚悟したけど、どういうワケだか登録抹消免れてんの。ウケるよな。ホント人がいねえんだな、このチームwwww
というわけで首の皮一枚で生き残ったジミー・パラデス・マジカルショー。また明日もやらかすぜ!
* * * * * * * *

快勝の余韻に浸るライオンズファンに囲まれた帰りの西武線車中。
なにせ西武ドームは他になんもない山の中にある。その帰りに憂さを晴らすような気の利いた歓楽街があるわけでもない。
だったら多摩湖線の途中にある緑々しいエリアを焼きまくって憂さ晴らししてやる!
降りたのは八坂駅。沿線のENLエージェントにはなんの恨みもしがらみもないが、考えてみればこの人たちが日常的に西武線を利用するその運賃が、メヒアやシュリッターといったマトモな外国人選手を雇うカネに流れているかもしれないのだ。
こっちはいくら必死にガムやチョコ買いまくったって、内部留保に回されるだけなのに!
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「ライオンズのチームカラー、青なんだか緑なんだかはっきりしやがれ!」
八坂駅から目につく緑ポータルを八つ当たりで焼きまくり、ついでに八坂神社に寄って、
「来年こそは野球のルールが分かる外国人をフロントが連れてきますよーに!(パンパン!)」
と、アテにならない願掛け(もし来年ロッテに3割30本を打つ外国人選手が来たら、それは八坂神社のおかげです)をしていたら、さすがに目についたのかENLの某スターAGの方から「こんなところに珍しいですね」とCOMMメッセージが舞い込んできた。
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せっかくだからジミー・パラデス入団の経緯からじっくりと事情を説明しようと思ったが、IngressCOMMをなんJスレみたいにしてしまうのは、さすがに憚れたので「広域作戦の真っ最中です!」と取り繕っておく。
えーと、西武ドームを基点に関東一円にNOVAを飛ばす予定だった昨夜の作戦ですが、基点担当のパラデスが基点をほったらかして意味不明なとこに行ってたんで中止なりました。そういうことにしておいてください。

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2017/09/06 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Ingress】ぶらりポータルの旅 ZOZOマリンスタジアム編

   ↑  2017/08/31 (木)  カテゴリー: Android
同じ駅の構内とはとても呼べない距離を歩かされる東京駅の京葉線ホーム。
そこから快速に揺られて30分。やっと辿り着くのは駅前で旧タイプのマーくんとリーンちゃんがお出迎えする海浜幕張駅。
東京の西の外れに住むオレにとっては、ちょっとした小旅行の距離だ。
海浜幕張はイベントの街だ。サマーソニック、ニコニコ超会議、レッドブル・エアレース、ももクロ。駅前からスタートする『Ingress』のミッションも、イベント絡みのものがやたらと多い。
これらのイベントミッション、巡るポータルもほぼ丸かぶってるのが笑えるポイントだが、オレが今日目指すのはその手のミッションの多くでゴールポイントに設定されている地だ。
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ZOZOマリンスタジアム(ポータル名は旧名のQVCマリンフィールドになっているが、野球やサッカーのスタジアムはネーミングライツの関係でコロコロ名前を変えるので、申請する時はなるべく正式名を避けたほうがいいぞ)。
贔屓のプロ野球団がこの千葉の海沿いに引っ越して以来、オレの幕張詣ではずっと続いている。
だが今年はオレの足取りはちょっとばかり重い。
千葉ロッテマリーンズは基本的に弱い球団だが、しかし今シーズンの弱さはちょっとばかり度を越している。
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ロッテファンになってもう30ウン年、川崎のまったく客が入らなかった頃を皮切りに、プロ野球記録の18連敗だとか、開幕11連敗だとか、もう色んな弱さを経験しているが、それでもここまでヒドいのはさすがに初めてだ。
非力にも程がある打線に足を引っ張られて投手陣も崩壊。無抵抗、為す術なし、手も足も出ない、そんな形容が似合う試合ばかりを毎日飽きもせず続けている。これに比べればアノマリーの時のレジスタンスなんか、まだマシな方である。
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重い足を引きずりまず向かうのは、球場の隣にあるマリーンズミュージアム。併設されたマリーンズストアは、レプリカユニフォームから文具まで、マリーンズのありとあらゆるグッズを扱う店だ。
そこでオレの目に止まったのは、この中では明らかに浮いているアイドルオタ御用達風のデザインが施されたうちわ。
今やなんでもアイドルになる時代。マリーンズもエイベックスと手を組んで、"ビール売り子アイドル"カンパイガールズというユニットを売り出していたのだ。
本拠地主催試合で3万5千杯のビールを売り上げなければ解散なんて、もはやアイドルでも何でもないミッションを課せられていたこのユニット。
今日は試合後にそのカンパイガールズのミニライブがある。そしてこのうちわを買えば、ライブ後に行われる握手会の参加券がもれなく付いてくる。
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「やる前に負けることを考えるバカがいるかよ!」
そう言ったのは今や娘婿とすらも泥沼の関係に陥った"ガチ裏切り王"アントニオ猪木だが、ここに一人いるわぁ!!(掟破りの闘魂逆ビンタ)、I・G・F!!(返す刀で往復ビンタ)。
3回に2回は負けてる今シーズンのロッテだ。どうせ今日も負けだろう。
だったらその時は、はるばる幕張まで来たのはカンパイガールズのライブ&握手会のためということにして、野球の試合はそのオマケと考えればいい。
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最近のアイドルユニットのお約束で、各メンバーにはそれぞれイメージカラーが設定されている。
RESエージェントであるオレがチョイスするのは当然青の娘だ。
「野球の女神降臨 あおいの全力投球受け止めます」
日常生活では絶対にお目にかかることのないフォントが綴られたうちわを抱え、オレはまず志ん橋のバンダナ寿司弁当を確保するために、内野席のゲートへと向かうのであった。
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「早く終わんねえかな、この前座」
入場から1時間後、マリーンズ打線が楽天のルーキー藤平に手もなくひねられるのを眺めながら、心はもう試合終了後のカンパイガールズミニライブ&握手会に飛んでいた。
マリンスタジアムはホームランが出にくい球場だ。打線の非力っぷりをそうフォローしてみても、楽天のペゲーロが逆風を衝いてボールを軽々スタンドに運ぶさまを見ると、何も言えなくなる。
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恒例の"ちっとも追いつかない程度の反撃"を経てゲームセット。
いつもならゲートが空くまでゆっくりスタンドで余韻に浸るところだが、今日はそうも言ってられない。
最後の打者が凡打を打ち上げるのを見届けて席を立ち、球場脇の特設ステージに直行だ。
いよいよ本日のメインディッシュ、"ビール売り子アイドル"カンパイガールズの登場である。
ステージ最前列に陣取った常連らしき人々と、それを後ろから控えめに取り巻く"せっかくだから観てこう"勢、約50人ほどに囲まれたステージ。
先頭を切ったリーダーの「残念ながら今日は負けてしまいましたが」挨拶に、思わずお笑いウルトラクイズの春一番をデジャブする中、ミニライブは始まり、そして既に22時近い時刻を配慮してか、あっという間に終わった。
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続いては握手会だ。オレも左手にド派手なうちわ(それにしてもコレ、どうやって持って帰ろう?)、右手に参加券を握りしめ列に並ぶ。
ステージ上に並んでにこやかに握手をするメンバーの先頭に立つのは、あの青の娘だ。
「来てくれて……、ありがとう」
向こうから手を差し出す青の娘の目からは、大粒の涙がこぼれ出しているではないか。
「次も…、次も来てくださいね」
鼻をすすりながら感極まった声でそう語りかける青の娘に、オレは心の中で、
「行く行く! 絶対行く! オレんちからここまで2時間半かかるけど、必ず行く!」
と応えていた。
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見ず知らずのおっさんに感極まって涙を流してくれるなんて! こうなったらこっちも遅すぎたドルオタへの道に目覚めざるを得ないだろう。
ああ、しかしカンパイガールズは、はなっから無理目なビール売上ノルマを課せられて、存亡の危機に立たされているのであった。
買う買う! ビール買う! オレ飲めないけど次来たときはビール10杯くらい買う!
マリーンズの選手たちも、もう野球なんてやらなくていいから、カンパイガールズからビール買え!
特にペーニャとパラデスは2人で500杯くらい飲めそうだろ。バット振らなくていいからビール飲め!
球団も、残りのペナントレース辞退して構わないから、空いた日程を全部カンパイガールズのライブで埋めろ。観客1人あたりビールノルマ10杯!
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青の娘の潤んだ瞳を目に焼き付けながら、カンパイガールズとのちょっと遅かった出会いを悔やみつつ、オレは帰路についた。
東京駅で乗り換えた中央線の中で開いたツイッターには、青の娘の「コンタクトが不調で目が痛かった」ツイートが踊っていて思い切りオチをつけてくれてたが、でもそんなの関係ねえ!
ビバ・カンパイガールズ! オレは2017カンパイガールズの存続をロッテ球団とエイベックスに強く訴える所存です!


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2017/08/31 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
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